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気まぐれブログ
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- 2025.12.28
- コラム
- 根管治療後の歯に最適な土台(コア)は何? メタルコアVSファイバーポストコア
患者様から、「根管治療後の入れる土台は何がいいですか。先生の見解を教えて下さい。」と質問を受けることが時々あります。
何かご参考になればと思い、このブログに書き記すことにしました。
根管治療後に入れる差し歯の土台(心棒)の種類は、主に2つあります。
金属の土台(メタルコア)とファイバーポストコアです。
昔は、金属のメタルコアが主流でしたが、20数年前にグラスファイバーの心棒に樹脂(レジン)を固めたファイバーポストコアが登場しました。
それは、樹脂(レジン)の強度が歯の象牙質硬さと近いところまで再現出来るようになったことと、歯と土台を接着する接着操作の向上がファイバーポストコアの臨床応用が多くなった原因です。
金属の土台(メタルダウエルコア)は、硬すぎて根管治療後の歯質が薄いとくさび状効果で歯根破折を起こす危険性があります。
しかし、ファイバーポストコアは歯の象牙質と同じくらいの硬さで、想定外の力が歯にかかったときも樹脂(レジン)部分が折れたり、することが多く、歯根破折のリスクを減らすことができます。
ファイバーポストコアが割れても、歯根が割れなければ、再度その歯を使うことができることが最大の利点です。
保険診療でもこのファイバーポストコアを入れることが可能です。
当院の治療では、保険治療でも自由診療でもファイバーポストコアが第一選択です。
しかし、最大の欠点は、再根管治療(根管治療のやり直し)が大変なことです。
具体的に説明すると、ファイバーポストを入れてかぶせ物をした歯の根の先に膿がたまって、そのファイバーポストを削りとらなければならない場合などです。
マイクロスコープ(顕微鏡)を視ながら、処置しないとファイバーポストの除去は難しいのです。
根管内の歯質を余計に削ってしまったり、除去の方向を見失って違うところに穴を開けてしまったりするリスクがあります。
当院は、マイクロスコープを用いたりCT撮影を行いその画像を参考に、削合方向を見誤らないように慎重にファイバーポストコアの除去を行います。
安易に保険治療でファイバーポストコアを使うことが難しいという理由はそこにあるのです。
また当院での、保険治療のファイバーポストコアと自由診療のファイバーポストコアの違いが何かというと、使用レジン材料の違いもありますが、
もっとも大きな違いは、歯とコアの接着方法です。
自由診療では、時間と手間を掛けて丁寧で確実な接着方法を選択し実践します。
その理由は確実な接着で、根管内の細菌侵入を防ぐことができるからです。
①確実な根管治療と②確実は接着操作で処置されたファイバーポストコアと③良好な適合の被せ物(補綴処置)、この3つが根管治療された歯を長持ちさせる大きな要因と考えています。
確実な歯科治療を行うには手間暇が掛かります。
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