知ってました?保険治療で、第一大臼歯に白い被せ物ができることを

意外と患者様には知られてないのかもしれません。

保険治療でも、第一大臼歯を白い被せ物ができるのです。

ただし、条件があります。

①下顎の第一大臼歯に限られます。

②上下顎両側の第二大臼歯が4本全て残っており、左右の噛み合わせがしっかりとしている。

③過剰な噛み合わせの力が白い被せ物に加わらない。

 

この3つの条件を全て満たしたものに限って保険治療で下の第一大臼歯の白い被せ物が認められています。

 

この白い被せ物は、CAD/CAM冠と呼ばれ、歯の形をプログラミングされたコンピューターと繋がった機械が

強化プラスチック(硬質レジン)のブロックを削りだして歯の形の被せ物をつくるのです。

 

上下の小臼歯は、もうすでにこのCAD/CAM冠で白い被せ物を保険治療で出来るのですが、

2017年12月から、上記の3条件で第一大臼歯もできるようになったのです。

 

ただ、私の経験上、第一大臼歯のCAD/CAM冠は適応症が非常に限られてくると思います。

保険治療でのCAD/CAM冠は硬質レジンといわれる強化プラスチックなので噛み合わせの部分がすり減ってくる

ということと、割れる可能性があります。

また、日常的にくいしばりや歯ぎしりのある患者様が結構多いので、無意識に過剰な噛み合わせの力が被せ物にかかることが多いのです。

なので、かなり慎重に適応症か検討しないと後々、不具合がでることがあります。

奥歯の一番力の掛かる場所(第一大臼歯)に硬いといえどもプラスチックが材料の被せ物なので、

仕方がないのかもしれません。

自費診療にはなりますが、材料面でやはり金合金やセラミックが一番実績があり安心して使えます。

 

 

 

 

歯根が大きく割れている歯は治らない

上のレントゲン写真の右から数えて2番目の歯(左側第二小臼歯)の歯の左側面に大きな黒い像が見えます。

このようなケースは、まず歯根の破折が疑われます。

実際に抜歯すると歯根に縦のヒビが入っておりました。

(歯根をメチレンブルーという特殊な液で染めています。)

このような場合、マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を使おうが、ラバーダム防湿をしようが、

根管治療では治りません。

歯根端切除の外科処置をしようと思うと、歯が割れている部分を全部取るので歯の根がなくなってしまい

これも無理です。

なのでこのケースは、抜歯しか方法がありません。

根管治療で難しいのは、実際に治るのかどうか、歯が割れて抜歯になるのかという診断が最も重要なのです。

しかし、マイクロスコープ、歯科用コーンビームCTなどで検査することも重要ですが、

実際にはこまかい歯のヒビがわからないものもあります。

ですので、総合的に判断して診断をくだすしか方法がないのが難しいところなのです。

 

 

 

最近の子供の歯並び、咬み合わせは問題あり?

6月の時期は、歯科検診をされる学校が多くなります。

昨日は、当院が毎年依頼を受けている学校の歯科検診に行って参りました。

最近の傾向として、子供の虫歯の数は少なくなっていく傾向にあります。

しかし、虫歯のある子は、一本だけというより、多数歯にわたって虫歯がある子も多いのです。

一つは、食事、間食、歯磨きを含めた生活環境に原因があるのではないかと思います。

また、歯並び、咬み合わせ、顎の骨格的に問題のある子供も多いのが現状です。

顎の骨格の発育が悪いと当然、歯並びは悪くなります。

また、上下の顎の大きさのバランスが悪いと出っ歯になったり、受け口になる傾向も見受けられます。

指吸いや口呼吸などの悪習癖も噛み合わせや歯ならびを悪くする原因の一つです。

最近の子供さんは、顎の発育が小さいので歯並びや噛み合わせにどうしても影響してきます。

また、顎関節に問題のある子供さんも増えているように思います。

噛み合わせに問題があると顎関節にも負担が掛かってしまいます。

多くの子供さんに歯科矯正が必要な時代がきています。

 

虫歯がないのに歯が痛い!原因がわからない!

皆さんは、このような経験はないでしょうか?

歯医者で虫歯がないと言われたのに、

「歯がズキズキ痛い、硬い物を食べると痛む。」

一つの可能性として、「歯がひび割れしている。

破折している。」

そのようなケースがよくあります。

写真は、上顎大臼歯に破折線が入っています。

それが原因で痛みがとれず歯の神経を取ったケースです。

また破折線がどのあたりまで入っているか、破折線に隣接している骨がどこまでなくなっているかに

よっても歯の保存ができるかどうか決まってきます。

また、破折線の影響で歯の神経が死んでしまい、歯の根の先が膿んでくるケースもよくあります。

写真のようにはっきりと破折線とわかる場合は、歯の痛みの原因はわかるのですが、

破折線ははっきりとはわからないがその可能性が疑われるケースもあります。

全ての破折がわかるわけではありませんが、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯を観察し歯の破折部を見つけることは、非常に有用性のある検査の一つであると考えます。

しかし、一つの検査だけに頼らず、レントゲンや歯周ポケットの検査や噛み合わせの検査、歯の生死の検査など

多くの検査項目や患者様の歯の症状から総合的に判断して歯の痛みの原因を探るのがベストな方法であると私は考えております。

 

はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

歯科治療はヒューマンエラーとの闘い

歯科治療って難しいですよね。

私は、つくづく思います。

歯科治療は、人の手によって行われるものなので、その人為的なエラーをいかに少なくするか。

そこに歯の寿命は、大きく関係してくるのです。

口の中の環境は、非常に過酷な条件にさらされています。

唾液で、いつも湿っているし、食べ物も食べらければいけません。

虫歯菌や歯周病菌などの細菌もいます。

上下の歯は、咬むと力がかかりそれが歯のストレスや破折の原因になることもあります。

くいしばりや歯ぎしりなどの過剰な力が顎関節や歯や骨や筋肉に掛かりストレスになります。

 

歯科治療は、いかに精度を上げ、ヒューマンエラーを最小限にするかが大切なのです。

それには、顕微鏡などで歯を拡大して治療するのはもちろんのこと、細かい治療手順の確認、

その都度、その都度のチェックがもっとも重要です。

一般的な建築や、ものづくりも同じだと思います。

なので歯科治療は本来、安易に短時間、短期間でできるものではないのです。

患者様自身の将来のことを見据えた歯科治療を望まれるのであれば、

私は喜んでお手伝いさせて頂きます。

 

 

実は、ファイバーポストコアは怖い

歯の根の治療をした後に「今日は、歯の土台を立てます」「土台の型取りをします」と言われた経験はないでしょうか?

土台とは、歯の中に入れる心棒のことです。

この土台の上に最終の被せ物が入るわけです。

 

土台は、昔は、金属で作られていたのですが、近年は樹脂で作られることが多くなってきました。

何故かといいますと、金属は、歯より硬いので、咬む力で歯に楔状の力が働き、それが歯を割る力になるのです。

なので、最近は歯と同じぐらいの硬さの樹脂で作られることが多くなってきました。

歯を割る力をできるだけ軽減するためです。

その樹脂の土台は、グラスファイバーの心棒の周りを樹脂で固めて作られます。

私は、このファイバーポストコアを自由診療でも保険治療でもよく使うのですが、難点があります。

それは、もし、歯の根の治療を再度行わなければいけなくなると、その土台を除去しなければなりません。

その除去が非常に難しいのです。

どこまでが歯なのか、樹脂なのかが非常にわかりにくいのです。

下手をすると歯に穴があく危険性もあります。

しかし、幸いなことに私はマイクロスコープを使った治療に慣れておりますので、慎重に治療すれば、ファイバーポストコア

を除去することができます。

ファイバーポストコアを安全に除去するには、マイクロスコープを使って慎重に治療することが、重要なのです。

 

 

 

 

歯はできるだけ削らない方がいいの?

時々、患者様から言われます。

「歯をできるだけ削らないで治療してください。」

できるだけ無駄に歯を削らないということには賛成なのですが、なんでもかんでも歯を削らずに治療するというのは

違うと思います。

虫歯を除去するために必要最小限に削るというのは正しいと思います。

無駄な歯の削合はしないということです。

しかしその場合、虫歯を除去した部位をレジンと呼ばれる樹脂(プラスチック)や金属、セラミックなどで修復することになります。

上記の人工材料で修復するには、材料の厚みを確保しないとすぐに割れたり、変形して取れたりしてしまいます。

そのため、材料の厚みを確保するために必要な歯の削合はしなけばなりません。

ようは、「材料修復の厚みために必要な歯の削合はしなけばいけません。」

そうしないと、せっかく治療をしても、修復物がもたずに再治療になる可能性が高くなります。

口の中は想像を絶するほど過酷な環境なのですから。

近年、「歯はできるだけ削らないのがいい治療」、「歯をできるだけ残すのがいい治療」

というキャッチフレーズが世の中に浸透してしまい。

歯科治療の本質とは何なのか、ということが置き去りにされているように思えます。

私が考える歯科治療の本質とは、できるだけ再治療のリスクを減らし、患者様自身で日々の口腔清掃しやすい環境を

作り上げることが私の仕事ではないかと考えています。

 

 

大阪府守口市大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL  (06)-6992-4550

とにかく保険治療は難しい

歯科の保険治療は、いかに短時間で、無駄なく、そこそこ良い治療に仕上げるか。

それが一番の課題だと私は考えています。

しかし、「そこそこ良い治療」というのは一体何なのか?

という話です。

私が思うに、レントゲン的にも、実際に治療部位を見てもほぼ問題なく、患者様自身でホームケアーできる状態にすることが

目標なのではないかと考えています。

とにかくどの治療も最低限の時間は掛かります。

さらに、患者様への治療前の説明や治療後の説明時間を加算すると、30分ぐらいは掛かってしまいます。

よく患者様が「先生の歯科医院は、予約が取りにくいよね~(笑)」と仰ります。

私は、いつも患者様にすみませんと謝るのですが・・・・

しかし、治療のクオリティーをある程度保たなければ、処置した歯は健康を保つことができないので、

1日に決まった数の患者様しか診察することができないのです。

(もちろん、急患対応はさせて頂いております。)

私の考えとしては、精密な自費治療のポイントを抑えた簡易版治療が保険治療だと思います。

もちろん、簡易版治療である保険治療では、対応できない歯科治療も多いにあるのは事実です。

 

 

 

歯医者のネット予約

最近は、便利になりました。

歯医者予約がネットでできる歯科医院も増えてきました。

明日どうしても治療を受けたい場合、患者さんの多い歯科医院は、予約がいっぱいなのが普通ですよね。

たまたまキャンセルがでたとしても、キャンセルのあった時間枠は決まっていますよね。

なので当院は、ネット予約をやめました。

なぜなら、ネットから申し込んで頂いてもアポイントが一週間以上先になってしまうからです。

患者様にご迷惑が掛かりますし、

無理やりアポイントを入れたとしても応急処置だけの数分診療になってしまいます。

それに、ネット予約の返信にタイムラグが生じると、もし緊急処置が必要な場合に適切な処置ができなくなってしまいます。

なので、当院はTEL予約が一番と考えています。

緊急処置が必要である患者様なら、

当院がアポイント調整した時間に処置できますし、じっくりとお話しをしてから治療してほしい患者様は、少し先にはなりますが、アポイントを確実にとることができます。

どんどん便利な世の中になって来ていますが、ちょっとしたボタンの掛け違いで、患者様との関係がうまくいかなくなるのは避けたいですね。

 

 

歯医者がする歯医者選び

先日、私の歯の詰め物がとれました。

ふと、思ったのですが、私は誰に歯科治療してもらったらいいんだろうか?

本当は、自分で自分の治療をしたいのですが・・・

さすがにできませんよね(笑)

歯医者である私が、歯医者選びをする基準は何だろうか?

そう考えたとき、歯医者選びをしている患者様の参考になるのではないかと思いました。

私が、自分の歯科治療をしてもらいたい歯医者選びで何を見るかというと、

歯医者さんの歯科治療に対する姿勢、こだわりがあるかどうかです。

歯科治療は、所詮は、人がする治療なので、いかにヒューマンエラーを小さくするか

ということが一番なのです。

自費治療であれ保険治療であれ、精密治療へのこだわり、姿勢が大切なのです。

 

それから、その先生が信頼できる歯医者さんなのかどうかでしょう。

治療の疑問点や不安に思ったことに対して明確に答えてくれる。

また、治療結果を隠さずに見せてくれるというのも大切だと思います。

 

あとは、歯科治療の痛みに対して対処してくれる、気づかってくれる歯医者さんでしょうね。

 

歯医者である私は、上記の条件で、自分の歯を治療してもらう歯医者選びをします。

 

皆さまが考える歯医者選びと比べて違いはありましたか?

 

何か参考になれば、幸いです。

 

 

守口市 はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

守口市 はやし歯科医院に幸福の花が開いた!!

皆さま、写真の木の花を見たことがあるでしょうか?

はやし歯科医院開業7年目になりますが、初めてこの木の花が咲きました。

調べてみると、「幸福の木」だそうです。

朝昼はしぼんでいるのですが、夜になると白い花が開きます。

 

私が院長に就任するのと同時に幸運の木の花が初めて咲いたので、私にとっては非常に縁起がいいです。

はやし歯科の従業員、患者様にも幸福が訪れるように願っています。

 

 

はやし歯科医院 院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

2017年 4月から、守口市 はやし歯科医院は新体制でスタートします。

2017年4月より、守口市 はやし歯科医院 は、私(林 邦彦)が院長としてスタートします。

これからも、多くの患者様の歯を守るために日々努力をして参ります。

当院では、保険診療でも自由診療でも患者様ごの希望の治療方法で治療を行っております。

自由診療だけでなく保険診療も治療精度を重視し、今後虫歯になりにくい、再治療しなくてもいい治療を心がけています。

また、治療精度と同じくらい重要なのは、治療後のメンテナンス(定期検診)です。

虫歯や歯周病が進行していないかをチェックし、咬み合わせの調整、歯のお掃除、ブラッシング指導、フッ素塗布などの歯の予防処置が重要です。

この点も今まで以上に力を入れて、歯科衛生士を始めとしてスタッフ一同、皆さまの歯の健康をサポートさせて頂きます。

何かご相談がございましたらTEL又はメールにてお問い合わせ下さい。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

はやし歯科医院

TEL:  06-6992-4550

E-mail:  hayashi.dental.clinic@gmail.com

 

林 邦彦

 

 

 

 

 

 

虫歯になりにくい被せ物って何でしょうか?

「セラミックや自費の被せ物にすれば、虫歯になりにくいのですか」と患者様から質問されることが多々あります。

皆さまも、費用を掛ければ虫歯になりにくいような気がするのではないでしょうか?

私の見解を申し上げると答えは「NO!!」です。

なぜでしょうか?

セラミックなどの材質は確かにツルツルして汚れは付きにくいのは確かです。(材質的は最高です。)

しかし、それだけではダメなのです。

一番大切なのは、被せ物と削った歯の境(つなぎ目)いかにピタッと適合しているか?ということがポイントになります。

要は、精密さです!!

セラミックの被せ物を入れても削った歯とのつなぎ目がうまく合っていないと簡単に虫歯になります。

逆を言うと保険治療の被せ物でもつなぎ目が上手く合っていれば虫歯になりにくいのです。

しかし保険治療では、治療時間が十分取れないので妥協し必要最小限の精密さを与えるという治療になります。

当院では、この原則を守れば簡単には悪くはなりません。

(定期検診やメンテナンスを十分しての話です。)

では、セラミック治療やその他の自費治療は、保険治療とは何が違うのでしょうか?

それは、患者様に、十分な治療時間を費やすことができるので、精密さを追求することができるのと虫歯になりにくい清掃しやすい被せ物の形に修正することができるのです。

そこで重要なのが、被せ物を入れる前の削った歯の形なのです。

上の写真は、歯を削った型取り前の写真ですが、歯肉からの出血が全くありません。

削った歯の型取りをする前にいかに綺麗な歯肉に仕上げておくかということが、最大のポイントになります。

綺麗な型取りができて初めて高精度な被せ物をつくることができるのです。

当院の審美歯科のこだわりは、ここにあります。

それともう一つ大切なのは、私と上手な歯科技工士(セラミスト)が心の通じ合う仕事が出来る事なのです。

 

 

 

 

 

歯の根の治療(根管治療)の際に、金属の異物を除去する方法

皆さま、この器具は何だかお分かりになりますか?

これは根管治療の際に、歯の中に折れた金属があれば、それを撤去する器具なのです。

銀色の細い棒の先から細いワイヤーの輪っかが出て来て、折れた金属に引っ掛けるんです。

わかりやすく言うと、カーボーイが馬に乗って縄の輪っかをふり回して牛を捕まえるイメージです。

折れた金属が歯の中にあっても、それ自体は悪さはしないので大きな問題はありません。

ただ、折れた金属をとらないとその下の根の先の病気まで届かないことが時々あります。

この器具は、そのような時に折れた金属を取る強い味方なのです。

2枚目の写真は、折れた金属を輪投げのように取ったところです。

もちろんこの治療をするには、マイクロスコープ(顕微鏡)を使っての治療が必須になります。

 

 

周りの歯と調和した自然なオールセラミックを入れるには!

今日は審美歯科の主役、オールセラミックについてお話しします。
オールセラミックは、前歯などの特に審美性の要求されるところでよく使われます。
しかし、オールセラミックを入れれば何でもかんでも綺麗な前歯になるわけではないのです。
重要なのは写真でもわかるように、一番表面の見える部分のセラミックの厚みなのです。
最低1.5ミリはないと、自然な色が出せないのです。
技工士さんが、いろんな色の種類のセラミックを盛り合わせて患者様の歯の色に合ったオールセラミックを作り上げていきます。
厚みがすくないと、色を調整するスペースが少ないので、自然な色をつくる作業が難しくなるということになります。
なので、私は、常に、自分の削った歯の量をチェックし、セラミック厚みをコントロールしといます。
それが唯一できるのが、仮歯なのです。
なので歯を削る量のコントロールと、仮歯の調整の良し悪しが審美歯科歯科の良し悪しを決めると言っても過言ではないのです。

根管治療はこんなにも難しい! 原因は、大臼歯の根管(歯の根の中)の複雑さ

歯を残す根管治療

この写真、何かわかりますか?(笑)

実は、皆さまの口の中にある上顎の大臼歯の写真です。

赤い部分は歯の神経で、5本あるのがお分かりいただけると思います。

それに対して歯の根は、写真の三脚立てのように3本あります。

歯の根が3本だから、神経が3本あるとは限らないのです。

根管治療(歯の根の治療)が難しい理由はここにあります。

しかも、歯の根の神経は、まっすぐではなく、曲がっていたり、網目状になっていたり、とにかく素直ではないのです。

全ての歯の神経を取りきるということは、ある意味不可能なのです。

なので、歯の神経はできる限り取り除き、歯の根の中を細菌に感染させないといことが、一番大切なのです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を用いたとしても、全てが視えるわけではないので無理なものは無理なのです。

でも可能な限り視ながら神経を除去するということに意義があります。

また、洗浄剤、消毒剤、最終に詰める薬をどのタイミングで、どのように使うのかもポイントになるのです。

根管治療がいかに難しいかということが、この複雑な歯の根の神経からおわかりいただけるかと思います。

守口市 はやし歯科医院はこの難しい根管治療に力を入れております。

 

 

 

 

 

 


患者様の気持ちが少しでも和むように・・・

当院では、患者様の気持ちが少しでも和んで頂けるように、

定期的に胡蝶蘭を玄関に飾っております。

今回の胡蝶蘭は色が特に綺麗でした。

これからも患者様を少しでも気持ちよくお迎えできるように、日々努力してまいります。

 

患者様と信頼関係を結べる歯科治療が本当にいい治療だと私は思います。

神経を取った歯が変色した。 白くできるのでしょうか?

