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保険のCAD/CAM冠は、オールセラミック治療の簡易版

コラム

2022/09/24

保険治療のCAD/CAM冠は、ほぼオールセラミック治療とほぼ同じ歯の削り方をし、ほぼ同じ量の歯を削ります。

また、歯に引っ付ける接着剤もレジンセメントという接着剤を使うのでほぼ同じです。

大きく違うのは、被せ物の材料の物性の違いです。

保険のCAD/CAM冠は、強化樹脂でオールセラミックはその名の通りセラミックです。

強化樹脂といっても要はプラスティックなので、すり減ったり、割れたり、歪んだりする可能性は否定できない。

そのため、必ず決められた量の歯質を削り、被せ物の物性を保つ為の厚みを確保する必要がある。

また、臼歯部で使用する金属冠とCAD/CAM冠の比較を上げてみます。

歯を削る量からいうと、金属冠の方がCAD/CAM冠よいも多少は歯を削る量が少ない。

金属冠の臼歯部歯質削除量は、噛み合わせが約1.0mm,側面の周囲は約0.5mm歯を削り、金属の厚みを確保できれば、金属冠の物性に問題はない。

金属冠のメリットは、歯質の削除量はCAD/CAM冠よりは若干少なくできる。また、物性が高いので、外れたり、壊れたりするリスクは低くなる。

デメリットは、金属の歯では審美的に問題が起こることや、金属アレルギー(特に保険治療の銀歯)のリスクは回避できない。

CAD/CAM冠は、金属冠より多少は歯の削除量が多いが、白い歯には出来る。しかし、物性があまり高くないので削れたり、割れたり、外れたりするリスクがある。

保険治療の場合には患者様の噛み合わせの状態や歯ぎしりやくいしばりがあるかないかで、CAD/CAM冠が適用かそうでないかを提案します。

白い歯に出来るからといって安易にCAD/CAM冠を選択してしまうと、治療後のトラブルにもなりかねないので、注意が必要です。

下記は、CAD/CAM冠のための歯質の形成量と形成方法を記載


















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