歯髄(歯の神経)保存

神経(歯髄)の近くまで進行した深い虫歯があります。

はたして神経(歯髄)は残せるのでしょうか?

3MIXを使えば残せるのでしょうか? 

MTAセメントを使えばのこせるのでしょうか?

 

特殊な材料を使ったから、特殊な方法を用いたから神経は残せるのです。

という考えは、誤解を招くのです。

歯の神経(歯髄)を残せるかどうかというのは、虫歯で症状がどのくらい進んでいるのかを審査・診断する必要があります。

自発痛があるのかないのか?

自発痛あっても間歇的なのか、持続的なのか?

温度刺激で、冷たいもの、熱いもの、がしみるかどうか?

電気刺激の反応はどうか?

歯をコンコンとたたいたときに響くかどうか?

レントゲン上で歯髄まで虫歯が達しているかどうか?

虫歯を除去し仮詰めして痛みがなくなるかどうか?

など総合的に判断して歯の神経(歯髄)を残すことができるか、できないかを決めます。

 

また神経を残せたとしても定期的に神経が生きているかどうかをチェックする必要があります。

神経を残す処置をして最初は冷たい物がしみていたのにいつの間にかしみなくなったら神経が死んでいたということも

しばしばあります。

歯髄を保存する治療は、保存する処置をしたから100%成功するというのではなく

処置後の歯髄の回復力に全てをゆだねているといっても過言ではありません。