今日は変色歯のお話です。

「昔に神経を取った歯が変色してきた。前歯を打ってから黒く変色してきた。」と仰る患者様が時々いらっしゃいます。

取り残した歯の神経組織が変性したり、歯の歯髄内(歯の神経が入っている部屋)での出血が死んだ神経組織が化学変化を起こして黒く変色したりします。

一番簡単は方法は、歯の内部に薬(ホワイトニング剤)を入れ、徐々に歯を白くしていく方法です。

1回~数回で十分白くなります。

これは、ウォーキングブリーチという方法です。

しかし、この方法ですべての変色歯に対応できるわけではありません。

変色の原因によって治療方法は違ってきます。

変色歯でお困りの患者様は、是非ご相談ください。

(最初の写真で向かって右側の歯が黒く変色していますが、ウォーキングブリーチ法で白くなりました。)

 

 

オールセラミックとファイバーポストコア

前回と前々回に、オールセラミックとファイバーポストコアについてお話ししましたが、

この2つは、セットで考えて頂きたいのです。

オールセラミックは、光を通したり反射したり、光の遊びがあるので天然歯に似せることができると説明しましたが、

ファイバーポストコアも光の遊びがあるのです。

差し歯の土台となるコア(心棒)が、金属(メタル)だとそこで光が吸収してしまいオールセラミックが暗く(黒っぽく)見えてしまいます。

この欠点をファイバーポストコアは改善してくれます。

メタルセラミックの場合は、すでに内面に金属が使われていますので、ファイバーポストコアを使おうと金属(メタル)のコアを使おうが

色合いには関係ないです。

ただ、メタルセラミックの歯頚部付近(歯肉の近くの部分)には金属を使わないように、セラミックだけで仕上げたものは、

ファイバーポストコアを使った方が、歯頚部付近は明るくなります。

 

結局、審美性を重視すると、オールセラミックとファイバーポストコアの組み合わが一番いいのです。

 

 

オールセラミックとメタルセラミックの違い

今日は、セラミックの被せ物のお話をします。

皆さんは、セラミックの被せ物には2種類あるのをご存じでしょうか?

一つはメタルセラミック(通称、メタルボンドとも言われる)、もう一つはオールセラミックです。

メタルセラミックはその名の通りで、中に金属が入っています。(上の写真で左側)

オールセラミックもその名の通りで、セラミックだけで作られています。(上の写真で右側)

皆さんは、上の写真をみてどちらのセラミックの方がきれいだと思われますか?

私は、両方とも審美的だと思いますが、より審美的で天然歯に近いのは右側のオールセラミックだと思います。

オールセラミックは天然歯と同じように、光が通過したり、反射したりするので、よりリアルな天然歯に似せることができるのです。

でも問題なのは、それができる上手な歯科技工士さん(セラミスト)が作ってくれるかどうかなのです。

当院では、私と十数年一緒に仕事をしている歯科技工士さん(セラミスト)が、オールセラミックとその周りの天然歯を調和させるために、患者様の歯の色を見に来てくれます。

もし、出来上がり1回目で患者様がセラミックの色や形に納得されなけば、納得されるまで何度でもやり直しをします。

これが、審美歯科を追求する当院のこだわりなのです。

 

大阪府 守口市 大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL (06)-6992-4550

 

 

 

 

差し歯の土台には、何がいいの?(ファイバーポストコアとメタルコアの違い)

今回は、差し歯の土台(心棒)の材質について考えてみましょう。

昔は、金属の土台(メタルコア)を使っていましたが、歯質の薄歯に使うと金属の土台が楔効果になって歯が割れたという経験をしたことがよくありました。

しかし、今ではグラスファイバーの心棒の周りを樹脂を固めたファイバーポストコアというものがあります。

ファイバーポストコア(上の最初の写真)は、歯の象牙質と同じくらいの硬さで、想定外の力が歯にかかったときもファイバーポストコアが折れたり、することが多く、歯の破折のリスクを減らすことができます。

歯が割れなければ、再度その歯を使うことができることが利点です。

メタルコア(上の2番目の写真)にしてもファイバーポストコアにしても、フェルール(上の3番目の写真で、歯肉の上の見えている歯質の部分)が1.5mmの高さは欲しいのですが、それはまた別の機会にお話しします。

 

保険診療でもこのファイバーポストコアができます。

私は、よく使いますが・・・・・ 実は、やり直しの治療(再治療)が大変なのです。

例えば、ファイバーポストを入れてかぶせ物をした歯の根の先に膿がたまって、そのファイバーポストを削りとらなければならない場合などです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を視ながら、処置しないとファイバーポストの除去は難しいのです。

 

なので、当院のようにマイクロスコープを使いこなす歯科医院でないと保険治療でファイバーポストコアをよく使うことができないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

顕微鏡(マイクロスコープ)を使った精密歯科治療と歯の寿命の関係

歯科治療では、口腔内の歯や歯肉という非常に小さな組織を扱わなければなりません。

その小さな歯の虫歯をさらに最小限の範囲で削り、詰め物をしたり被せ物をしたりするのです。

その最小限の大きさの詰め物や被せ物は、精密な精度でピタッと歯に合わないと、歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。

虫歯の原因となるミュータンス菌の大きさは0.5㎛~10㎛と言われています。

精度の悪い詰め物の隙間など簡単にすり抜けてしまいます。

精度の良い歯科治療を求めるには、顕微鏡(マイクロスコープ)を使って高倍率で治療を行うことが重要なのです。

また、歯の根の治療(根管治療)も顕微鏡を用いて歯を拡大して

行わないと、歯の根の神経を見逃てしまいます。

歯科治療をいかに精密に行うことが、治療された歯の寿命を延ばすことに繋がっていきます。

 

守口市 はやし歯科医院ではマイクロスコープ(顕微鏡)を用いて、患者様に精密な歯科治療を提供できるように日々努力しています。

上顎第一大臼歯の根管治療

上顎第一大臼歯の根管(歯の根の入り口の穴)は多くの場合4つ有ることが多いのです。

一昔前までは、歯の根が3つあるので根管の穴は3つあると言われていました。

しかし、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)が使われだした約20年ぐらい前から根管は4つある歯が多いというデータが多い。

また若年者は根管の数が太く、多いが、歳をとるとともに根管も細くなり、もともとが細かった根管は閉鎖されて3根管になるケースも多くなってきます。

若年者の場合は、5根管、場合によっては6根管あるケースを私は経験しています。

 

根管の見落としによる再治療のケースをなくすためにもしっかりと根管を見つけることが大切なのです。

たとえマイクロスコープを使わなくても、口腔内カメラを使用することでその確認を行うことが十分にできます。

根管治療の成功率を上げるためには、しっかりと根管を見て確認という作業が必要なのです。

 

下記に当院で患者様説明用に使っている口腔内カメラで撮影した右上上顎第一大臼歯の再根管治療

(歯の根に膿がたまっていたため治療)の写真です。

①治療前にゴールドの被せ物が被っていた。

②被せ物を外した直後の状態、かなり汚れていて根管が3つしか確認できません。

③4つの根管を見つけて綺麗にしたあとの写真

 

口腔ケアーと喫煙と歯周病の関係

先日、私がある営業マンとお会いしたときの話です。

一流企業でハンサム、身なりも清潔感のある紳士的な方が私の接客を担当されました。

非常に人当たりや感じは良かったのですが、過度に喫煙される方の独特な口臭と歯周病の独特な腐敗臭があまりにも気になり商談を進める気分にはなりませんでした。

私のような経験をされた方は、結構多いのではないでしょうか。

 

営業マンになんら悪気がないのは十分承知しておりますが、タバコを吸う人と吸わないでは明らかにタバコの臭いを感じる嗅覚が違うのです。(非喫煙者の方が敏感です。)

また、歯周病の独特な臭いも本人はわからなくても他人は気づいているということが多々あります。

 

喫煙は、体の毛細血管を収縮させる(血流が悪くなる)作用があり、口腔内の歯肉や粘膜にもその影響が

及びます。健康なピンクの歯肉が喫煙によって毛細血管の血流が悪くなり紫色になるのもこのせいです。

毛細血管の血流が悪くなると歯周病菌が悪さをしても、それと戦ってくれる白血球の運びが悪くなり、歯周病が進みやすいのです。また組織の歯周組織の再生にも悪影響を及ぼします。

 

営業成績を確実にあげ、お客様から好印象を得たいのなら、口臭エチケット、口腔ケア―が大切な要因の一つ

であることに間違いありません。

企業も口腔ケア―の大切さが営業成績に影響を与えるということに早く気付いて頂きたいと切に願っております。

 

 

 

日本歯内療法学会専門医

日本歯内療法学会という根管治療を追求し勉強する学会が認定する

専門医の資格を所有しております。

根管治療5症例を提出しその適正審査と、症例に対して審査管からの口頭試問を受けます。

そして根管治療全般から出題される筆記試験に合格してはじめて

日本歯内療法学会専門医として認められます。

「できるだけ歯を残す(保存する)」という当院のコンセプトを

貫くためにも必要な根管治療の専門医資格です。

これからも当院にお越しになる患者様の「歯を守る」ために

日々努力していきます。

 

 

 

日本歯内療法学会  http://www.jea.gr.jp/ippan/

 

 

美しい横顔の基準、E-ライン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横顔の美しさの基準としてE-ラインという線があります。

(エステティックライン、E-PLANE とも呼ばれます。)

鼻先と顎先を直線で結んだ仮想線です。

このラインより上下口唇がやや内側にあれば理想的なラインと呼ばれています。

この基準は白人を基準に作られてるので、私達日本人では難しい面もあります。

欧米人は鼻が高く、顎先が発達して尖っているので、上下口唇がラインの内側に入ってきます。

しかし、日本人の場合は、欧米人ほど鼻も顎先も発達しておらず、この基準をクリアーするには

難しい場合があります。

(もともと欧米人のような骨格の持ち主ならクリアーできます。)

なので日本人の場合はこのE-ライン上に上下口唇くればOKと言われています。

E-ラインの条件をクリアーするためには、歯科矯正して歯を動かし口唇の位置を変えるか、

美容整形で鼻を高くするか、顎先にヒアルロン酸を入れて尖らすか

で調整するしかありません。

しかし、私達が欧米人の美意識の基準に合わせたいという気持ちは、

欧米人へのあこがれといっても言い過ぎではないのかもしれませんね。

 

矯正治療の重要性

歯並びが悪い場合に最も優先的に考える治療は何だと思いますか?

それは歯科矯正治療です。

矯正治療であれば、歯並びを改善するのにほとんど歯を削らなくてよいということが一番のメリットです。

しかし治療期間が数年単位になるということ、また治療装置の装着ということがデメリットとなります。

では、「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」という治療方法はどうでしょうか?

治療期間を矯正治療よりも短縮できることや、装置を付けなくてよいということが最大のメリットです。

しかし最大のデメリットてしては、歯を多く削ったり、場合によっては歯の神経をとらないといけないことも

あります。

患者様のニーズや治療期間、費用などによってどちらを選択されるかということになります。


しかし、単に「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」治療だけでは、審美的にも機能的にも

非常に難しい場合もあります。

そのような場合は部分的にでも矯正治療を行わなければならないことがあります。

矯正治療の診断を治療計画に反映させることが、もっとも重要なのです。

骨格、例えば上顎骨や下顎骨などマクロの面から診断して治療計画を立てることが歯を削って治療する場合にも

必要なのです。



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2015年夏期休暇のお知らせ

8月13日(木)から8月16日(日)は夏期休暇のため休診となります。


8月17日(月)からは通常通り午前9時より診療を開始いたします。

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審美治療で最も重要なのは仮歯

審美歯科治療、特にセラミック修復治療で最も重要なのは、仮歯の調整なのです。

仮歯もただ歯抜けにならないならなんでもよいというのではなく、最終的に入るセラミックの形や噛み合わせを再現した仮歯に仕上げていく作業というのが最も重要なのです。

その手の込んだ仮歯のことをプロビジョナルレストレーションと呼んでいます。

要は、患者さんが望むセラミックの形や歯の長さを再現した仮歯です。

患者さんがこの仮歯の形に納得してはじめて、私はセラミックの型とりができるわけです。

私は全てのプロビジョナルレストレーションはマイクロスコープで調整します。

そうすることで、患者さんが望む審美性の高いセラミックの治療が行えるのです。


下の写真

①(上段左)ープロビジョナルレストレーション

②  (上段右)-プロビジョナルレストレーションで整えた歯肉の形

③  (下段左)-プロビジョナルレストレーションで整えた炎症のない歯肉

④(下段右)ーオールセラミック




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虫歯になりやすい人、なりにくい人

当院で治療を受けに来られる患者様で、歯磨きはさほど悪くないのに虫歯が多数できてしまうという方がよくおられます。

単純に考えると「歯磨きをしていてもブラシが上手く歯に当たっておらず汚れ(歯こう)が残っているために虫歯になる」

と思いがちですが、そう単純なメカニズムではないのです。

 

実は虫歯が起こる要因は、口の中に住んでいる虫歯菌の数(ミュータンス菌やラクトバチラス菌)と歯質(フッ素をどのくらいの頻度使って歯を強くしているのか)、(今までになった虫歯の数や虫歯で抜いた歯はどれくらか)と唾液(口の中を綺麗に洗い流すための唾液量や口の中の歯が溶ける酸性を中性に戻す力はどれくらいか?)食物(飲食回数は一日何回か?間食は?)と歯全体に磨き残されている歯こう(プラ-ク)の量などを総合的に見て虫歯になり易いか、なりにくいかがわかります。

また、虫歯を削って治すべきなのか?経過観察で歯の再石灰化(自己修復)を期待するのか?などの判断材料となります。

 

なので、歯をしっかりと磨いているのに虫歯になりやすい方は、虫歯菌の数や歯質、唾液、食事などで問題がある場合が多いのです。

最近では虫歯予防にフッ素入りの歯磨き粉を使いましょうとよくCMで宣伝しています。

歯質を強くするという意味では確かにそうなのですが、他の問題もバランスよく解決していかないと

虫歯予防の効果は薄れてしまいます。

なんでもそうですがバランスが一番大切なののですね。

 

 

歯周病は生活習慣病

生活習慣病と言えば、肥満や糖尿病を想像される方が多いのではないと思いますが、歯周病もその一つであると言えます。

毎日の歯磨きを怠けたり、喫煙などの生活環境が歯周病の進行に大きく影響します。

また、歯周病が肥満や糖尿病、心血管系疾患(高血圧症や心不全、心筋梗塞、冠動脈疾患など)を悪化させたり、

逆に、糖尿病や喫煙が歯周病を進行させるなど互いに相関関係があることが知られています。

歯周病が全身疾患を引き起こす要因となっているケースは、糖尿病、心血管系疾患、呼吸器疾患、早産、低体重児出産などがあげられます。

一方、全身疾患を改善することで歯周病の改善につながるケースとして「糖尿病の治療」や「禁煙」などで歯周病の改善につながります。

近年、特に歯周病と全身疾患の関連性がクローズアップされています。

歯周病が私達の全身の健康に関係し、歯周病治療がいかに重要であるかということはまぎれもない事実です。



歯髄(歯の神経)保存

神経(歯髄)の近くまで進行した深い虫歯があります。

はたして神経(歯髄)は残せるのでしょうか?

3MIXを使えば残せるのでしょうか? 

MTAセメントを使えばのこせるのでしょうか?

 

特殊な材料を使ったから、特殊な方法を用いたから神経は残せるのです。

という考えは、誤解を招くのです。

歯の神経(歯髄)を残せるかどうかというのは、虫歯で症状がどのくらい進んでいるのかを審査・診断する必要があります。

自発痛があるのかないのか?

自発痛あっても間歇的なのか、持続的なのか?

温度刺激で、冷たいもの、熱いもの、がしみるかどうか?

電気刺激の反応はどうか?

歯をコンコンとたたいたときに響くかどうか?

レントゲン上で歯髄まで虫歯が達しているかどうか?

虫歯を除去し仮詰めして痛みがなくなるかどうか?

など総合的に判断して歯の神経(歯髄)を残すことができるか、できないかを決めます。

 

また神経を残せたとしても定期的に神経が生きているかどうかをチェックする必要があります。

神経を残す処置をして最初は冷たい物がしみていたのにいつの間にかしみなくなったら神経が死んでいたということも

しばしばあります。

歯髄を保存する治療は、保存する処置をしたから100%成功するというのではなく

処置後の歯髄の回復力に全てをゆだねているといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

歯科治療は審査・診断・治療計画が重要

歯科治療で最も重要で難しいのは、患者様のお口の中の状態を

審査・診断してどのように治すか治療計画を立てることなのです。

最終の仕上がりをイメージしてしてから治療を行わないと目標がないのです。

歯の一本一本の形・大きさ・長さ、歯並び、かみ合わせ、歯肉のラインなどの最終形をイメージするものが診断用ワックスアップです。(上記の写真)


この診断用ワックスアップ通りの最終形にするには、矯正治療が必要なのか?

歯を削らなければならないのか?噛み合わせを変える必要があるのか?など

いろいろな歯科の技術の引き出しを総動員して考えなければならないのです。

また、治療後もイメージ通りに治療ができたのか?もっといい方法がなかったのか?など

再度その行った治療計画について検討することも大事なのです。

歯科治療は、人(歯科医師)が行った歯の修復処置です。

なんでもそうですが、新品より修理したものの方が再度壊れる可能性が高いといえます。

歯の治療も修理したものと同じなので、再度壊れないようにチェックや調整、メンテナンスが必要不可欠なのです。





総義歯(そう入れ歯)は究極の審美歯科

セラミックを入れたり、歯を白くしたり、歯科矯正するだけが審美歯科でしょうか?

特に、笑ったときに見える範囲の口元(前歯から小臼歯ぐらいまで)の歯並びを治したり、歯を白くしたり、セラミックを入れたり

というケースは非常に多く、一般的に審美歯科と呼ばれています。

しかし、実はそのベースとなるのは総義歯(総入れ歯)なのです。

総入れ歯は、全く歯がないところに入れるわけですから、基準が必要なのです。

その基準は、上下くちびると歯の見え方の関係や顔とのバランスなど全ての要素が含まれています。

審美歯科のルーツは総義歯(総入れ歯)にあるのです。

私の中では総入れ歯が上手くつくることができないと審美歯科を語ることはできないのです。

ですので、私は総入れ歯も数多く作ります。

近年、インプラントや審美歯科、顕微鏡治療などがクローズアップされがちですが、総義歯(総入れ歯)、部分床義歯(部分入れ歯)、根管治療、歯周治療、虫歯治療などのベーシックな治療こそがもっとも大切だと私は思います。



審美性の高いセラミック治療で大切なこと










「歯とセラミックの色合わせ」がもっとも大切なポイントの一つです。


上記の写真はシェードガイドという歯の色を見るためためによく使う道具です。


歯とセラミックの色合わせで大切な要素は3つあります。

「明度・彩度・色相」という色の3属性です。

明度というのはその名の通り「色の明るさ」です。

上記の白黒写真で左が一番明るく、右に行くほど暗くなります。


彩度というのは、色の濃さ(鮮やかさ)です。

前歯では犬歯が一番色が濃くなります。


色相とは、色の種類です。

赤茶色・・・A系統

赤みのある黄色・・・B系統

グレー・・・C系統

赤みのあるグレー・・・D系統


当院では、セラミック(特に前歯部などの審美性がもっとも重要視される場所)の色合わせでは、

歯科技工士と歯科医師が一緒に患者様の歯の色や形(大きさ、長さなど)を確認し、共通の情報を共有します。

歯の色や形にこだわったセラミック治療を行うには歯科医師と歯科技工士の共通のイメージや認識が

一致していないと上手くいかないのです。




歯を削る医療機器の滅菌













当院では、歯を削る医療機器を20本以上常備し、

患者様一人一人に清潔に滅菌された医療機器を使用しております。

もちろん治療で使う、ミラー・ピンセット・短針などの基本セットも当然滅菌されております。


去年の各新聞社や週刊誌の記事で歯科に不信感をお持ちになっている方も多いかと思います。

当院は患者様に清潔な環境化で安心して歯科治療を受けて頂けるように、日々の努力しております。

はやし歯科医院は、「患者様が安心できる歯科治療の提供」を目指しております。




拡大して歯科治療を行う重要性















上の写真は上顎第一大臼歯の根管治療時の写真です。

マイクロスコープで見た写真ですが、はっきりと歯が破折していることがわかります。

上顎第一大臼歯は 幅 約10.6mm × 11.8mm とその他の歯に比べて大きい歯になりますが、

それでも約1㎝ぐらいの大きさです。

歯という小さな物体の異常をきめ細やかに探るには拡大して見ることが重要だと思います。

ただ拡大して異常を見つけるだけではなく、その問題点を解決することができるかどうかが最重要課題です。

歯科治療はこのようなミクロからの視点とマクロからの視点(顎顔面・顔貌・顎関節・筋肉・歯ならび・噛みあわせ)

の両方をクローズアップすることが重要であると私は考えています。


保険治療でできる白い歯の被せ物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月から先進医療の保険導入としてCAD/CAM冠という白い被せ物が保険治療でできるようになりました。

(歯科医院により取り扱っているところと扱っていないとろがあります。)

当院では取り扱っております。

 

CAD/CAM冠とは被せ物の形をコンピューターで設計し、一つのブロックの塊から被せ物を削りだします。

今までの被せ物は歯科技工士が手で作っていたのですが、機械が作ってしまうのです。

(コンピュ-タ―の入力は歯科技工士が行います)

 

被せ物の素材は、ハイブリッドレジンという強化樹脂です。

強化樹脂のブロックの使えるメーカーも保険治療では限定されています。

また、適応部位は、上下顎の小臼歯と限られています。

かみ合わせが安定している患者様は適応だと思います。

 

 

 


 


歯医者は歯が痛くなったら行くところ?

皆様、「歯医者には歯が痛くなってから行かれますか?」

歯を治療することは「歯痛をとったり、物を噛めるようにしたり」と大変重要なことなのですが、

最も重要なのは、虫歯や歯周病にならないようにするにはどのようにすれば良いか?

治療が終わったあとに再発しないようにするにはどのようにすればよいのか?

ということなのです。

要は「悪くなる前に歯医者に来ていただいて、事前に予防しましょう」ということです。

「歯医者は歯が悪くなったら行くところ」という固定観念を変える必要があります。

早期に問題を発見できれば、被害を最小限にすることができます。

「歯医者は歯を抜くところ」から、「歯医者は歯を残すことろ」に変えたいというのが私の願いです。

歯に大きな問題が無くても、是非お越しください。





インプラント治療の盲点

現在、インプラント治療を実施される歯科医院は、数多くあります。

皆様はインプラント治療を希望される場合に、どのような考えで歯科医院を選ばれるでしょうか?

「痛くない、腫れない」、「他院でインプラント不可能と言われた難しいケースができる」、「とにかく費用が安い」「多くの実績がある」など、いろいろな選び方があります。

 

しかし、インプラント治療には意外な盲点があります。

各々歯科医院で扱っているインプラントメーカーには、いろいろ種類があり、歯科医院のよって扱っているメーカーが違うことが多いのです。

ある歯科医院でインプラント治療を受けて、何かの事情で他院でインプラントのメンテナンスやクリーニングをする場合は、使用されたインプラントメーカーを把握していないと、問題が起こった場合に他院で扱っていないインプラントメーカーだと対処できないということがよくあります。

また、同じメーカーを扱っていて問題を対処できても、他院なので全額自費扱いになります。

(インプラント治療を受けた歯科医院なら保証期間内は問題が起きても無償のケースが多い)

 

なので、インプラント治療を受けた患者様と治療を行った歯科医師は、末長いお付き合いをしなければなりません。

もし、転勤や引っ越しなので仕方なく転院する場合は、メンテナンスをしてくれる歯科医院を紹介してもらうか、自分の口の中に入っているインプラントメーカーを教えてもらって、そのメーカーを扱っている歯科医院を探す必要があります。

 

インプラント治療をして噛める状態になった後のメンテナンスこそが最も重要なのです。

ご自身の歯であっても割れたり、歯周病でダメになることもあります。

インプラントは人工物なのでもっと繊細になる必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

患者様から出てくる「キーワード」

最近、インターネットで歯科のいろんな情報や専門用語を勉強されてから来院される方がいらっしゃいます。

実際に話されたキーワードの例として、「ラバーダム」「MTA 」「歯根端切除」「う蝕検知液」「ダイアグノデント」「ダイレクトボンディング」「3MIX」などよく調べていらっしゃるなぁと感心させられます。

しかし、実際、「その処置をしないと上手くいかないのか?」「その材料を使えば上手くいくのではないか?」

「その処置をしたが上手くいかなかった」などという内容の話が多いようです。

私は、そのような場合にお話しするのは「実際には、魔法の薬や魔法の治療法はありません。」とアドバイスします。

 

最も大事なのは、治療が必要な歯の検査や診断から治療の基礎手順など、治療の流れやその中で一番大切なキーポイントをおさえられるかどうかで治療の結果がかわってきます。

プラスアルファーで特別な材料や方法を使えばいい結果がでる可能性が上がるのです。

(プラスアルファーを含む治療は保険外治療になります。)

 

また保険治療範囲内でできるのか?という質問もよく受けます。

基本的に保険診療でできる治療内容は決まっており治療方法や使える材料も決められています。

厚労省から決められた治療しか行えません。

また保険治療は短時間で効率よく治療を行わないと治療が進みませんので、

治療の重要ポイントだけを短時間でいかに凝縮させるかという治療になりますのでシンプルですが実は非常に難しい治療なのです。

短時間で必要最低限のクオリティーを盛り込めるかが保険治療の課題になります。

 


 

 

コンビニの数より多い歯科医院

日本全国の歯科医院の数、多いですよね。

歯科医院は約6万8千軒あると言われています。

コンビニエンスストアは約5万軒です。

歯科医院はまだまだ増え続けていますので、このままでいくと数年後にはコンビニの2倍になる可能性が高いです。

なぜそうなったと言うと単に歯科医師の数が多いのです。

歯科医師不足の時代に多くの歯科大学ができたのでそこから当然多くの歯科医師が生まれます。

多くの歯科医師は開業するので、歯科医院が多くなるのは当然のことと言えます。


患者様にとっては選択肢が多くなるのでその点はメリットと言えるかもしれませんが、

「歯医者、多すぎてどこに行ったらいいかわからない」というのも本音ではないでしょうか。

 

「知人など(人伝え)の口コミ」やインターネットなど参考にする方も多いとは思いますが、

結局は、患者様と歯科医師がお互いに治療方針も含めた信頼関係を築けるかどうかで判断するしかないのではと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカと日本の歯に対する意識の違い

日本でもようやく予防歯科という概念が広がりつつありますが、「歯医者は歯が悪くなってから行くところ」

という考えの方がまだまだ多くいらっしゃいます。


アメリカではどうでしょうか?

アメリカは、歯の予防意識が高く「デンタルクリニックは歯が悪くなる前に予防しに行く所」という考えが主流です。

また「白くて、美しい歯」はアメリカ人のステイタスで一般家庭でも子供のころから歯科矯正したりホワイトニング

したりするのが普通です。

男性も女性も歯が美しくないともてません。

また歯が汚いとエチケット違反とみなされ仕事や就職にもマイナスになります。

とにかくアメリカでは歯への意識が高いのです。


ハリウッドスターは男女共、歯が白くて美しいですよね。

日本のように八重歯や歯並びが不ぞろいのアイドルの人気があるのは非常に珍しいことなのです。


これも、日本人とアメリカ人の歯に対する意識の違いから起こる現象なのかもしれません。








日頃から歯をくいしばっていませんか?

最近、日頃から歯をくいしばる患者様が増えています。

「顎の関節(顎関節)や顎周辺のだるさ、歯がジ―ンと浮いたような感じが続く」このような症状の方が多いのです。


このように日頃からくいしばる(歯と歯を咬みあわせる)癖をお持ちの方が多くいらっしゃいます。


通常、人は上下の歯と歯を接触させていません。

歯と歯が接触する時は、食事時の咀嚼や飲み込み(嚥下)、会話などの決まった動作の中で瞬間的に歯と歯を接触させるだけなのです。

なので1日の上下の歯の接触時間は20分以下です。


ストレス社会が原因の一端でもありますが、デスクワークをしたりパソコンをしたり、テレビを見たり、考え事をしたりするときに上下の歯を接触させている方がいらっしゃいます。


強くくいしばっていなくても弱い力で長時間歯と歯を接触させると咬む筋肉が疲労し、歯に負担が掛かり痛みや違和感を感じます。



この癖をTCH (Tooth Contacting Habit) と言います。

この癖は治さなければ症状は改善されません。


「歯を離す」と書かれた付箋や張り紙などを、身の回り(例えばPCで仕事している時はPCに)に張り付けて付箋を見たら

脱力して歯を離す。 これを繰り返すと徐々に体が勝手に覚えて付箋を見なくても、すぐに歯を離すことができる。

効果がでるまで2~3ヵ月はかかりますが、この行動療法で歯や顎の不快症状やトラブルを未然に防ぐことができます。





スタッフの対応で歯科医院がわかる?

とある番組で、こんなことを言っていました。

「歯科医院のスタッフ(受付・助手・衛生士)の患者対応を見るだけでそこの歯科医院の先生がどんな先生かわかる」

さらっと聞くと当たり前のようですが、私にとっては非常に深い考えだと感心させられました。


診る側(歯科医師)と診られる側(患者様)、立場が違うと見えてくる風景や心の動き、考えも違います。

私はいかに診られる側の意図や考え、気持ちをくみ取れるかを大切に考えているのですが、

「当院のスタッフにはちゃんと伝わっているかなぁ」ともう一度考えました。


当院のように小規模な歯科医院では、スタッフが少人数のため、ドクターの考えが伝わり易く、コミュニケーションさえ取れていれば「その歯科医院のカラー」がはっきりとでます。


しかし、中規模・大規模の歯科医院であれば、会社のように組織化して命令系統を作らないとトップの歯科医師の考えや意図

が伝わりにくいのです。

また、小さなクレームでも上層部に報告するためには組織化が必要なのです。


その組織化や命令系統が上手く取れているか取れていないかで、「歯科医院の患者対応力」に差がでます。


当院のように小規模医院であれば、全てに目が行き届くよう努力できますが、決まった数の患者様しか診ることができない。

しかし中規模・大規模歯科医院では、組織化された歯科医院でないとクレーム対応に問題がでてしまう(組織化されていれば問題ありません)が多くの患者様を診ることができる。


「どんな歯科医院でもスタッフ(受付・歯科助手・歯科衛生士など)を見れば、その歯科医院やドクターの雰囲気がわかる」

間違いないと思います。












抜歯になる歯の基準って何?

最近、あるラジオ番組でこんなことを言っていました。

「最近、歯医者ですぐに抜歯してインプラントを勧められるケースが増えている。

歯医者の診療台に乗ってしまうと患者は皆、まな板の鯉になってしまうので

抜歯を勧められてもその場ではすぐに答えを出さずに一度家に帰って冷静に考えた方がよい。」

という内容でした。

 

では、「抜歯になる歯の基準」とは何なのでしょうか?

それは、診察した歯科医師がこの歯は保存不可能と考えれば抜歯という判断になります。

ですから、歯科医師のそれぞれの考え方が違うと抜歯の基準も違ってくるのです。

 

インプラントに自信のある先生はどこまで保存できるかわからない歯を残すよりはすぐ抜いてインプラントを勧めるでしょう。

またインプラントよりも患者様ご自身の天然の歯に勝るものはないという考えの先生は、どうすれば歯を保存できるかを考えるでしょう。

時には、どの歯医者が診てもこれは保存不可能という場合もあります。

 

抜歯の基準や考え方はさまざまです。

患者様が納得のいく抜歯理由であるかどうか?

 

結局、抜歯というのは患者様と歯科医師の間の信頼関係がもっとも大切なのではないでしょうか?

 

 

 


2015年明けましておめでとうございます。

2015年1月、新しい年を迎えました。

本年もよろしくお願い致します。

2015年1月 はやし歯科医院は、完全リニューアルオープンから5年経過しました。

今年も「患者様の天然歯を残す」という考え中心に歯科医療に取り組んでいきます。

これからも皆様の歯を守るために常に新しい知識を学び、技術を磨いて参ります。

年末、年始 診療時間

2014年も残すところ約1週間あまりとなりました。

今年も多くの患者様に来院頂きありがとうございました。

予約が取りにくく患者様にご迷惑をおかけすることが多々ございましたことお詫び申し上げます。

できるだけ多くの患者様の歯を守ることを来年度の目標としております。

また来年度は「天然歯を守る」たのにさらに新しい試みにチャレンジ致しますので、

患者様に治療の一つオプションとしてご提示できると思います。

はやし歯科医院は、「皆様の歯を守るために」まだまだこれから進化し続けます。


2014年12月27(土)午前中まで診療

2015年1月5日(月)より年始仕事始め


はやし歯科医院   副院長 林 邦彦







歯髄(歯の中の神経)を残す

東京医科歯科大学に「歯髄を残すために」と言う講演を聴いてきました。

 

少し内容をお話すると

虫歯治療時や歯がかけて神経が直接出てしまった時などに

その露出した神経を保護するための材料にMTAセメントが使われる傾向にあります。

 

MTAセメントはポートランドセメントと言われるセメントで要は工業用のセメントの成分を歯科用にしたものです。

封鎖性が良いのと多少殺菌作用が望めること

また神経が露出しセメントで覆った下に硬組織形成

(神経の出た所に新しく壁ができる)という効果が望めます。

 

ですのでこの材料が最近では使われる傾向にあります。

 

しかしこの材料を使ったから、全てが上手く良く(神経が残せる)

というわけではなく、「本当に神経が残せる症例なのか?」

という審査、診断が結局は大切なのです。

 

いい材料ができたから、歯科治療が全て上手くいくということはありえません。

結局は全ての歯科治療において審査、診断ができないと治療の成功率を上げることができないという点のおいてはなにもかわらないのです。

 

根管治療 VS 歯冠修復(被せ物)

根管治療(歯の根の治療)をした歯を、歯冠修復(被せ物をする)をする場合も多いかと思います。

 

根管治療も、歯冠修復も両方成功すればその歯の治療は成功するのは、皆様もおわかりだと思います。

 

では・・・

 

①根管治療が上手くでき、歯冠修復が悪い(削った歯と被せ物がっかりと合っていない)場合は、その歯の治療の成功率はどうでしょうか?

 

②根管治療が悪く、歯冠修復が良い場合、その歯の成功率はどうでしょうか?

 

そのような研究をした文献があります。

 

結果は、根管治療も歯冠修復処置も両方上手くできないと、その歯の治療は成功しませんよ。

 

というものでした。

 

私は、根管治療だけでなく歯冠修復処置(歯を削って被せ物をする処置)にもかなりの力を入れております。

 

最終の被せ物の形をイメージしていかに歯を削るか。

歯と被せ物もつなぎ目をいかにスムーズに仕上げるか。

つなぎ目と健康な歯肉の良好な関係をいかに保つか。

 

大切なことばかりです。

 

要は、根管治療も歯冠修復治療も両方上手く治療しなればならないのです。

 

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿というのをご存知でしょうか?

 

 

 

治療する歯にゴムを張って唾液から守る。

 

 

 

 

唾液が入らないようにして治療の成功率をあげる手段の一つです。

 

私はマイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いて治療を行うことが多いので、ラバーダム防湿をすることによって非常に治療に集中できる環境をつくることができるので私のとっては必須アイテムなのです。

 

保険治療であってもこのケースは必要があると判断すると必ず張ります。

 

しかし、ラバーダム防湿すれば、何でもかんでも上手くいくと勘違いしてしておられる患者さんが特にネット上に多いのは事実です。

 

ラバーダム防湿というのは、治療を成功させるために必要な単なる一つの手段に過ぎません。

 

治療を成功に導くための大切な一つのツールであるが、それ以上に治療のための審査診断、治療計画、治療技術、治療評価などもっと重要なファクターが山ほどあります。

 

治療の流れの中でポイントを押さえられるかで治療成績が変わります。

 

要は、総合力です。

 

「ラバーダム防湿」そのことばかりにとわられのは大変危険です。

 

知ってました?保険治療で、第一大臼歯に白い被せ物ができることを

意外と患者様には知られてないのかもしれません。

保険治療でも、第一大臼歯を白い被せ物ができるのです。

ただし、条件があります。

①下顎の第一大臼歯に限られます。

②上下顎両側の第二大臼歯が4本全て残っており、左右の噛み合わせがしっかりとしている。

③過剰な噛み合わせの力が白い被せ物に加わらない。

 

この3つの条件を全て満たしたものに限って保険治療で下の第一大臼歯の白い被せ物が認められています。

 

この白い被せ物は、CAD/CAM冠と呼ばれ、歯の形をプログラミングされたコンピューターと繋がった機械が

強化プラスチック(硬質レジン)のブロックを削りだして歯の形の被せ物をつくるのです。

 

上下の小臼歯は、もうすでにこのCAD/CAM冠で白い被せ物を保険治療で出来るのですが、

2017年12月から、上記の3条件で第一大臼歯もできるようになったのです。

 

ただ、私の経験上、第一大臼歯のCAD/CAM冠は適応症が非常に限られてくると思います。

保険治療でのCAD/CAM冠は硬質レジンといわれる強化プラスチックなので噛み合わせの部分がすり減ってくる

ということと、割れる可能性があります。

また、日常的にくいしばりや歯ぎしりのある患者様が結構多いので、無意識に過剰な噛み合わせの力が被せ物にかかることが多いのです。

なので、かなり慎重に適応症か検討しないと後々、不具合がでることがあります。

奥歯の一番力の掛かる場所(第一大臼歯)に硬いといえどもプラスチックが材料の被せ物なので、

仕方がないのかもしれません。

自費診療にはなりますが、材料面でやはり金合金やセラミックが一番実績があり安心して使えます。

 

 

 

 

歯根が大きく割れている歯は治らない

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最近の子供の歯並び、咬み合わせは問題あり?

6月の時期は、歯科検診をされる学校が多くなります。

昨日は、当院が毎年依頼を受けている学校の歯科検診に行って参りました。

最近の傾向として、子供の虫歯の数は少なくなっていく傾向にあります。

しかし、虫歯のある子は、一本だけというより、多数歯にわたって虫歯がある子も多いのです。

一つは、食事、間食、歯磨きを含めた生活環境に原因があるのではないかと思います。

また、歯並び、咬み合わせ、顎の骨格的に問題のある子供も多いのが現状です。

顎の骨格の発育が悪いと当然、歯並びは悪くなります。

また、上下の顎の大きさのバランスが悪いと出っ歯になったり、受け口になる傾向も見受けられます。

指吸いや口呼吸などの悪習癖も噛み合わせや歯ならびを悪くする原因の一つです。

最近の子供さんは、顎の発育が小さいので歯並びや噛み合わせにどうしても影響してきます。

また、顎関節に問題のある子供さんも増えているように思います。

噛み合わせに問題があると顎関節にも負担が掛かってしまいます。

多くの子供さんに歯科矯正が必要な時代がきています。

 

虫歯がないのに歯が痛い!原因がわからない!

皆さんは、このような経験はないでしょうか?

歯医者で虫歯がないと言われたのに、

「歯がズキズキ痛い、硬い物を食べると痛む。」

一つの可能性として、「歯がひび割れしている。

破折している。」

そのようなケースがよくあります。

写真は、上顎大臼歯に破折線が入っています。

それが原因で痛みがとれず歯の神経を取ったケースです。

また破折線がどのあたりまで入っているか、破折線に隣接している骨がどこまでなくなっているかに

よっても歯の保存ができるかどうか決まってきます。

また、破折線の影響で歯の神経が死んでしまい、歯の根の先が膿んでくるケースもよくあります。

写真のようにはっきりと破折線とわかる場合は、歯の痛みの原因はわかるのですが、

破折線ははっきりとはわからないがその可能性が疑われるケースもあります。

全ての破折がわかるわけではありませんが、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯を観察し歯の破折部を見つけることは、非常に有用性のある検査の一つであると考えます。

しかし、一つの検査だけに頼らず、レントゲンや歯周ポケットの検査や噛み合わせの検査、歯の生死の検査など

多くの検査項目や患者様の歯の症状から総合的に判断して歯の痛みの原因を探るのがベストな方法であると私は考えております。

 

はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

歯科治療はヒューマンエラーとの闘い

歯科治療って難しいですよね。

私は、つくづく思います。

歯科治療は、人の手によって行われるものなので、その人為的なエラーをいかに少なくするか。

そこに歯の寿命は、大きく関係してくるのです。

口の中の環境は、非常に過酷な条件にさらされています。

唾液で、いつも湿っているし、食べ物も食べらければいけません。

虫歯菌や歯周病菌などの細菌もいます。

上下の歯は、咬むと力がかかりそれが歯のストレスや破折の原因になることもあります。

くいしばりや歯ぎしりなどの過剰な力が顎関節や歯や骨や筋肉に掛かりストレスになります。

 

歯科治療は、いかに精度を上げ、ヒューマンエラーを最小限にするかが大切なのです。

それには、顕微鏡などで歯を拡大して治療するのはもちろんのこと、細かい治療手順の確認、

その都度、その都度のチェックがもっとも重要です。

一般的な建築や、ものづくりも同じだと思います。

なので歯科治療は本来、安易に短時間、短期間でできるものではないのです。

患者様自身の将来のことを見据えた歯科治療を望まれるのであれば、

私は喜んでお手伝いさせて頂きます。

 

 

実は、ファイバーポストコアは怖い

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歯はできるだけ削らない方がいいの?

時々、患者様から言われます。

「歯をできるだけ削らないで治療してください。」

できるだけ無駄に歯を削らないということには賛成なのですが、なんでもかんでも歯を削らずに治療するというのは

違うと思います。

虫歯を除去するために必要最小限に削るというのは正しいと思います。

無駄な歯の削合はしないということです。

しかしその場合、虫歯を除去した部位をレジンと呼ばれる樹脂(プラスチック)や金属、セラミックなどで修復することになります。

上記の人工材料で修復するには、材料の厚みを確保しないとすぐに割れたり、変形して取れたりしてしまいます。

そのため、材料の厚みを確保するために必要な歯の削合はしなけばなりません。

ようは、「材料修復の厚みために必要な歯の削合はしなけばいけません。」

そうしないと、せっかく治療をしても、修復物がもたずに再治療になる可能性が高くなります。

口の中は想像を絶するほど過酷な環境なのですから。

近年、「歯はできるだけ削らないのがいい治療」、「歯をできるだけ残すのがいい治療」

というキャッチフレーズが世の中に浸透してしまい。

歯科治療の本質とは何なのか、ということが置き去りにされているように思えます。

私が考える歯科治療の本質とは、できるだけ再治療のリスクを減らし、患者様自身で日々の口腔清掃しやすい環境を

作り上げることが私の仕事ではないかと考えています。

 

 

大阪府守口市大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL  (06)-6992-4550

とにかく保険治療は難しい

歯科の保険治療は、いかに短時間で、無駄なく、そこそこ良い治療に仕上げるか。

それが一番の課題だと私は考えています。

しかし、「そこそこ良い治療」というのは一体何なのか?

という話です。

私が思うに、レントゲン的にも、実際に治療部位を見てもほぼ問題なく、患者様自身でホームケアーできる状態にすることが

目標なのではないかと考えています。

とにかくどの治療も最低限の時間は掛かります。

さらに、患者様への治療前の説明や治療後の説明時間を加算すると、30分ぐらいは掛かってしまいます。

よく患者様が「先生の歯科医院は、予約が取りにくいよね~(笑)」と仰ります。

私は、いつも患者様にすみませんと謝るのですが・・・・

しかし、治療のクオリティーをある程度保たなければ、処置した歯は健康を保つことができないので、

1日に決まった数の患者様しか診察することができないのです。

(もちろん、急患対応はさせて頂いております。)

私の考えとしては、精密な自費治療のポイントを抑えた簡易版治療が保険治療だと思います。

もちろん、簡易版治療である保険治療では、対応できない歯科治療も多いにあるのは事実です。

 

 

 

歯医者のネット予約

最近は、便利になりました。

歯医者予約がネットでできる歯科医院も増えてきました。

明日どうしても治療を受けたい場合、患者さんの多い歯科医院は、予約がいっぱいなのが普通ですよね。

たまたまキャンセルがでたとしても、キャンセルのあった時間枠は決まっていますよね。

なので当院は、ネット予約をやめました。

なぜなら、ネットから申し込んで頂いてもアポイントが一週間以上先になってしまうからです。

患者様にご迷惑が掛かりますし、

無理やりアポイントを入れたとしても応急処置だけの数分診療になってしまいます。

それに、ネット予約の返信にタイムラグが生じると、もし緊急処置が必要な場合に適切な処置ができなくなってしまいます。

なので、当院はTEL予約が一番と考えています。

緊急処置が必要である患者様なら、

当院がアポイント調整した時間に処置できますし、じっくりとお話しをしてから治療してほしい患者様は、少し先にはなりますが、アポイントを確実にとることができます。

どんどん便利な世の中になって来ていますが、ちょっとしたボタンの掛け違いで、患者様との関係がうまくいかなくなるのは避けたいですね。

 

 

歯医者がする歯医者選び

先日、私の歯の詰め物がとれました。

ふと、思ったのですが、私は誰に歯科治療してもらったらいいんだろうか?

本当は、自分で自分の治療をしたいのですが・・・

さすがにできませんよね(笑)

歯医者である私が、歯医者選びをする基準は何だろうか?

そう考えたとき、歯医者選びをしている患者様の参考になるのではないかと思いました。

私が、自分の歯科治療をしてもらいたい歯医者選びで何を見るかというと、

歯医者さんの歯科治療に対する姿勢、こだわりがあるかどうかです。

歯科治療は、所詮は、人がする治療なので、いかにヒューマンエラーを小さくするか

ということが一番なのです。

自費治療であれ保険治療であれ、精密治療へのこだわり、姿勢が大切なのです。

 

それから、その先生が信頼できる歯医者さんなのかどうかでしょう。

治療の疑問点や不安に思ったことに対して明確に答えてくれる。

また、治療結果を隠さずに見せてくれるというのも大切だと思います。

 

あとは、歯科治療の痛みに対して対処してくれる、気づかってくれる歯医者さんでしょうね。

 

歯医者である私は、上記の条件で、自分の歯を治療してもらう歯医者選びをします。

 

皆さまが考える歯医者選びと比べて違いはありましたか?

 

何か参考になれば、幸いです。

 

 

守口市 はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

守口市 はやし歯科医院に幸福の花が開いた!!

皆さま、写真の木の花を見たことがあるでしょうか?

はやし歯科医院開業7年目になりますが、初めてこの木の花が咲きました。

調べてみると、「幸福の木」だそうです。

朝昼はしぼんでいるのですが、夜になると白い花が開きます。

 

私が院長に就任するのと同時に幸運の木の花が初めて咲いたので、私にとっては非常に縁起がいいです。

はやし歯科の従業員、患者様にも幸福が訪れるように願っています。

 

 

はやし歯科医院 院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

2017年 4月から、守口市 はやし歯科医院は新体制でスタートします。

2017年4月より、守口市 はやし歯科医院 は、私(林 邦彦)が院長としてスタートします。

これからも、多くの患者様の歯を守るために日々努力をして参ります。

当院では、保険診療でも自由診療でも患者様ごの希望の治療方法で治療を行っております。

自由診療だけでなく保険診療も治療精度を重視し、今後虫歯になりにくい、再治療しなくてもいい治療を心がけています。

また、治療精度と同じくらい重要なのは、治療後のメンテナンス(定期検診)です。

虫歯や歯周病が進行していないかをチェックし、咬み合わせの調整、歯のお掃除、ブラッシング指導、フッ素塗布などの歯の予防処置が重要です。

この点も今まで以上に力を入れて、歯科衛生士を始めとしてスタッフ一同、皆さまの歯の健康をサポートさせて頂きます。

何かご相談がございましたらTEL又はメールにてお問い合わせ下さい。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

はやし歯科医院

TEL:  06-6992-4550

E-mail:  hayashi.dental.clinic@gmail.com

 

林 邦彦

 

 

 

 

 

 

虫歯になりにくい被せ物って何でしょうか?

「セラミックや自費の被せ物にすれば、虫歯になりにくいのですか」と患者様から質問されることが多々あります。

皆さまも、費用を掛ければ虫歯になりにくいような気がするのではないでしょうか?

私の見解を申し上げると答えは「NO!!」です。

なぜでしょうか?

セラミックなどの材質は確かにツルツルして汚れは付きにくいのは確かです。(材質的は最高です。)

しかし、それだけではダメなのです。

一番大切なのは、被せ物と削った歯の境(つなぎ目)いかにピタッと適合しているか?ということがポイントになります。

要は、精密さです!!

セラミックの被せ物を入れても削った歯とのつなぎ目がうまく合っていないと簡単に虫歯になります。

逆を言うと保険治療の被せ物でもつなぎ目が上手く合っていれば虫歯になりにくいのです。

しかし保険治療では、治療時間が十分取れないので妥協し必要最小限の精密さを与えるという治療になります。

当院では、この原則を守れば簡単には悪くはなりません。

(定期検診やメンテナンスを十分しての話です。)

では、セラミック治療やその他の自費治療は、保険治療とは何が違うのでしょうか?

それは、患者様に、十分な治療時間を費やすことができるので、精密さを追求することができるのと虫歯になりにくい清掃しやすい被せ物の形に修正することができるのです。

そこで重要なのが、被せ物を入れる前の削った歯の形なのです。

上の写真は、歯を削った型取り前の写真ですが、歯肉からの出血が全くありません。

削った歯の型取りをする前にいかに綺麗な歯肉に仕上げておくかということが、最大のポイントになります。

綺麗な型取りができて初めて高精度な被せ物をつくることができるのです。

当院の審美歯科のこだわりは、ここにあります。

それともう一つ大切なのは、私と上手な歯科技工士(セラミスト)が心の通じ合う仕事が出来る事なのです。

 

 

 

 

 

歯の根の治療(根管治療)の際に、金属の異物を除去する方法

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周りの歯と調和した自然なオールセラミックを入れるには!

今日は審美歯科の主役、オールセラミックについてお話しします。
オールセラミックは、前歯などの特に審美性の要求されるところでよく使われます。
しかし、オールセラミックを入れれば何でもかんでも綺麗な前歯になるわけではないのです。
重要なのは写真でもわかるように、一番表面の見える部分のセラミックの厚みなのです。
最低1.5ミリはないと、自然な色が出せないのです。
技工士さんが、いろんな色の種類のセラミックを盛り合わせて患者様の歯の色に合ったオールセラミックを作り上げていきます。
厚みがすくないと、色を調整するスペースが少ないので、自然な色をつくる作業が難しくなるということになります。
なので、私は、常に、自分の削った歯の量をチェックし、セラミック厚みをコントロールしといます。
それが唯一できるのが、仮歯なのです。
なので歯を削る量のコントロールと、仮歯の調整の良し悪しが審美歯科歯科の良し悪しを決めると言っても過言ではないのです。
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患者様の気持ちが少しでも和むように・・・

当院では、患者様の気持ちが少しでも和んで頂けるように、

定期的に胡蝶蘭を玄関に飾っております。

今回の胡蝶蘭は色が特に綺麗でした。

これからも患者様を少しでも気持ちよくお迎えできるように、日々努力してまいります。

 

患者様と信頼関係を結べる歯科治療が本当にいい治療だと私は思います。

神経を取った歯が変色した。 白くできるのでしょうか?

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オールセラミックとファイバーポストコア

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オールセラミックとメタルセラミックの違い

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差し歯の土台には、何がいいの?(ファイバーポストコアとメタルコアの違い)

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顕微鏡(マイクロスコープ)を使った精密歯科治療と歯の寿命の関係

歯科治療では、口腔内の歯や歯肉という非常に小さな組織を扱わなければなりません。

その小さな歯の虫歯をさらに最小限の範囲で削り、詰め物をしたり被せ物をしたりするのです。

その最小限の大きさの詰め物や被せ物は、精密な精度でピタッと歯に合わないと、歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。

虫歯の原因となるミュータンス菌の大きさは0.5㎛~10㎛と言われています。

精度の悪い詰め物の隙間など簡単にすり抜けてしまいます。

精度の良い歯科治療を求めるには、顕微鏡(マイクロスコープ)を使って高倍率で治療を行うことが重要なのです。

また、歯の根の治療(根管治療)も顕微鏡を用いて歯を拡大して

行わないと、歯の根の神経を見逃てしまいます。

歯科治療をいかに精密に行うことが、治療された歯の寿命を延ばすことに繋がっていきます。

 

守口市 はやし歯科医院ではマイクロスコープ(顕微鏡)を用いて、患者様に精密な歯科治療を提供できるように日々努力しています。

上顎第一大臼歯の根管治療

上顎第一大臼歯の根管(歯の根の入り口の穴)は多くの場合4つ有ることが多いのです。

一昔前までは、歯の根が3つあるので根管の穴は3つあると言われていました。

しかし、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)が使われだした約20年ぐらい前から根管は4つある歯が多いというデータが多い。

また若年者は根管の数が太く、多いが、歳をとるとともに根管も細くなり、もともとが細かった根管は閉鎖されて3根管になるケースも多くなってきます。

若年者の場合は、5根管、場合によっては6根管あるケースを私は経験しています。

 

根管の見落としによる再治療のケースをなくすためにもしっかりと根管を見つけることが大切なのです。

たとえマイクロスコープを使わなくても、口腔内カメラを使用することでその確認を行うことが十分にできます。

根管治療の成功率を上げるためには、しっかりと根管を見て確認という作業が必要なのです。

 

下記に当院で患者様説明用に使っている口腔内カメラで撮影した右上上顎第一大臼歯の再根管治療

(歯の根に膿がたまっていたため治療)の写真です。

①治療前にゴールドの被せ物が被っていた。

②被せ物を外した直後の状態、かなり汚れていて根管が3つしか確認できません。

③4つの根管を見つけて綺麗にしたあとの写真

 

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口腔ケアーと喫煙と歯周病の関係

先日、私がある営業マンとお会いしたときの話です。

一流企業でハンサム、身なりも清潔感のある紳士的な方が私の接客を担当されました。

非常に人当たりや感じは良かったのですが、過度に喫煙される方の独特な口臭と歯周病の独特な腐敗臭があまりにも気になり商談を進める気分にはなりませんでした。

私のような経験をされた方は、結構多いのではないでしょうか。

 

営業マンになんら悪気がないのは十分承知しておりますが、タバコを吸う人と吸わないでは明らかにタバコの臭いを感じる嗅覚が違うのです。(非喫煙者の方が敏感です。)

また、歯周病の独特な臭いも本人はわからなくても他人は気づいているということが多々あります。

 

喫煙は、体の毛細血管を収縮させる(血流が悪くなる)作用があり、口腔内の歯肉や粘膜にもその影響が

及びます。健康なピンクの歯肉が喫煙によって毛細血管の血流が悪くなり紫色になるのもこのせいです。

毛細血管の血流が悪くなると歯周病菌が悪さをしても、それと戦ってくれる白血球の運びが悪くなり、歯周病が進みやすいのです。また組織の歯周組織の再生にも悪影響を及ぼします。

 

営業成績を確実にあげ、お客様から好印象を得たいのなら、口臭エチケット、口腔ケア―が大切な要因の一つ

であることに間違いありません。

企業も口腔ケア―の大切さが営業成績に影響を与えるということに早く気付いて頂きたいと切に願っております。

 

 

 

日本歯内療法学会専門医

日本歯内療法学会という根管治療を追求し勉強する学会が認定する

専門医の資格を所有しております。

根管治療5症例を提出しその適正審査と、症例に対して審査管からの口頭試問を受けます。

そして根管治療全般から出題される筆記試験に合格してはじめて

日本歯内療法学会専門医として認められます。

「できるだけ歯を残す(保存する)」という当院のコンセプトを

貫くためにも必要な根管治療の専門医資格です。

これからも当院にお越しになる患者様の「歯を守る」ために

日々努力していきます。

 

 

 

日本歯内療法学会  http://www.jea.gr.jp/ippan/

 

 

美しい横顔の基準、E-ライン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横顔の美しさの基準としてE-ラインという線があります。

(エステティックライン、E-PLANE とも呼ばれます。)

鼻先と顎先を直線で結んだ仮想線です。

このラインより上下口唇がやや内側にあれば理想的なラインと呼ばれています。

この基準は白人を基準に作られてるので、私達日本人では難しい面もあります。

欧米人は鼻が高く、顎先が発達して尖っているので、上下口唇がラインの内側に入ってきます。

しかし、日本人の場合は、欧米人ほど鼻も顎先も発達しておらず、この基準をクリアーするには

難しい場合があります。

(もともと欧米人のような骨格の持ち主ならクリアーできます。)

なので日本人の場合はこのE-ライン上に上下口唇くればOKと言われています。

E-ラインの条件をクリアーするためには、歯科矯正して歯を動かし口唇の位置を変えるか、

美容整形で鼻を高くするか、顎先にヒアルロン酸を入れて尖らすか

で調整するしかありません。

しかし、私達が欧米人の美意識の基準に合わせたいという気持ちは、

欧米人へのあこがれといっても言い過ぎではないのかもしれませんね。

 

矯正治療の重要性

歯並びが悪い場合に最も優先的に考える治療は何だと思いますか?

それは歯科矯正治療です。

矯正治療であれば、歯並びを改善するのにほとんど歯を削らなくてよいということが一番のメリットです。

しかし治療期間が数年単位になるということ、また治療装置の装着ということがデメリットとなります。

では、「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」という治療方法はどうでしょうか?

治療期間を矯正治療よりも短縮できることや、装置を付けなくてよいということが最大のメリットです。

しかし最大のデメリットてしては、歯を多く削ったり、場合によっては歯の神経をとらないといけないことも

あります。

患者様のニーズや治療期間、費用などによってどちらを選択されるかということになります。


しかし、単に「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」治療だけでは、審美的にも機能的にも

非常に難しい場合もあります。

そのような場合は部分的にでも矯正治療を行わなければならないことがあります。

矯正治療の診断を治療計画に反映させることが、もっとも重要なのです。

骨格、例えば上顎骨や下顎骨などマクロの面から診断して治療計画を立てることが歯を削って治療する場合にも

必要なのです。



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2015年夏期休暇のお知らせ

8月13日(木)から8月16日(日)は夏期休暇のため休診となります。


8月17日(月)からは通常通り午前9時より診療を開始いたします。

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審美治療で最も重要なのは仮歯

審美歯科治療、特にセラミック修復治療で最も重要なのは、仮歯の調整なのです。

仮歯もただ歯抜けにならないならなんでもよいというのではなく、最終的に入るセラミックの形や噛み合わせを再現した仮歯に仕上げていく作業というのが最も重要なのです。

その手の込んだ仮歯のことをプロビジョナルレストレーションと呼んでいます。

要は、患者さんが望むセラミックの形や歯の長さを再現した仮歯です。

患者さんがこの仮歯の形に納得してはじめて、私はセラミックの型とりができるわけです。

私は全てのプロビジョナルレストレーションはマイクロスコープで調整します。

そうすることで、患者さんが望む審美性の高いセラミックの治療が行えるのです。


下の写真

①(上段左)ープロビジョナルレストレーション

②  (上段右)-プロビジョナルレストレーションで整えた歯肉の形

③  (下段左)-プロビジョナルレストレーションで整えた炎症のない歯肉

④(下段右)ーオールセラミック




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虫歯になりやすい人、なりにくい人

当院で治療を受けに来られる患者様で、歯磨きはさほど悪くないのに虫歯が多数できてしまうという方がよくおられます。

単純に考えると「歯磨きをしていてもブラシが上手く歯に当たっておらず汚れ(歯こう)が残っているために虫歯になる」

と思いがちですが、そう単純なメカニズムではないのです。

 

実は虫歯が起こる要因は、口の中に住んでいる虫歯菌の数(ミュータンス菌やラクトバチラス菌)と歯質(フッ素をどのくらいの頻度使って歯を強くしているのか)、(今までになった虫歯の数や虫歯で抜いた歯はどれくらか)と唾液(口の中を綺麗に洗い流すための唾液量や口の中の歯が溶ける酸性を中性に戻す力はどれくらいか?)食物(飲食回数は一日何回か?間食は?)と歯全体に磨き残されている歯こう(プラ-ク)の量などを総合的に見て虫歯になり易いか、なりにくいかがわかります。

また、虫歯を削って治すべきなのか?経過観察で歯の再石灰化(自己修復)を期待するのか?などの判断材料となります。

 

なので、歯をしっかりと磨いているのに虫歯になりやすい方は、虫歯菌の数や歯質、唾液、食事などで問題がある場合が多いのです。

最近では虫歯予防にフッ素入りの歯磨き粉を使いましょうとよくCMで宣伝しています。

歯質を強くするという意味では確かにそうなのですが、他の問題もバランスよく解決していかないと

虫歯予防の効果は薄れてしまいます。

なんでもそうですがバランスが一番大切なののですね。

 

 

歯周病は生活習慣病

生活習慣病と言えば、肥満や糖尿病を想像される方が多いのではないと思いますが、歯周病もその一つであると言えます。

毎日の歯磨きを怠けたり、喫煙などの生活環境が歯周病の進行に大きく影響します。

また、歯周病が肥満や糖尿病、心血管系疾患(高血圧症や心不全、心筋梗塞、冠動脈疾患など)を悪化させたり、

逆に、糖尿病や喫煙が歯周病を進行させるなど互いに相関関係があることが知られています。

歯周病が全身疾患を引き起こす要因となっているケースは、糖尿病、心血管系疾患、呼吸器疾患、早産、低体重児出産などがあげられます。

一方、全身疾患を改善することで歯周病の改善につながるケースとして「糖尿病の治療」や「禁煙」などで歯周病の改善につながります。

近年、特に歯周病と全身疾患の関連性がクローズアップされています。

歯周病が私達の全身の健康に関係し、歯周病治療がいかに重要であるかということはまぎれもない事実です。



歯髄(歯の神経)保存

神経(歯髄)の近くまで進行した深い虫歯があります。

はたして神経(歯髄)は残せるのでしょうか?

3MIXを使えば残せるのでしょうか? 

MTAセメントを使えばのこせるのでしょうか?

 

特殊な材料を使ったから、特殊な方法を用いたから神経は残せるのです。

という考えは、誤解を招くのです。

歯の神経(歯髄)を残せるかどうかというのは、虫歯で症状がどのくらい進んでいるのかを審査・診断する必要があります。

自発痛があるのかないのか?

自発痛あっても間歇的なのか、持続的なのか?

温度刺激で、冷たいもの、熱いもの、がしみるかどうか?

電気刺激の反応はどうか?

歯をコンコンとたたいたときに響くかどうか?

レントゲン上で歯髄まで虫歯が達しているかどうか?

虫歯を除去し仮詰めして痛みがなくなるかどうか?

など総合的に判断して歯の神経(歯髄)を残すことができるか、できないかを決めます。

 

また神経を残せたとしても定期的に神経が生きているかどうかをチェックする必要があります。

神経を残す処置をして最初は冷たい物がしみていたのにいつの間にかしみなくなったら神経が死んでいたということも

しばしばあります。

歯髄を保存する治療は、保存する処置をしたから100%成功するというのではなく

処置後の歯髄の回復力に全てをゆだねているといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

歯科治療は審査・診断・治療計画が重要

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総義歯(そう入れ歯)は究極の審美歯科

セラミックを入れたり、歯を白くしたり、歯科矯正するだけが審美歯科でしょうか?

特に、笑ったときに見える範囲の口元(前歯から小臼歯ぐらいまで)の歯並びを治したり、歯を白くしたり、セラミックを入れたり

というケースは非常に多く、一般的に審美歯科と呼ばれています。

しかし、実はそのベースとなるのは総義歯(総入れ歯)なのです。

総入れ歯は、全く歯がないところに入れるわけですから、基準が必要なのです。

その基準は、上下くちびると歯の見え方の関係や顔とのバランスなど全ての要素が含まれています。

審美歯科のルーツは総義歯(総入れ歯)にあるのです。

私の中では総入れ歯が上手くつくることができないと審美歯科を語ることはできないのです。

ですので、私は総入れ歯も数多く作ります。

近年、インプラントや審美歯科、顕微鏡治療などがクローズアップされがちですが、総義歯(総入れ歯)、部分床義歯(部分入れ歯)、根管治療、歯周治療、虫歯治療などのベーシックな治療こそがもっとも大切だと私は思います。



審美性の高いセラミック治療で大切なこと










「歯とセラミックの色合わせ」がもっとも大切なポイントの一つです。


上記の写真はシェードガイドという歯の色を見るためためによく使う道具です。


歯とセラミックの色合わせで大切な要素は3つあります。

「明度・彩度・色相」という色の3属性です。

明度というのはその名の通り「色の明るさ」です。

上記の白黒写真で左が一番明るく、右に行くほど暗くなります。


彩度というのは、色の濃さ(鮮やかさ)です。

前歯では犬歯が一番色が濃くなります。


色相とは、色の種類です。

赤茶色・・・A系統

赤みのある黄色・・・B系統

グレー・・・C系統

赤みのあるグレー・・・D系統


当院では、セラミック(特に前歯部などの審美性がもっとも重要視される場所)の色合わせでは、

歯科技工士と歯科医師が一緒に患者様の歯の色や形(大きさ、長さなど)を確認し、共通の情報を共有します。

歯の色や形にこだわったセラミック治療を行うには歯科医師と歯科技工士の共通のイメージや認識が

一致していないと上手くいかないのです。




歯を削る医療機器の滅菌













当院では、歯を削る医療機器を20本以上常備し、

患者様一人一人に清潔に滅菌された医療機器を使用しております。

もちろん治療で使う、ミラー・ピンセット・短針などの基本セットも当然滅菌されております。


去年の各新聞社や週刊誌の記事で歯科に不信感をお持ちになっている方も多いかと思います。

当院は患者様に清潔な環境化で安心して歯科治療を受けて頂けるように、日々の努力しております。

はやし歯科医院は、「患者様が安心できる歯科治療の提供」を目指しております。




拡大して歯科治療を行う重要性















上の写真は上顎第一大臼歯の根管治療時の写真です。

マイクロスコープで見た写真ですが、はっきりと歯が破折していることがわかります。

上顎第一大臼歯は 幅 約10.6mm × 11.8mm とその他の歯に比べて大きい歯になりますが、

それでも約1㎝ぐらいの大きさです。

歯という小さな物体の異常をきめ細やかに探るには拡大して見ることが重要だと思います。

ただ拡大して異常を見つけるだけではなく、その問題点を解決することができるかどうかが最重要課題です。

歯科治療はこのようなミクロからの視点とマクロからの視点(顎顔面・顔貌・顎関節・筋肉・歯ならび・噛みあわせ)

の両方をクローズアップすることが重要であると私は考えています。


保険治療でできる白い歯の被せ物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月から先進医療の保険導入としてCAD/CAM冠という白い被せ物が保険治療でできるようになりました。

(歯科医院により取り扱っているところと扱っていないとろがあります。)

当院では取り扱っております。

 

CAD/CAM冠とは被せ物の形をコンピューターで設計し、一つのブロックの塊から被せ物を削りだします。

今までの被せ物は歯科技工士が手で作っていたのですが、機械が作ってしまうのです。

(コンピュ-タ―の入力は歯科技工士が行います)

 

被せ物の素材は、ハイブリッドレジンという強化樹脂です。

強化樹脂のブロックの使えるメーカーも保険治療では限定されています。

また、適応部位は、上下顎の小臼歯と限られています。

かみ合わせが安定している患者様は適応だと思います。

 

 

 


 


歯医者は歯が痛くなったら行くところ?

皆様、「歯医者には歯が痛くなってから行かれますか?」

歯を治療することは「歯痛をとったり、物を噛めるようにしたり」と大変重要なことなのですが、

最も重要なのは、虫歯や歯周病にならないようにするにはどのようにすれば良いか?

治療が終わったあとに再発しないようにするにはどのようにすればよいのか?

ということなのです。

要は「悪くなる前に歯医者に来ていただいて、事前に予防しましょう」ということです。

「歯医者は歯が悪くなったら行くところ」という固定観念を変える必要があります。

早期に問題を発見できれば、被害を最小限にすることができます。

「歯医者は歯を抜くところ」から、「歯医者は歯を残すことろ」に変えたいというのが私の願いです。

歯に大きな問題が無くても、是非お越しください。





インプラント治療の盲点

現在、インプラント治療を実施される歯科医院は、数多くあります。

皆様はインプラント治療を希望される場合に、どのような考えで歯科医院を選ばれるでしょうか?

「痛くない、腫れない」、「他院でインプラント不可能と言われた難しいケースができる」、「とにかく費用が安い」「多くの実績がある」など、いろいろな選び方があります。

 

しかし、インプラント治療には意外な盲点があります。

各々歯科医院で扱っているインプラントメーカーには、いろいろ種類があり、歯科医院のよって扱っているメーカーが違うことが多いのです。

ある歯科医院でインプラント治療を受けて、何かの事情で他院でインプラントのメンテナンスやクリーニングをする場合は、使用されたインプラントメーカーを把握していないと、問題が起こった場合に他院で扱っていないインプラントメーカーだと対処できないということがよくあります。

また、同じメーカーを扱っていて問題を対処できても、他院なので全額自費扱いになります。

(インプラント治療を受けた歯科医院なら保証期間内は問題が起きても無償のケースが多い)

 

なので、インプラント治療を受けた患者様と治療を行った歯科医師は、末長いお付き合いをしなければなりません。

もし、転勤や引っ越しなので仕方なく転院する場合は、メンテナンスをしてくれる歯科医院を紹介してもらうか、自分の口の中に入っているインプラントメーカーを教えてもらって、そのメーカーを扱っている歯科医院を探す必要があります。

 

インプラント治療をして噛める状態になった後のメンテナンスこそが最も重要なのです。

ご自身の歯であっても割れたり、歯周病でダメになることもあります。

インプラントは人工物なのでもっと繊細になる必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

患者様から出てくる「キーワード」

最近、インターネットで歯科のいろんな情報や専門用語を勉強されてから来院される方がいらっしゃいます。

実際に話されたキーワードの例として、「ラバーダム」「MTA 」「歯根端切除」「う蝕検知液」「ダイアグノデント」「ダイレクトボンディング」「3MIX」などよく調べていらっしゃるなぁと感心させられます。

しかし、実際、「その処置をしないと上手くいかないのか?」「その材料を使えば上手くいくのではないか?」

「その処置をしたが上手くいかなかった」などという内容の話が多いようです。

私は、そのような場合にお話しするのは「実際には、魔法の薬や魔法の治療法はありません。」とアドバイスします。

 

最も大事なのは、治療が必要な歯の検査や診断から治療の基礎手順など、治療の流れやその中で一番大切なキーポイントをおさえられるかどうかで治療の結果がかわってきます。

プラスアルファーで特別な材料や方法を使えばいい結果がでる可能性が上がるのです。

(プラスアルファーを含む治療は保険外治療になります。)

 

また保険治療範囲内でできるのか?という質問もよく受けます。

基本的に保険診療でできる治療内容は決まっており治療方法や使える材料も決められています。

厚労省から決められた治療しか行えません。

また保険治療は短時間で効率よく治療を行わないと治療が進みませんので、

治療の重要ポイントだけを短時間でいかに凝縮させるかという治療になりますのでシンプルですが実は非常に難しい治療なのです。

短時間で必要最低限のクオリティーを盛り込めるかが保険治療の課題になります。

 


 

 

コンビニの数より多い歯科医院

日本全国の歯科医院の数、多いですよね。

歯科医院は約6万8千軒あると言われています。

コンビニエンスストアは約5万軒です。

歯科医院はまだまだ増え続けていますので、このままでいくと数年後にはコンビニの2倍になる可能性が高いです。

なぜそうなったと言うと単に歯科医師の数が多いのです。

歯科医師不足の時代に多くの歯科大学ができたのでそこから当然多くの歯科医師が生まれます。

多くの歯科医師は開業するので、歯科医院が多くなるのは当然のことと言えます。


患者様にとっては選択肢が多くなるのでその点はメリットと言えるかもしれませんが、

「歯医者、多すぎてどこに行ったらいいかわからない」というのも本音ではないでしょうか。

 

「知人など(人伝え)の口コミ」やインターネットなど参考にする方も多いとは思いますが、

結局は、患者様と歯科医師がお互いに治療方針も含めた信頼関係を築けるかどうかで判断するしかないのではと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカと日本の歯に対する意識の違い

日本でもようやく予防歯科という概念が広がりつつありますが、「歯医者は歯が悪くなってから行くところ」

という考えの方がまだまだ多くいらっしゃいます。


アメリカではどうでしょうか?

アメリカは、歯の予防意識が高く「デンタルクリニックは歯が悪くなる前に予防しに行く所」という考えが主流です。

また「白くて、美しい歯」はアメリカ人のステイタスで一般家庭でも子供のころから歯科矯正したりホワイトニング

したりするのが普通です。

男性も女性も歯が美しくないともてません。

また歯が汚いとエチケット違反とみなされ仕事や就職にもマイナスになります。

とにかくアメリカでは歯への意識が高いのです。


ハリウッドスターは男女共、歯が白くて美しいですよね。

日本のように八重歯や歯並びが不ぞろいのアイドルの人気があるのは非常に珍しいことなのです。


これも、日本人とアメリカ人の歯に対する意識の違いから起こる現象なのかもしれません。








日頃から歯をくいしばっていませんか?

最近、日頃から歯をくいしばる患者様が増えています。

「顎の関節(顎関節)や顎周辺のだるさ、歯がジ―ンと浮いたような感じが続く」このような症状の方が多いのです。


このように日頃からくいしばる(歯と歯を咬みあわせる)癖をお持ちの方が多くいらっしゃいます。


通常、人は上下の歯と歯を接触させていません。

歯と歯が接触する時は、食事時の咀嚼や飲み込み(嚥下)、会話などの決まった動作の中で瞬間的に歯と歯を接触させるだけなのです。

なので1日の上下の歯の接触時間は20分以下です。


ストレス社会が原因の一端でもありますが、デスクワークをしたりパソコンをしたり、テレビを見たり、考え事をしたりするときに上下の歯を接触させている方がいらっしゃいます。


強くくいしばっていなくても弱い力で長時間歯と歯を接触させると咬む筋肉が疲労し、歯に負担が掛かり痛みや違和感を感じます。



この癖をTCH (Tooth Contacting Habit) と言います。

この癖は治さなければ症状は改善されません。


「歯を離す」と書かれた付箋や張り紙などを、身の回り(例えばPCで仕事している時はPCに)に張り付けて付箋を見たら

脱力して歯を離す。 これを繰り返すと徐々に体が勝手に覚えて付箋を見なくても、すぐに歯を離すことができる。

効果がでるまで2~3ヵ月はかかりますが、この行動療法で歯や顎の不快症状やトラブルを未然に防ぐことができます。





スタッフの対応で歯科医院がわかる?

とある番組で、こんなことを言っていました。

「歯科医院のスタッフ(受付・助手・衛生士)の患者対応を見るだけでそこの歯科医院の先生がどんな先生かわかる」

さらっと聞くと当たり前のようですが、私にとっては非常に深い考えだと感心させられました。


診る側(歯科医師)と診られる側(患者様)、立場が違うと見えてくる風景や心の動き、考えも違います。

私はいかに診られる側の意図や考え、気持ちをくみ取れるかを大切に考えているのですが、

「当院のスタッフにはちゃんと伝わっているかなぁ」ともう一度考えました。


当院のように小規模な歯科医院では、スタッフが少人数のため、ドクターの考えが伝わり易く、コミュニケーションさえ取れていれば「その歯科医院のカラー」がはっきりとでます。


しかし、中規模・大規模の歯科医院であれば、会社のように組織化して命令系統を作らないとトップの歯科医師の考えや意図

が伝わりにくいのです。

また、小さなクレームでも上層部に報告するためには組織化が必要なのです。


その組織化や命令系統が上手く取れているか取れていないかで、「歯科医院の患者対応力」に差がでます。


当院のように小規模医院であれば、全てに目が行き届くよう努力できますが、決まった数の患者様しか診ることができない。

しかし中規模・大規模歯科医院では、組織化された歯科医院でないとクレーム対応に問題がでてしまう(組織化されていれば問題ありません)が多くの患者様を診ることができる。


「どんな歯科医院でもスタッフ(受付・歯科助手・歯科衛生士など)を見れば、その歯科医院やドクターの雰囲気がわかる」

間違いないと思います。












抜歯になる歯の基準って何?

最近、あるラジオ番組でこんなことを言っていました。

「最近、歯医者ですぐに抜歯してインプラントを勧められるケースが増えている。

歯医者の診療台に乗ってしまうと患者は皆、まな板の鯉になってしまうので

抜歯を勧められてもその場ではすぐに答えを出さずに一度家に帰って冷静に考えた方がよい。」

という内容でした。

 

では、「抜歯になる歯の基準」とは何なのでしょうか?

それは、診察した歯科医師がこの歯は保存不可能と考えれば抜歯という判断になります。

ですから、歯科医師のそれぞれの考え方が違うと抜歯の基準も違ってくるのです。

 

インプラントに自信のある先生はどこまで保存できるかわからない歯を残すよりはすぐ抜いてインプラントを勧めるでしょう。

またインプラントよりも患者様ご自身の天然の歯に勝るものはないという考えの先生は、どうすれば歯を保存できるかを考えるでしょう。

時には、どの歯医者が診てもこれは保存不可能という場合もあります。

 

抜歯の基準や考え方はさまざまです。

患者様が納得のいく抜歯理由であるかどうか?

 

結局、抜歯というのは患者様と歯科医師の間の信頼関係がもっとも大切なのではないでしょうか?

 

 

 


2015年明けましておめでとうございます。

2015年1月、新しい年を迎えました。

本年もよろしくお願い致します。

2015年1月 はやし歯科医院は、完全リニューアルオープンから5年経過しました。

今年も「患者様の天然歯を残す」という考え中心に歯科医療に取り組んでいきます。

これからも皆様の歯を守るために常に新しい知識を学び、技術を磨いて参ります。

年末、年始 診療時間

2014年も残すところ約1週間あまりとなりました。

今年も多くの患者様に来院頂きありがとうございました。

予約が取りにくく患者様にご迷惑をおかけすることが多々ございましたことお詫び申し上げます。

できるだけ多くの患者様の歯を守ることを来年度の目標としております。

また来年度は「天然歯を守る」たのにさらに新しい試みにチャレンジ致しますので、

患者様に治療の一つオプションとしてご提示できると思います。

はやし歯科医院は、「皆様の歯を守るために」まだまだこれから進化し続けます。


2014年12月27(土)午前中まで診療

2015年1月5日(月)より年始仕事始め


はやし歯科医院   副院長 林 邦彦







歯髄(歯の中の神経)を残す

東京医科歯科大学に「歯髄を残すために」と言う講演を聴いてきました。

 

少し内容をお話すると

虫歯治療時や歯がかけて神経が直接出てしまった時などに

その露出した神経を保護するための材料にMTAセメントが使われる傾向にあります。

 

MTAセメントはポートランドセメントと言われるセメントで要は工業用のセメントの成分を歯科用にしたものです。

封鎖性が良いのと多少殺菌作用が望めること

また神経が露出しセメントで覆った下に硬組織形成

(神経の出た所に新しく壁ができる)という効果が望めます。

 

ですのでこの材料が最近では使われる傾向にあります。

 

しかしこの材料を使ったから、全てが上手く良く(神経が残せる)

というわけではなく、「本当に神経が残せる症例なのか?」

という審査、診断が結局は大切なのです。

 

いい材料ができたから、歯科治療が全て上手くいくということはありえません。

結局は全ての歯科治療において審査、診断ができないと治療の成功率を上げることができないという点のおいてはなにもかわらないのです。

 

根管治療 VS 歯冠修復(被せ物)

根管治療(歯の根の治療)をした歯を、歯冠修復(被せ物をする)をする場合も多いかと思います。

 

根管治療も、歯冠修復も両方成功すればその歯の治療は成功するのは、皆様もおわかりだと思います。

 

では・・・

 

①根管治療が上手くでき、歯冠修復が悪い(削った歯と被せ物がっかりと合っていない)場合は、その歯の治療の成功率はどうでしょうか?

 

②根管治療が悪く、歯冠修復が良い場合、その歯の成功率はどうでしょうか?

 

そのような研究をした文献があります。

 

結果は、根管治療も歯冠修復処置も両方上手くできないと、その歯の治療は成功しませんよ。

 

というものでした。

 

私は、根管治療だけでなく歯冠修復処置(歯を削って被せ物をする処置)にもかなりの力を入れております。

 

最終の被せ物の形をイメージしていかに歯を削るか。

歯と被せ物もつなぎ目をいかにスムーズに仕上げるか。

つなぎ目と健康な歯肉の良好な関係をいかに保つか。

 

大切なことばかりです。

 

要は、根管治療も歯冠修復治療も両方上手く治療しなればならないのです。

 

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ラバーダム防湿

ラバーダム防湿というのをご存知でしょうか?

 

 

 

治療する歯にゴムを張って唾液から守る。

 

 

 

 

唾液が入らないようにして治療の成功率をあげる手段の一つです。

 

私はマイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いて治療を行うことが多いので、ラバーダム防湿をすることによって非常に治療に集中できる環境をつくることができるので私のとっては必須アイテムなのです。

 

保険治療であってもこのケースは必要があると判断すると必ず張ります。

 

しかし、ラバーダム防湿すれば、何でもかんでも上手くいくと勘違いしてしておられる患者さんが特にネット上に多いのは事実です。

 

ラバーダム防湿というのは、治療を成功させるために必要な単なる一つの手段に過ぎません。

 

治療を成功に導くための大切な一つのツールであるが、それ以上に治療のための審査診断、治療計画、治療技術、治療評価などもっと重要なファクターが山ほどあります。

 

治療の流れの中でポイントを押さえられるかで治療成績が変わります。

 

要は、総合力です。

 

「ラバーダム防湿」そのことばかりにとわられのは大変危険です。

 

知ってました?保険治療で、第一大臼歯に白い被せ物ができることを

意外と患者様には知られてないのかもしれません。

保険治療でも、第一大臼歯を白い被せ物ができるのです。

ただし、条件があります。

①下顎の第一大臼歯に限られます。

②上下顎両側の第二大臼歯が4本全て残っており、左右の噛み合わせがしっかりとしている。

③過剰な噛み合わせの力が白い被せ物に加わらない。

 

この3つの条件を全て満たしたものに限って保険治療で下の第一大臼歯の白い被せ物が認められています。

 

この白い被せ物は、CAD/CAM冠と呼ばれ、歯の形をプログラミングされたコンピューターと繋がった機械が

強化プラスチック(硬質レジン)のブロックを削りだして歯の形の被せ物をつくるのです。

 

上下の小臼歯は、もうすでにこのCAD/CAM冠で白い被せ物を保険治療で出来るのですが、

2017年12月から、上記の3条件で第一大臼歯もできるようになったのです。

 

ただ、私の経験上、第一大臼歯のCAD/CAM冠は適応症が非常に限られてくると思います。

保険治療でのCAD/CAM冠は硬質レジンといわれる強化プラスチックなので噛み合わせの部分がすり減ってくる

ということと、割れる可能性があります。

また、日常的にくいしばりや歯ぎしりのある患者様が結構多いので、無意識に過剰な噛み合わせの力が被せ物にかかることが多いのです。

なので、かなり慎重に適応症か検討しないと後々、不具合がでることがあります。

奥歯の一番力の掛かる場所(第一大臼歯)に硬いといえどもプラスチックが材料の被せ物なので、

仕方がないのかもしれません。

自費診療にはなりますが、材料面でやはり金合金やセラミックが一番実績があり安心して使えます。

 

 

 

 

歯根が大きく割れている歯は治らない

上のレントゲン写真の右から数えて2番目の歯(左側第二小臼歯)の歯の左側面に大きな黒い像が見えます。

このようなケースは、まず歯根の破折が疑われます。

実際に抜歯すると歯根に縦のヒビが入っておりました。

(歯根をメチレンブルーという特殊な液で染めています。)

このような場合、マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を使おうが、ラバーダム防湿をしようが、

根管治療では治りません。

歯根端切除の外科処置をしようと思うと、歯が割れている部分を全部取るので歯の根がなくなってしまい

これも無理です。

なのでこのケースは、抜歯しか方法がありません。

根管治療で難しいのは、実際に治るのかどうか、歯が割れて抜歯になるのかという診断が最も重要なのです。

しかし、マイクロスコープ、歯科用コーンビームCTなどで検査することも重要ですが、

実際にはこまかい歯のヒビがわからないものもあります。

ですので、総合的に判断して診断をくだすしか方法がないのが難しいところなのです。

 

 

 

最近の子供の歯並び、咬み合わせは問題あり?

6月の時期は、歯科検診をされる学校が多くなります。

昨日は、当院が毎年依頼を受けている学校の歯科検診に行って参りました。

最近の傾向として、子供の虫歯の数は少なくなっていく傾向にあります。

しかし、虫歯のある子は、一本だけというより、多数歯にわたって虫歯がある子も多いのです。

一つは、食事、間食、歯磨きを含めた生活環境に原因があるのではないかと思います。

また、歯並び、咬み合わせ、顎の骨格的に問題のある子供も多いのが現状です。

顎の骨格の発育が悪いと当然、歯並びは悪くなります。

また、上下の顎の大きさのバランスが悪いと出っ歯になったり、受け口になる傾向も見受けられます。

指吸いや口呼吸などの悪習癖も噛み合わせや歯ならびを悪くする原因の一つです。

最近の子供さんは、顎の発育が小さいので歯並びや噛み合わせにどうしても影響してきます。

また、顎関節に問題のある子供さんも増えているように思います。

噛み合わせに問題があると顎関節にも負担が掛かってしまいます。

多くの子供さんに歯科矯正が必要な時代がきています。

 

虫歯がないのに歯が痛い!原因がわからない!

皆さんは、このような経験はないでしょうか?

歯医者で虫歯がないと言われたのに、

「歯がズキズキ痛い、硬い物を食べると痛む。」

一つの可能性として、「歯がひび割れしている。

破折している。」

そのようなケースがよくあります。

写真は、上顎大臼歯に破折線が入っています。

それが原因で痛みがとれず歯の神経を取ったケースです。

また破折線がどのあたりまで入っているか、破折線に隣接している骨がどこまでなくなっているかに

よっても歯の保存ができるかどうか決まってきます。

また、破折線の影響で歯の神経が死んでしまい、歯の根の先が膿んでくるケースもよくあります。

写真のようにはっきりと破折線とわかる場合は、歯の痛みの原因はわかるのですが、

破折線ははっきりとはわからないがその可能性が疑われるケースもあります。

全ての破折がわかるわけではありませんが、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯を観察し歯の破折部を見つけることは、非常に有用性のある検査の一つであると考えます。

しかし、一つの検査だけに頼らず、レントゲンや歯周ポケットの検査や噛み合わせの検査、歯の生死の検査など

多くの検査項目や患者様の歯の症状から総合的に判断して歯の痛みの原因を探るのがベストな方法であると私は考えております。

 

はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

歯科治療はヒューマンエラーとの闘い

歯科治療って難しいですよね。

私は、つくづく思います。

歯科治療は、人の手によって行われるものなので、その人為的なエラーをいかに少なくするか。

そこに歯の寿命は、大きく関係してくるのです。

口の中の環境は、非常に過酷な条件にさらされています。

唾液で、いつも湿っているし、食べ物も食べらければいけません。

虫歯菌や歯周病菌などの細菌もいます。

上下の歯は、咬むと力がかかりそれが歯のストレスや破折の原因になることもあります。

くいしばりや歯ぎしりなどの過剰な力が顎関節や歯や骨や筋肉に掛かりストレスになります。

 

歯科治療は、いかに精度を上げ、ヒューマンエラーを最小限にするかが大切なのです。

それには、顕微鏡などで歯を拡大して治療するのはもちろんのこと、細かい治療手順の確認、

その都度、その都度のチェックがもっとも重要です。

一般的な建築や、ものづくりも同じだと思います。

なので歯科治療は本来、安易に短時間、短期間でできるものではないのです。

患者様自身の将来のことを見据えた歯科治療を望まれるのであれば、

私は喜んでお手伝いさせて頂きます。

 

 

実は、ファイバーポストコアは怖い

歯の根の治療をした後に「今日は、歯の土台を立てます」「土台の型取りをします」と言われた経験はないでしょうか?

土台とは、歯の中に入れる心棒のことです。

この土台の上に最終の被せ物が入るわけです。

 

土台は、昔は、金属で作られていたのですが、近年は樹脂で作られることが多くなってきました。

何故かといいますと、金属は、歯より硬いので、咬む力で歯に楔状の力が働き、それが歯を割る力になるのです。

なので、最近は歯と同じぐらいの硬さの樹脂で作られることが多くなってきました。

歯を割る力をできるだけ軽減するためです。

その樹脂の土台は、グラスファイバーの心棒の周りを樹脂で固めて作られます。

私は、このファイバーポストコアを自由診療でも保険治療でもよく使うのですが、難点があります。

それは、もし、歯の根の治療を再度行わなければいけなくなると、その土台を除去しなければなりません。

その除去が非常に難しいのです。

どこまでが歯なのか、樹脂なのかが非常にわかりにくいのです。

下手をすると歯に穴があく危険性もあります。

しかし、幸いなことに私はマイクロスコープを使った治療に慣れておりますので、慎重に治療すれば、ファイバーポストコア

を除去することができます。

ファイバーポストコアを安全に除去するには、マイクロスコープを使って慎重に治療することが、重要なのです。

 

 

 

 

歯はできるだけ削らない方がいいの?

時々、患者様から言われます。

「歯をできるだけ削らないで治療してください。」

できるだけ無駄に歯を削らないということには賛成なのですが、なんでもかんでも歯を削らずに治療するというのは

違うと思います。

虫歯を除去するために必要最小限に削るというのは正しいと思います。

無駄な歯の削合はしないということです。

しかしその場合、虫歯を除去した部位をレジンと呼ばれる樹脂(プラスチック)や金属、セラミックなどで修復することになります。

上記の人工材料で修復するには、材料の厚みを確保しないとすぐに割れたり、変形して取れたりしてしまいます。

そのため、材料の厚みを確保するために必要な歯の削合はしなけばなりません。

ようは、「材料修復の厚みために必要な歯の削合はしなけばいけません。」

そうしないと、せっかく治療をしても、修復物がもたずに再治療になる可能性が高くなります。

口の中は想像を絶するほど過酷な環境なのですから。

近年、「歯はできるだけ削らないのがいい治療」、「歯をできるだけ残すのがいい治療」

というキャッチフレーズが世の中に浸透してしまい。

歯科治療の本質とは何なのか、ということが置き去りにされているように思えます。

私が考える歯科治療の本質とは、できるだけ再治療のリスクを減らし、患者様自身で日々の口腔清掃しやすい環境を

作り上げることが私の仕事ではないかと考えています。

 

 

大阪府守口市大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL  (06)-6992-4550

とにかく保険治療は難しい

歯科の保険治療は、いかに短時間で、無駄なく、そこそこ良い治療に仕上げるか。

それが一番の課題だと私は考えています。

しかし、「そこそこ良い治療」というのは一体何なのか?

という話です。

私が思うに、レントゲン的にも、実際に治療部位を見てもほぼ問題なく、患者様自身でホームケアーできる状態にすることが

目標なのではないかと考えています。

とにかくどの治療も最低限の時間は掛かります。

さらに、患者様への治療前の説明や治療後の説明時間を加算すると、30分ぐらいは掛かってしまいます。

よく患者様が「先生の歯科医院は、予約が取りにくいよね~(笑)」と仰ります。

私は、いつも患者様にすみませんと謝るのですが・・・・

しかし、治療のクオリティーをある程度保たなければ、処置した歯は健康を保つことができないので、

1日に決まった数の患者様しか診察することができないのです。

(もちろん、急患対応はさせて頂いております。)

私の考えとしては、精密な自費治療のポイントを抑えた簡易版治療が保険治療だと思います。

もちろん、簡易版治療である保険治療では、対応できない歯科治療も多いにあるのは事実です。

 

 

 

歯医者のネット予約

最近は、便利になりました。

歯医者予約がネットでできる歯科医院も増えてきました。

明日どうしても治療を受けたい場合、患者さんの多い歯科医院は、予約がいっぱいなのが普通ですよね。

たまたまキャンセルがでたとしても、キャンセルのあった時間枠は決まっていますよね。

なので当院は、ネット予約をやめました。

なぜなら、ネットから申し込んで頂いてもアポイントが一週間以上先になってしまうからです。

患者様にご迷惑が掛かりますし、

無理やりアポイントを入れたとしても応急処置だけの数分診療になってしまいます。

それに、ネット予約の返信にタイムラグが生じると、もし緊急処置が必要な場合に適切な処置ができなくなってしまいます。

なので、当院はTEL予約が一番と考えています。

緊急処置が必要である患者様なら、

当院がアポイント調整した時間に処置できますし、じっくりとお話しをしてから治療してほしい患者様は、少し先にはなりますが、アポイントを確実にとることができます。

どんどん便利な世の中になって来ていますが、ちょっとしたボタンの掛け違いで、患者様との関係がうまくいかなくなるのは避けたいですね。

 

 

歯医者がする歯医者選び

先日、私の歯の詰め物がとれました。

ふと、思ったのですが、私は誰に歯科治療してもらったらいいんだろうか?

本当は、自分で自分の治療をしたいのですが・・・

さすがにできませんよね(笑)

歯医者である私が、歯医者選びをする基準は何だろうか?

そう考えたとき、歯医者選びをしている患者様の参考になるのではないかと思いました。

私が、自分の歯科治療をしてもらいたい歯医者選びで何を見るかというと、

歯医者さんの歯科治療に対する姿勢、こだわりがあるかどうかです。

歯科治療は、所詮は、人がする治療なので、いかにヒューマンエラーを小さくするか

ということが一番なのです。

自費治療であれ保険治療であれ、精密治療へのこだわり、姿勢が大切なのです。

 

それから、その先生が信頼できる歯医者さんなのかどうかでしょう。

治療の疑問点や不安に思ったことに対して明確に答えてくれる。

また、治療結果を隠さずに見せてくれるというのも大切だと思います。

 

あとは、歯科治療の痛みに対して対処してくれる、気づかってくれる歯医者さんでしょうね。

 

歯医者である私は、上記の条件で、自分の歯を治療してもらう歯医者選びをします。

 

皆さまが考える歯医者選びと比べて違いはありましたか?

 

何か参考になれば、幸いです。

 

 

守口市 はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

守口市 はやし歯科医院に幸福の花が開いた!!

皆さま、写真の木の花を見たことがあるでしょうか?

はやし歯科医院開業7年目になりますが、初めてこの木の花が咲きました。

調べてみると、「幸福の木」だそうです。

朝昼はしぼんでいるのですが、夜になると白い花が開きます。

 

私が院長に就任するのと同時に幸運の木の花が初めて咲いたので、私にとっては非常に縁起がいいです。

はやし歯科の従業員、患者様にも幸福が訪れるように願っています。

 

 

はやし歯科医院 院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

2017年 4月から、守口市 はやし歯科医院は新体制でスタートします。

2017年4月より、守口市 はやし歯科医院 は、私(林 邦彦)が院長としてスタートします。

これからも、多くの患者様の歯を守るために日々努力をして参ります。

当院では、保険診療でも自由診療でも患者様ごの希望の治療方法で治療を行っております。

自由診療だけでなく保険診療も治療精度を重視し、今後虫歯になりにくい、再治療しなくてもいい治療を心がけています。

また、治療精度と同じくらい重要なのは、治療後のメンテナンス(定期検診)です。

虫歯や歯周病が進行していないかをチェックし、咬み合わせの調整、歯のお掃除、ブラッシング指導、フッ素塗布などの歯の予防処置が重要です。

この点も今まで以上に力を入れて、歯科衛生士を始めとしてスタッフ一同、皆さまの歯の健康をサポートさせて頂きます。

何かご相談がございましたらTEL又はメールにてお問い合わせ下さい。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

はやし歯科医院

TEL:  06-6992-4550

E-mail:  hayashi.dental.clinic@gmail.com

 

林 邦彦

 

 

 

 

 

 

虫歯になりにくい被せ物って何でしょうか?

「セラミックや自費の被せ物にすれば、虫歯になりにくいのですか」と患者様から質問されることが多々あります。

皆さまも、費用を掛ければ虫歯になりにくいような気がするのではないでしょうか?

私の見解を申し上げると答えは「NO!!」です。

なぜでしょうか?

セラミックなどの材質は確かにツルツルして汚れは付きにくいのは確かです。(材質的は最高です。)

しかし、それだけではダメなのです。

一番大切なのは、被せ物と削った歯の境(つなぎ目)いかにピタッと適合しているか?ということがポイントになります。

要は、精密さです!!

セラミックの被せ物を入れても削った歯とのつなぎ目がうまく合っていないと簡単に虫歯になります。

逆を言うと保険治療の被せ物でもつなぎ目が上手く合っていれば虫歯になりにくいのです。

しかし保険治療では、治療時間が十分取れないので妥協し必要最小限の精密さを与えるという治療になります。

当院では、この原則を守れば簡単には悪くはなりません。

(定期検診やメンテナンスを十分しての話です。)

では、セラミック治療やその他の自費治療は、保険治療とは何が違うのでしょうか?

それは、患者様に、十分な治療時間を費やすことができるので、精密さを追求することができるのと虫歯になりにくい清掃しやすい被せ物の形に修正することができるのです。

そこで重要なのが、被せ物を入れる前の削った歯の形なのです。

上の写真は、歯を削った型取り前の写真ですが、歯肉からの出血が全くありません。

削った歯の型取りをする前にいかに綺麗な歯肉に仕上げておくかということが、最大のポイントになります。

綺麗な型取りができて初めて高精度な被せ物をつくることができるのです。

当院の審美歯科のこだわりは、ここにあります。

それともう一つ大切なのは、私と上手な歯科技工士(セラミスト)が心の通じ合う仕事が出来る事なのです。

 

 

 

 

 

歯の根の治療(根管治療)の際に、金属の異物を除去する方法

皆さま、この器具は何だかお分かりになりますか?

これは根管治療の際に、歯の中に折れた金属があれば、それを撤去する器具なのです。

銀色の細い棒の先から細いワイヤーの輪っかが出て来て、折れた金属に引っ掛けるんです。

わかりやすく言うと、カーボーイが馬に乗って縄の輪っかをふり回して牛を捕まえるイメージです。

折れた金属が歯の中にあっても、それ自体は悪さはしないので大きな問題はありません。

ただ、折れた金属をとらないとその下の根の先の病気まで届かないことが時々あります。

この器具は、そのような時に折れた金属を取る強い味方なのです。

2枚目の写真は、折れた金属を輪投げのように取ったところです。

もちろんこの治療をするには、マイクロスコープ(顕微鏡)を使っての治療が必須になります。

 

 

周りの歯と調和した自然なオールセラミックを入れるには!

今日は審美歯科の主役、オールセラミックについてお話しします。
オールセラミックは、前歯などの特に審美性の要求されるところでよく使われます。
しかし、オールセラミックを入れれば何でもかんでも綺麗な前歯になるわけではないのです。
重要なのは写真でもわかるように、一番表面の見える部分のセラミックの厚みなのです。
最低1.5ミリはないと、自然な色が出せないのです。
技工士さんが、いろんな色の種類のセラミックを盛り合わせて患者様の歯の色に合ったオールセラミックを作り上げていきます。
厚みがすくないと、色を調整するスペースが少ないので、自然な色をつくる作業が難しくなるということになります。
なので、私は、常に、自分の削った歯の量をチェックし、セラミック厚みをコントロールしといます。
それが唯一できるのが、仮歯なのです。
なので歯を削る量のコントロールと、仮歯の調整の良し悪しが審美歯科歯科の良し悪しを決めると言っても過言ではないのです。

根管治療はこんなにも難しい! 原因は、大臼歯の根管(歯の根の中)の複雑さ

歯を残す根管治療

この写真、何かわかりますか?(笑)

実は、皆さまの口の中にある上顎の大臼歯の写真です。

赤い部分は歯の神経で、5本あるのがお分かりいただけると思います。

それに対して歯の根は、写真の三脚立てのように3本あります。

歯の根が3本だから、神経が3本あるとは限らないのです。

根管治療(歯の根の治療)が難しい理由はここにあります。

しかも、歯の根の神経は、まっすぐではなく、曲がっていたり、網目状になっていたり、とにかく素直ではないのです。

全ての歯の神経を取りきるということは、ある意味不可能なのです。

なので、歯の神経はできる限り取り除き、歯の根の中を細菌に感染させないといことが、一番大切なのです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を用いたとしても、全てが視えるわけではないので無理なものは無理なのです。

でも可能な限り視ながら神経を除去するということに意義があります。

また、洗浄剤、消毒剤、最終に詰める薬をどのタイミングで、どのように使うのかもポイントになるのです。

根管治療がいかに難しいかということが、この複雑な歯の根の神経からおわかりいただけるかと思います。

守口市 はやし歯科医院はこの難しい根管治療に力を入れております。

 

 

 

 

 

 


患者様の気持ちが少しでも和むように・・・

当院では、患者様の気持ちが少しでも和んで頂けるように、

定期的に胡蝶蘭を玄関に飾っております。

今回の胡蝶蘭は色が特に綺麗でした。

これからも患者様を少しでも気持ちよくお迎えできるように、日々努力してまいります。

 

患者様と信頼関係を結べる歯科治療が本当にいい治療だと私は思います。

神経を取った歯が変色した。 白くできるのでしょうか?

今日は変色歯のお話です。

「昔に神経を取った歯が変色してきた。前歯を打ってから黒く変色してきた。」と仰る患者様が時々いらっしゃいます。

取り残した歯の神経組織が変性したり、歯の歯髄内(歯の神経が入っている部屋)での出血が死んだ神経組織が化学変化を起こして黒く変色したりします。

一番簡単は方法は、歯の内部に薬(ホワイトニング剤)を入れ、徐々に歯を白くしていく方法です。

1回~数回で十分白くなります。

これは、ウォーキングブリーチという方法です。

しかし、この方法ですべての変色歯に対応できるわけではありません。

変色の原因によって治療方法は違ってきます。

変色歯でお困りの患者様は、是非ご相談ください。

(最初の写真で向かって右側の歯が黒く変色していますが、ウォーキングブリーチ法で白くなりました。)

 

 

オールセラミックとファイバーポストコア

前回と前々回に、オールセラミックとファイバーポストコアについてお話ししましたが、

この2つは、セットで考えて頂きたいのです。

オールセラミックは、光を通したり反射したり、光の遊びがあるので天然歯に似せることができると説明しましたが、

ファイバーポストコアも光の遊びがあるのです。

差し歯の土台となるコア(心棒)が、金属(メタル)だとそこで光が吸収してしまいオールセラミックが暗く(黒っぽく)見えてしまいます。

この欠点をファイバーポストコアは改善してくれます。

メタルセラミックの場合は、すでに内面に金属が使われていますので、ファイバーポストコアを使おうと金属(メタル)のコアを使おうが

色合いには関係ないです。

ただ、メタルセラミックの歯頚部付近(歯肉の近くの部分)には金属を使わないように、セラミックだけで仕上げたものは、

ファイバーポストコアを使った方が、歯頚部付近は明るくなります。

 

結局、審美性を重視すると、オールセラミックとファイバーポストコアの組み合わが一番いいのです。

 

 

オールセラミックとメタルセラミックの違い

今日は、セラミックの被せ物のお話をします。

皆さんは、セラミックの被せ物には2種類あるのをご存じでしょうか?

一つはメタルセラミック(通称、メタルボンドとも言われる)、もう一つはオールセラミックです。

メタルセラミックはその名の通りで、中に金属が入っています。(上の写真で左側)

オールセラミックもその名の通りで、セラミックだけで作られています。(上の写真で右側)

皆さんは、上の写真をみてどちらのセラミックの方がきれいだと思われますか?

私は、両方とも審美的だと思いますが、より審美的で天然歯に近いのは右側のオールセラミックだと思います。

オールセラミックは天然歯と同じように、光が通過したり、反射したりするので、よりリアルな天然歯に似せることができるのです。

でも問題なのは、それができる上手な歯科技工士さん(セラミスト)が作ってくれるかどうかなのです。

当院では、私と十数年一緒に仕事をしている歯科技工士さん(セラミスト)が、オールセラミックとその周りの天然歯を調和させるために、患者様の歯の色を見に来てくれます。

もし、出来上がり1回目で患者様がセラミックの色や形に納得されなけば、納得されるまで何度でもやり直しをします。

これが、審美歯科を追求する当院のこだわりなのです。

 

大阪府 守口市 大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL (06)-6992-4550

 

 

 

 

差し歯の土台には、何がいいの?(ファイバーポストコアとメタルコアの違い)

今回は、差し歯の土台(心棒)の材質について考えてみましょう。

昔は、金属の土台(メタルコア)を使っていましたが、歯質の薄歯に使うと金属の土台が楔効果になって歯が割れたという経験をしたことがよくありました。

しかし、今ではグラスファイバーの心棒の周りを樹脂を固めたファイバーポストコアというものがあります。

ファイバーポストコア(上の最初の写真)は、歯の象牙質と同じくらいの硬さで、想定外の力が歯にかかったときもファイバーポストコアが折れたり、することが多く、歯の破折のリスクを減らすことができます。

歯が割れなければ、再度その歯を使うことができることが利点です。

メタルコア(上の2番目の写真)にしてもファイバーポストコアにしても、フェルール(上の3番目の写真で、歯肉の上の見えている歯質の部分)が1.5mmの高さは欲しいのですが、それはまた別の機会にお話しします。

 

保険診療でもこのファイバーポストコアができます。

私は、よく使いますが・・・・・ 実は、やり直しの治療(再治療)が大変なのです。

例えば、ファイバーポストを入れてかぶせ物をした歯の根の先に膿がたまって、そのファイバーポストを削りとらなければならない場合などです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を視ながら、処置しないとファイバーポストの除去は難しいのです。

 

なので、当院のようにマイクロスコープを使いこなす歯科医院でないと保険治療でファイバーポストコアをよく使うことができないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

顕微鏡(マイクロスコープ)を使った精密歯科治療と歯の寿命の関係

歯科治療では、口腔内の歯や歯肉という非常に小さな組織を扱わなければなりません。

その小さな歯の虫歯をさらに最小限の範囲で削り、詰め物をしたり被せ物をしたりするのです。

その最小限の大きさの詰め物や被せ物は、精密な精度でピタッと歯に合わないと、歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。

虫歯の原因となるミュータンス菌の大きさは0.5㎛~10㎛と言われています。

精度の悪い詰め物の隙間など簡単にすり抜けてしまいます。

精度の良い歯科治療を求めるには、顕微鏡(マイクロスコープ)を使って高倍率で治療を行うことが重要なのです。

また、歯の根の治療(根管治療)も顕微鏡を用いて歯を拡大して

行わないと、歯の根の神経を見逃てしまいます。

歯科治療をいかに精密に行うことが、治療された歯の寿命を延ばすことに繋がっていきます。

 

守口市 はやし歯科医院ではマイクロスコープ(顕微鏡)を用いて、患者様に精密な歯科治療を提供できるように日々努力しています。

上顎第一大臼歯の根管治療

上顎第一大臼歯の根管(歯の根の入り口の穴)は多くの場合4つ有ることが多いのです。

一昔前までは、歯の根が3つあるので根管の穴は3つあると言われていました。

しかし、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)が使われだした約20年ぐらい前から根管は4つある歯が多いというデータが多い。

また若年者は根管の数が太く、多いが、歳をとるとともに根管も細くなり、もともとが細かった根管は閉鎖されて3根管になるケースも多くなってきます。

若年者の場合は、5根管、場合によっては6根管あるケースを私は経験しています。

 

根管の見落としによる再治療のケースをなくすためにもしっかりと根管を見つけることが大切なのです。

たとえマイクロスコープを使わなくても、口腔内カメラを使用することでその確認を行うことが十分にできます。

根管治療の成功率を上げるためには、しっかりと根管を見て確認という作業が必要なのです。

 

下記に当院で患者様説明用に使っている口腔内カメラで撮影した右上上顎第一大臼歯の再根管治療

(歯の根に膿がたまっていたため治療)の写真です。

①治療前にゴールドの被せ物が被っていた。

②被せ物を外した直後の状態、かなり汚れていて根管が3つしか確認できません。

③4つの根管を見つけて綺麗にしたあとの写真

 

口腔ケアーと喫煙と歯周病の関係

先日、私がある営業マンとお会いしたときの話です。

一流企業でハンサム、身なりも清潔感のある紳士的な方が私の接客を担当されました。

非常に人当たりや感じは良かったのですが、過度に喫煙される方の独特な口臭と歯周病の独特な腐敗臭があまりにも気になり商談を進める気分にはなりませんでした。

私のような経験をされた方は、結構多いのではないでしょうか。

 

営業マンになんら悪気がないのは十分承知しておりますが、タバコを吸う人と吸わないでは明らかにタバコの臭いを感じる嗅覚が違うのです。(非喫煙者の方が敏感です。)

また、歯周病の独特な臭いも本人はわからなくても他人は気づいているということが多々あります。

 

喫煙は、体の毛細血管を収縮させる(血流が悪くなる)作用があり、口腔内の歯肉や粘膜にもその影響が

及びます。健康なピンクの歯肉が喫煙によって毛細血管の血流が悪くなり紫色になるのもこのせいです。

毛細血管の血流が悪くなると歯周病菌が悪さをしても、それと戦ってくれる白血球の運びが悪くなり、歯周病が進みやすいのです。また組織の歯周組織の再生にも悪影響を及ぼします。

 

営業成績を確実にあげ、お客様から好印象を得たいのなら、口臭エチケット、口腔ケア―が大切な要因の一つ

であることに間違いありません。

企業も口腔ケア―の大切さが営業成績に影響を与えるということに早く気付いて頂きたいと切に願っております。

 

 

 

日本歯内療法学会専門医

日本歯内療法学会という根管治療を追求し勉強する学会が認定する

専門医の資格を所有しております。

根管治療5症例を提出しその適正審査と、症例に対して審査管からの口頭試問を受けます。

そして根管治療全般から出題される筆記試験に合格してはじめて

日本歯内療法学会専門医として認められます。

「できるだけ歯を残す(保存する)」という当院のコンセプトを

貫くためにも必要な根管治療の専門医資格です。

これからも当院にお越しになる患者様の「歯を守る」ために

日々努力していきます。

 

 

 

日本歯内療法学会  http://www.jea.gr.jp/ippan/

 

 

美しい横顔の基準、E-ライン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横顔の美しさの基準としてE-ラインという線があります。

(エステティックライン、E-PLANE とも呼ばれます。)

鼻先と顎先を直線で結んだ仮想線です。

このラインより上下口唇がやや内側にあれば理想的なラインと呼ばれています。

この基準は白人を基準に作られてるので、私達日本人では難しい面もあります。

欧米人は鼻が高く、顎先が発達して尖っているので、上下口唇がラインの内側に入ってきます。

しかし、日本人の場合は、欧米人ほど鼻も顎先も発達しておらず、この基準をクリアーするには

難しい場合があります。

(もともと欧米人のような骨格の持ち主ならクリアーできます。)

なので日本人の場合はこのE-ライン上に上下口唇くればOKと言われています。

E-ラインの条件をクリアーするためには、歯科矯正して歯を動かし口唇の位置を変えるか、

美容整形で鼻を高くするか、顎先にヒアルロン酸を入れて尖らすか

で調整するしかありません。

しかし、私達が欧米人の美意識の基準に合わせたいという気持ちは、

欧米人へのあこがれといっても言い過ぎではないのかもしれませんね。

 

矯正治療の重要性

歯並びが悪い場合に最も優先的に考える治療は何だと思いますか?

それは歯科矯正治療です。

矯正治療であれば、歯並びを改善するのにほとんど歯を削らなくてよいということが一番のメリットです。

しかし治療期間が数年単位になるということ、また治療装置の装着ということがデメリットとなります。

では、「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」という治療方法はどうでしょうか?

治療期間を矯正治療よりも短縮できることや、装置を付けなくてよいということが最大のメリットです。

しかし最大のデメリットてしては、歯を多く削ったり、場合によっては歯の神経をとらないといけないことも

あります。

患者様のニーズや治療期間、費用などによってどちらを選択されるかということになります。


しかし、単に「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」治療だけでは、審美的にも機能的にも

非常に難しい場合もあります。

そのような場合は部分的にでも矯正治療を行わなければならないことがあります。

矯正治療の診断を治療計画に反映させることが、もっとも重要なのです。

骨格、例えば上顎骨や下顎骨などマクロの面から診断して治療計画を立てることが歯を削って治療する場合にも

必要なのです。



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2015年夏期休暇のお知らせ

8月13日(木)から8月16日(日)は夏期休暇のため休診となります。


8月17日(月)からは通常通り午前9時より診療を開始いたします。

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審美治療で最も重要なのは仮歯

審美歯科治療、特にセラミック修復治療で最も重要なのは、仮歯の調整なのです。

仮歯もただ歯抜けにならないならなんでもよいというのではなく、最終的に入るセラミックの形や噛み合わせを再現した仮歯に仕上げていく作業というのが最も重要なのです。

その手の込んだ仮歯のことをプロビジョナルレストレーションと呼んでいます。

要は、患者さんが望むセラミックの形や歯の長さを再現した仮歯です。

患者さんがこの仮歯の形に納得してはじめて、私はセラミックの型とりができるわけです。

私は全てのプロビジョナルレストレーションはマイクロスコープで調整します。

そうすることで、患者さんが望む審美性の高いセラミックの治療が行えるのです。


下の写真

①(上段左)ープロビジョナルレストレーション

②  (上段右)-プロビジョナルレストレーションで整えた歯肉の形

③  (下段左)-プロビジョナルレストレーションで整えた炎症のない歯肉

④(下段右)ーオールセラミック




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虫歯になりやすい人、なりにくい人

当院で治療を受けに来られる患者様で、歯磨きはさほど悪くないのに虫歯が多数できてしまうという方がよくおられます。

単純に考えると「歯磨きをしていてもブラシが上手く歯に当たっておらず汚れ(歯こう)が残っているために虫歯になる」

と思いがちですが、そう単純なメカニズムではないのです。

 

実は虫歯が起こる要因は、口の中に住んでいる虫歯菌の数(ミュータンス菌やラクトバチラス菌)と歯質(フッ素をどのくらいの頻度使って歯を強くしているのか)、(今までになった虫歯の数や虫歯で抜いた歯はどれくらか)と唾液(口の中を綺麗に洗い流すための唾液量や口の中の歯が溶ける酸性を中性に戻す力はどれくらいか?)食物(飲食回数は一日何回か?間食は?)と歯全体に磨き残されている歯こう(プラ-ク)の量などを総合的に見て虫歯になり易いか、なりにくいかがわかります。

また、虫歯を削って治すべきなのか?経過観察で歯の再石灰化(自己修復)を期待するのか?などの判断材料となります。

 

なので、歯をしっかりと磨いているのに虫歯になりやすい方は、虫歯菌の数や歯質、唾液、食事などで問題がある場合が多いのです。

最近では虫歯予防にフッ素入りの歯磨き粉を使いましょうとよくCMで宣伝しています。

歯質を強くするという意味では確かにそうなのですが、他の問題もバランスよく解決していかないと

虫歯予防の効果は薄れてしまいます。

なんでもそうですがバランスが一番大切なののですね。

 

 

歯周病は生活習慣病

生活習慣病と言えば、肥満や糖尿病を想像される方が多いのではないと思いますが、歯周病もその一つであると言えます。

毎日の歯磨きを怠けたり、喫煙などの生活環境が歯周病の進行に大きく影響します。

また、歯周病が肥満や糖尿病、心血管系疾患(高血圧症や心不全、心筋梗塞、冠動脈疾患など)を悪化させたり、

逆に、糖尿病や喫煙が歯周病を進行させるなど互いに相関関係があることが知られています。

歯周病が全身疾患を引き起こす要因となっているケースは、糖尿病、心血管系疾患、呼吸器疾患、早産、低体重児出産などがあげられます。

一方、全身疾患を改善することで歯周病の改善につながるケースとして「糖尿病の治療」や「禁煙」などで歯周病の改善につながります。

近年、特に歯周病と全身疾患の関連性がクローズアップされています。

歯周病が私達の全身の健康に関係し、歯周病治療がいかに重要であるかということはまぎれもない事実です。



歯髄(歯の神経)保存

神経(歯髄)の近くまで進行した深い虫歯があります。

はたして神経(歯髄)は残せるのでしょうか?

3MIXを使えば残せるのでしょうか? 

MTAセメントを使えばのこせるのでしょうか?

 

特殊な材料を使ったから、特殊な方法を用いたから神経は残せるのです。

という考えは、誤解を招くのです。

歯の神経(歯髄)を残せるかどうかというのは、虫歯で症状がどのくらい進んでいるのかを審査・診断する必要があります。

自発痛があるのかないのか?

自発痛あっても間歇的なのか、持続的なのか?

温度刺激で、冷たいもの、熱いもの、がしみるかどうか?

電気刺激の反応はどうか?

歯をコンコンとたたいたときに響くかどうか?

レントゲン上で歯髄まで虫歯が達しているかどうか?

虫歯を除去し仮詰めして痛みがなくなるかどうか?

など総合的に判断して歯の神経(歯髄)を残すことができるか、できないかを決めます。

 

また神経を残せたとしても定期的に神経が生きているかどうかをチェックする必要があります。

神経を残す処置をして最初は冷たい物がしみていたのにいつの間にかしみなくなったら神経が死んでいたということも

しばしばあります。

歯髄を保存する治療は、保存する処置をしたから100%成功するというのではなく

処置後の歯髄の回復力に全てをゆだねているといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

歯科治療は審査・診断・治療計画が重要

歯科治療で最も重要で難しいのは、患者様のお口の中の状態を

審査・診断してどのように治すか治療計画を立てることなのです。

最終の仕上がりをイメージしてしてから治療を行わないと目標がないのです。

歯の一本一本の形・大きさ・長さ、歯並び、かみ合わせ、歯肉のラインなどの最終形をイメージするものが診断用ワックスアップです。(上記の写真)


この診断用ワックスアップ通りの最終形にするには、矯正治療が必要なのか?

歯を削らなければならないのか?噛み合わせを変える必要があるのか?など

いろいろな歯科の技術の引き出しを総動員して考えなければならないのです。

また、治療後もイメージ通りに治療ができたのか?もっといい方法がなかったのか?など

再度その行った治療計画について検討することも大事なのです。

歯科治療は、人(歯科医師)が行った歯の修復処置です。

なんでもそうですが、新品より修理したものの方が再度壊れる可能性が高いといえます。

歯の治療も修理したものと同じなので、再度壊れないようにチェックや調整、メンテナンスが必要不可欠なのです。





総義歯(そう入れ歯)は究極の審美歯科

セラミックを入れたり、歯を白くしたり、歯科矯正するだけが審美歯科でしょうか?

特に、笑ったときに見える範囲の口元(前歯から小臼歯ぐらいまで)の歯並びを治したり、歯を白くしたり、セラミックを入れたり

というケースは非常に多く、一般的に審美歯科と呼ばれています。

しかし、実はそのベースとなるのは総義歯(総入れ歯)なのです。

総入れ歯は、全く歯がないところに入れるわけですから、基準が必要なのです。

その基準は、上下くちびると歯の見え方の関係や顔とのバランスなど全ての要素が含まれています。

審美歯科のルーツは総義歯(総入れ歯)にあるのです。

私の中では総入れ歯が上手くつくることができないと審美歯科を語ることはできないのです。

ですので、私は総入れ歯も数多く作ります。

近年、インプラントや審美歯科、顕微鏡治療などがクローズアップされがちですが、総義歯(総入れ歯)、部分床義歯(部分入れ歯)、根管治療、歯周治療、虫歯治療などのベーシックな治療こそがもっとも大切だと私は思います。



審美性の高いセラミック治療で大切なこと










「歯とセラミックの色合わせ」がもっとも大切なポイントの一つです。


上記の写真はシェードガイドという歯の色を見るためためによく使う道具です。


歯とセラミックの色合わせで大切な要素は3つあります。

「明度・彩度・色相」という色の3属性です。

明度というのはその名の通り「色の明るさ」です。

上記の白黒写真で左が一番明るく、右に行くほど暗くなります。


彩度というのは、色の濃さ(鮮やかさ)です。

前歯では犬歯が一番色が濃くなります。


色相とは、色の種類です。

赤茶色・・・A系統

赤みのある黄色・・・B系統

グレー・・・C系統

赤みのあるグレー・・・D系統


当院では、セラミック(特に前歯部などの審美性がもっとも重要視される場所)の色合わせでは、

歯科技工士と歯科医師が一緒に患者様の歯の色や形(大きさ、長さなど)を確認し、共通の情報を共有します。

歯の色や形にこだわったセラミック治療を行うには歯科医師と歯科技工士の共通のイメージや認識が

一致していないと上手くいかないのです。




歯を削る医療機器の滅菌













当院では、歯を削る医療機器を20本以上常備し、

患者様一人一人に清潔に滅菌された医療機器を使用しております。

もちろん治療で使う、ミラー・ピンセット・短針などの基本セットも当然滅菌されております。


去年の各新聞社や週刊誌の記事で歯科に不信感をお持ちになっている方も多いかと思います。

当院は患者様に清潔な環境化で安心して歯科治療を受けて頂けるように、日々の努力しております。

はやし歯科医院は、「患者様が安心できる歯科治療の提供」を目指しております。




拡大して歯科治療を行う重要性















上の写真は上顎第一大臼歯の根管治療時の写真です。

マイクロスコープで見た写真ですが、はっきりと歯が破折していることがわかります。

上顎第一大臼歯は 幅 約10.6mm × 11.8mm とその他の歯に比べて大きい歯になりますが、

それでも約1㎝ぐらいの大きさです。

歯という小さな物体の異常をきめ細やかに探るには拡大して見ることが重要だと思います。

ただ拡大して異常を見つけるだけではなく、その問題点を解決することができるかどうかが最重要課題です。

歯科治療はこのようなミクロからの視点とマクロからの視点(顎顔面・顔貌・顎関節・筋肉・歯ならび・噛みあわせ)

の両方をクローズアップすることが重要であると私は考えています。


保険治療でできる白い歯の被せ物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月から先進医療の保険導入としてCAD/CAM冠という白い被せ物が保険治療でできるようになりました。

(歯科医院により取り扱っているところと扱っていないとろがあります。)

当院では取り扱っております。

 

CAD/CAM冠とは被せ物の形をコンピューターで設計し、一つのブロックの塊から被せ物を削りだします。

今までの被せ物は歯科技工士が手で作っていたのですが、機械が作ってしまうのです。

(コンピュ-タ―の入力は歯科技工士が行います)

 

被せ物の素材は、ハイブリッドレジンという強化樹脂です。

強化樹脂のブロックの使えるメーカーも保険治療では限定されています。

また、適応部位は、上下顎の小臼歯と限られています。

かみ合わせが安定している患者様は適応だと思います。

 

 

 


 


歯医者は歯が痛くなったら行くところ?

皆様、「歯医者には歯が痛くなってから行かれますか?」

歯を治療することは「歯痛をとったり、物を噛めるようにしたり」と大変重要なことなのですが、

最も重要なのは、虫歯や歯周病にならないようにするにはどのようにすれば良いか?

治療が終わったあとに再発しないようにするにはどのようにすればよいのか?

ということなのです。

要は「悪くなる前に歯医者に来ていただいて、事前に予防しましょう」ということです。

「歯医者は歯が悪くなったら行くところ」という固定観念を変える必要があります。

早期に問題を発見できれば、被害を最小限にすることができます。

「歯医者は歯を抜くところ」から、「歯医者は歯を残すことろ」に変えたいというのが私の願いです。

歯に大きな問題が無くても、是非お越しください。





インプラント治療の盲点

現在、インプラント治療を実施される歯科医院は、数多くあります。

皆様はインプラント治療を希望される場合に、どのような考えで歯科医院を選ばれるでしょうか?

「痛くない、腫れない」、「他院でインプラント不可能と言われた難しいケースができる」、「とにかく費用が安い」「多くの実績がある」など、いろいろな選び方があります。

 

しかし、インプラント治療には意外な盲点があります。

各々歯科医院で扱っているインプラントメーカーには、いろいろ種類があり、歯科医院のよって扱っているメーカーが違うことが多いのです。

ある歯科医院でインプラント治療を受けて、何かの事情で他院でインプラントのメンテナンスやクリーニングをする場合は、使用されたインプラントメーカーを把握していないと、問題が起こった場合に他院で扱っていないインプラントメーカーだと対処できないということがよくあります。

また、同じメーカーを扱っていて問題を対処できても、他院なので全額自費扱いになります。

(インプラント治療を受けた歯科医院なら保証期間内は問題が起きても無償のケースが多い)

 

なので、インプラント治療を受けた患者様と治療を行った歯科医師は、末長いお付き合いをしなければなりません。

もし、転勤や引っ越しなので仕方なく転院する場合は、メンテナンスをしてくれる歯科医院を紹介してもらうか、自分の口の中に入っているインプラントメーカーを教えてもらって、そのメーカーを扱っている歯科医院を探す必要があります。

 

インプラント治療をして噛める状態になった後のメンテナンスこそが最も重要なのです。

ご自身の歯であっても割れたり、歯周病でダメになることもあります。

インプラントは人工物なのでもっと繊細になる必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

患者様から出てくる「キーワード」

最近、インターネットで歯科のいろんな情報や専門用語を勉強されてから来院される方がいらっしゃいます。

実際に話されたキーワードの例として、「ラバーダム」「MTA 」「歯根端切除」「う蝕検知液」「ダイアグノデント」「ダイレクトボンディング」「3MIX」などよく調べていらっしゃるなぁと感心させられます。

しかし、実際、「その処置をしないと上手くいかないのか?」「その材料を使えば上手くいくのではないか?」

「その処置をしたが上手くいかなかった」などという内容の話が多いようです。

私は、そのような場合にお話しするのは「実際には、魔法の薬や魔法の治療法はありません。」とアドバイスします。

 

最も大事なのは、治療が必要な歯の検査や診断から治療の基礎手順など、治療の流れやその中で一番大切なキーポイントをおさえられるかどうかで治療の結果がかわってきます。

プラスアルファーで特別な材料や方法を使えばいい結果がでる可能性が上がるのです。

(プラスアルファーを含む治療は保険外治療になります。)

 

また保険治療範囲内でできるのか?という質問もよく受けます。

基本的に保険診療でできる治療内容は決まっており治療方法や使える材料も決められています。

厚労省から決められた治療しか行えません。

また保険治療は短時間で効率よく治療を行わないと治療が進みませんので、

治療の重要ポイントだけを短時間でいかに凝縮させるかという治療になりますのでシンプルですが実は非常に難しい治療なのです。

短時間で必要最低限のクオリティーを盛り込めるかが保険治療の課題になります。

 


 

 

コンビニの数より多い歯科医院

日本全国の歯科医院の数、多いですよね。

歯科医院は約6万8千軒あると言われています。

コンビニエンスストアは約5万軒です。

歯科医院はまだまだ増え続けていますので、このままでいくと数年後にはコンビニの2倍になる可能性が高いです。

なぜそうなったと言うと単に歯科医師の数が多いのです。

歯科医師不足の時代に多くの歯科大学ができたのでそこから当然多くの歯科医師が生まれます。

多くの歯科医師は開業するので、歯科医院が多くなるのは当然のことと言えます。


患者様にとっては選択肢が多くなるのでその点はメリットと言えるかもしれませんが、

「歯医者、多すぎてどこに行ったらいいかわからない」というのも本音ではないでしょうか。

 

「知人など(人伝え)の口コミ」やインターネットなど参考にする方も多いとは思いますが、

結局は、患者様と歯科医師がお互いに治療方針も含めた信頼関係を築けるかどうかで判断するしかないのではと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカと日本の歯に対する意識の違い

日本でもようやく予防歯科という概念が広がりつつありますが、「歯医者は歯が悪くなってから行くところ」

という考えの方がまだまだ多くいらっしゃいます。


アメリカではどうでしょうか?

アメリカは、歯の予防意識が高く「デンタルクリニックは歯が悪くなる前に予防しに行く所」という考えが主流です。

また「白くて、美しい歯」はアメリカ人のステイタスで一般家庭でも子供のころから歯科矯正したりホワイトニング

したりするのが普通です。

男性も女性も歯が美しくないともてません。

また歯が汚いとエチケット違反とみなされ仕事や就職にもマイナスになります。

とにかくアメリカでは歯への意識が高いのです。


ハリウッドスターは男女共、歯が白くて美しいですよね。

日本のように八重歯や歯並びが不ぞろいのアイドルの人気があるのは非常に珍しいことなのです。


これも、日本人とアメリカ人の歯に対する意識の違いから起こる現象なのかもしれません。








日頃から歯をくいしばっていませんか?

最近、日頃から歯をくいしばる患者様が増えています。

「顎の関節(顎関節)や顎周辺のだるさ、歯がジ―ンと浮いたような感じが続く」このような症状の方が多いのです。


このように日頃からくいしばる(歯と歯を咬みあわせる)癖をお持ちの方が多くいらっしゃいます。


通常、人は上下の歯と歯を接触させていません。

歯と歯が接触する時は、食事時の咀嚼や飲み込み(嚥下)、会話などの決まった動作の中で瞬間的に歯と歯を接触させるだけなのです。

なので1日の上下の歯の接触時間は20分以下です。


ストレス社会が原因の一端でもありますが、デスクワークをしたりパソコンをしたり、テレビを見たり、考え事をしたりするときに上下の歯を接触させている方がいらっしゃいます。


強くくいしばっていなくても弱い力で長時間歯と歯を接触させると咬む筋肉が疲労し、歯に負担が掛かり痛みや違和感を感じます。



この癖をTCH (Tooth Contacting Habit) と言います。

この癖は治さなければ症状は改善されません。


「歯を離す」と書かれた付箋や張り紙などを、身の回り(例えばPCで仕事している時はPCに)に張り付けて付箋を見たら

脱力して歯を離す。 これを繰り返すと徐々に体が勝手に覚えて付箋を見なくても、すぐに歯を離すことができる。

効果がでるまで2~3ヵ月はかかりますが、この行動療法で歯や顎の不快症状やトラブルを未然に防ぐことができます。





スタッフの対応で歯科医院がわかる?

とある番組で、こんなことを言っていました。

「歯科医院のスタッフ(受付・助手・衛生士)の患者対応を見るだけでそこの歯科医院の先生がどんな先生かわかる」

さらっと聞くと当たり前のようですが、私にとっては非常に深い考えだと感心させられました。


診る側(歯科医師)と診られる側(患者様)、立場が違うと見えてくる風景や心の動き、考えも違います。

私はいかに診られる側の意図や考え、気持ちをくみ取れるかを大切に考えているのですが、

「当院のスタッフにはちゃんと伝わっているかなぁ」ともう一度考えました。


当院のように小規模な歯科医院では、スタッフが少人数のため、ドクターの考えが伝わり易く、コミュニケーションさえ取れていれば「その歯科医院のカラー」がはっきりとでます。


しかし、中規模・大規模の歯科医院であれば、会社のように組織化して命令系統を作らないとトップの歯科医師の考えや意図

が伝わりにくいのです。

また、小さなクレームでも上層部に報告するためには組織化が必要なのです。


その組織化や命令系統が上手く取れているか取れていないかで、「歯科医院の患者対応力」に差がでます。


当院のように小規模医院であれば、全てに目が行き届くよう努力できますが、決まった数の患者様しか診ることができない。

しかし中規模・大規模歯科医院では、組織化された歯科医院でないとクレーム対応に問題がでてしまう(組織化されていれば問題ありません)が多くの患者様を診ることができる。


「どんな歯科医院でもスタッフ(受付・歯科助手・歯科衛生士など)を見れば、その歯科医院やドクターの雰囲気がわかる」

間違いないと思います。












抜歯になる歯の基準って何?

最近、あるラジオ番組でこんなことを言っていました。

「最近、歯医者ですぐに抜歯してインプラントを勧められるケースが増えている。

歯医者の診療台に乗ってしまうと患者は皆、まな板の鯉になってしまうので

抜歯を勧められてもその場ではすぐに答えを出さずに一度家に帰って冷静に考えた方がよい。」

という内容でした。

 

では、「抜歯になる歯の基準」とは何なのでしょうか?

それは、診察した歯科医師がこの歯は保存不可能と考えれば抜歯という判断になります。

ですから、歯科医師のそれぞれの考え方が違うと抜歯の基準も違ってくるのです。

 

インプラントに自信のある先生はどこまで保存できるかわからない歯を残すよりはすぐ抜いてインプラントを勧めるでしょう。

またインプラントよりも患者様ご自身の天然の歯に勝るものはないという考えの先生は、どうすれば歯を保存できるかを考えるでしょう。

時には、どの歯医者が診てもこれは保存不可能という場合もあります。

 

抜歯の基準や考え方はさまざまです。

患者様が納得のいく抜歯理由であるかどうか?

 

結局、抜歯というのは患者様と歯科医師の間の信頼関係がもっとも大切なのではないでしょうか?

 

 

 


2015年明けましておめでとうございます。

2015年1月、新しい年を迎えました。

本年もよろしくお願い致します。

2015年1月 はやし歯科医院は、完全リニューアルオープンから5年経過しました。

今年も「患者様の天然歯を残す」という考え中心に歯科医療に取り組んでいきます。

これからも皆様の歯を守るために常に新しい知識を学び、技術を磨いて参ります。

年末、年始 診療時間

2014年も残すところ約1週間あまりとなりました。

今年も多くの患者様に来院頂きありがとうございました。

予約が取りにくく患者様にご迷惑をおかけすることが多々ございましたことお詫び申し上げます。

できるだけ多くの患者様の歯を守ることを来年度の目標としております。

また来年度は「天然歯を守る」たのにさらに新しい試みにチャレンジ致しますので、

患者様に治療の一つオプションとしてご提示できると思います。

はやし歯科医院は、「皆様の歯を守るために」まだまだこれから進化し続けます。


2014年12月27(土)午前中まで診療

2015年1月5日(月)より年始仕事始め


はやし歯科医院   副院長 林 邦彦







歯髄(歯の中の神経)を残す

東京医科歯科大学に「歯髄を残すために」と言う講演を聴いてきました。

 

少し内容をお話すると

虫歯治療時や歯がかけて神経が直接出てしまった時などに

その露出した神経を保護するための材料にMTAセメントが使われる傾向にあります。

 

MTAセメントはポートランドセメントと言われるセメントで要は工業用のセメントの成分を歯科用にしたものです。

封鎖性が良いのと多少殺菌作用が望めること

また神経が露出しセメントで覆った下に硬組織形成

(神経の出た所に新しく壁ができる)という効果が望めます。

 

ですのでこの材料が最近では使われる傾向にあります。

 

しかしこの材料を使ったから、全てが上手く良く(神経が残せる)

というわけではなく、「本当に神経が残せる症例なのか?」

という審査、診断が結局は大切なのです。

 

いい材料ができたから、歯科治療が全て上手くいくということはありえません。

結局は全ての歯科治療において審査、診断ができないと治療の成功率を上げることができないという点のおいてはなにもかわらないのです。

 

根管治療 VS 歯冠修復(被せ物)

根管治療(歯の根の治療)をした歯を、歯冠修復(被せ物をする)をする場合も多いかと思います。

 

根管治療も、歯冠修復も両方成功すればその歯の治療は成功するのは、皆様もおわかりだと思います。

 

では・・・

 

①根管治療が上手くでき、歯冠修復が悪い(削った歯と被せ物がっかりと合っていない)場合は、その歯の治療の成功率はどうでしょうか?

 

②根管治療が悪く、歯冠修復が良い場合、その歯の成功率はどうでしょうか?

 

そのような研究をした文献があります。

 

結果は、根管治療も歯冠修復処置も両方上手くできないと、その歯の治療は成功しませんよ。

 

というものでした。

 

私は、根管治療だけでなく歯冠修復処置(歯を削って被せ物をする処置)にもかなりの力を入れております。

 

最終の被せ物の形をイメージしていかに歯を削るか。

歯と被せ物もつなぎ目をいかにスムーズに仕上げるか。

つなぎ目と健康な歯肉の良好な関係をいかに保つか。

 

大切なことばかりです。

 

要は、根管治療も歯冠修復治療も両方上手く治療しなればならないのです。

 

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿というのをご存知でしょうか?

 

 

 

治療する歯にゴムを張って唾液から守る。

 

 

 

 

唾液が入らないようにして治療の成功率をあげる手段の一つです。

 

私はマイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いて治療を行うことが多いので、ラバーダム防湿をすることによって非常に治療に集中できる環境をつくることができるので私のとっては必須アイテムなのです。

 

保険治療であってもこのケースは必要があると判断すると必ず張ります。

 

しかし、ラバーダム防湿すれば、何でもかんでも上手くいくと勘違いしてしておられる患者さんが特にネット上に多いのは事実です。

 

ラバーダム防湿というのは、治療を成功させるために必要な単なる一つの手段に過ぎません。

 

治療を成功に導くための大切な一つのツールであるが、それ以上に治療のための審査診断、治療計画、治療技術、治療評価などもっと重要なファクターが山ほどあります。

 

治療の流れの中でポイントを押さえられるかで治療成績が変わります。

 

要は、総合力です。

 

「ラバーダム防湿」そのことばかりにとわられのは大変危険です。

 

知ってました?保険治療で、第一大臼歯に白い被せ物ができることを

意外と患者様には知られてないのかもしれません。

保険治療でも、第一大臼歯を白い被せ物ができるのです。

ただし、条件があります。

①下顎の第一大臼歯に限られます。

②上下顎両側の第二大臼歯が4本全て残っており、左右の噛み合わせがしっかりとしている。

③過剰な噛み合わせの力が白い被せ物に加わらない。

 

この3つの条件を全て満たしたものに限って保険治療で下の第一大臼歯の白い被せ物が認められています。

 

この白い被せ物は、CAD/CAM冠と呼ばれ、歯の形をプログラミングされたコンピューターと繋がった機械が

強化プラスチック(硬質レジン)のブロックを削りだして歯の形の被せ物をつくるのです。

 

上下の小臼歯は、もうすでにこのCAD/CAM冠で白い被せ物を保険治療で出来るのですが、

2017年12月から、上記の3条件で第一大臼歯もできるようになったのです。

 

ただ、私の経験上、第一大臼歯のCAD/CAM冠は適応症が非常に限られてくると思います。

保険治療でのCAD/CAM冠は硬質レジンといわれる強化プラスチックなので噛み合わせの部分がすり減ってくる

ということと、割れる可能性があります。

また、日常的にくいしばりや歯ぎしりのある患者様が結構多いので、無意識に過剰な噛み合わせの力が被せ物にかかることが多いのです。

なので、かなり慎重に適応症か検討しないと後々、不具合がでることがあります。

奥歯の一番力の掛かる場所(第一大臼歯)に硬いといえどもプラスチックが材料の被せ物なので、

仕方がないのかもしれません。

自費診療にはなりますが、材料面でやはり金合金やセラミックが一番実績があり安心して使えます。

 

 

 

 

歯根が大きく割れている歯は治らない

上のレントゲン写真の右から数えて2番目の歯(左側第二小臼歯)の歯の左側面に大きな黒い像が見えます。

このようなケースは、まず歯根の破折が疑われます。

実際に抜歯すると歯根に縦のヒビが入っておりました。

(歯根をメチレンブルーという特殊な液で染めています。)

このような場合、マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を使おうが、ラバーダム防湿をしようが、

根管治療では治りません。

歯根端切除の外科処置をしようと思うと、歯が割れている部分を全部取るので歯の根がなくなってしまい

これも無理です。

なのでこのケースは、抜歯しか方法がありません。

根管治療で難しいのは、実際に治るのかどうか、歯が割れて抜歯になるのかという診断が最も重要なのです。

しかし、マイクロスコープ、歯科用コーンビームCTなどで検査することも重要ですが、

実際にはこまかい歯のヒビがわからないものもあります。

ですので、総合的に判断して診断をくだすしか方法がないのが難しいところなのです。

 

 

 

最近の子供の歯並び、咬み合わせは問題あり?

6月の時期は、歯科検診をされる学校が多くなります。

昨日は、当院が毎年依頼を受けている学校の歯科検診に行って参りました。

最近の傾向として、子供の虫歯の数は少なくなっていく傾向にあります。

しかし、虫歯のある子は、一本だけというより、多数歯にわたって虫歯がある子も多いのです。

一つは、食事、間食、歯磨きを含めた生活環境に原因があるのではないかと思います。

また、歯並び、咬み合わせ、顎の骨格的に問題のある子供も多いのが現状です。

顎の骨格の発育が悪いと当然、歯並びは悪くなります。

また、上下の顎の大きさのバランスが悪いと出っ歯になったり、受け口になる傾向も見受けられます。

指吸いや口呼吸などの悪習癖も噛み合わせや歯ならびを悪くする原因の一つです。

最近の子供さんは、顎の発育が小さいので歯並びや噛み合わせにどうしても影響してきます。

また、顎関節に問題のある子供さんも増えているように思います。

噛み合わせに問題があると顎関節にも負担が掛かってしまいます。

多くの子供さんに歯科矯正が必要な時代がきています。

 

虫歯がないのに歯が痛い!原因がわからない!

皆さんは、このような経験はないでしょうか?

歯医者で虫歯がないと言われたのに、

「歯がズキズキ痛い、硬い物を食べると痛む。」

一つの可能性として、「歯がひび割れしている。

破折している。」

そのようなケースがよくあります。

写真は、上顎大臼歯に破折線が入っています。

それが原因で痛みがとれず歯の神経を取ったケースです。

また破折線がどのあたりまで入っているか、破折線に隣接している骨がどこまでなくなっているかに

よっても歯の保存ができるかどうか決まってきます。

また、破折線の影響で歯の神経が死んでしまい、歯の根の先が膿んでくるケースもよくあります。

写真のようにはっきりと破折線とわかる場合は、歯の痛みの原因はわかるのですが、

破折線ははっきりとはわからないがその可能性が疑われるケースもあります。

全ての破折がわかるわけではありませんが、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯を観察し歯の破折部を見つけることは、非常に有用性のある検査の一つであると考えます。

しかし、一つの検査だけに頼らず、レントゲンや歯周ポケットの検査や噛み合わせの検査、歯の生死の検査など

多くの検査項目や患者様の歯の症状から総合的に判断して歯の痛みの原因を探るのがベストな方法であると私は考えております。

 

はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

歯科治療はヒューマンエラーとの闘い

歯科治療って難しいですよね。

私は、つくづく思います。

歯科治療は、人の手によって行われるものなので、その人為的なエラーをいかに少なくするか。

そこに歯の寿命は、大きく関係してくるのです。

口の中の環境は、非常に過酷な条件にさらされています。

唾液で、いつも湿っているし、食べ物も食べらければいけません。

虫歯菌や歯周病菌などの細菌もいます。

上下の歯は、咬むと力がかかりそれが歯のストレスや破折の原因になることもあります。

くいしばりや歯ぎしりなどの過剰な力が顎関節や歯や骨や筋肉に掛かりストレスになります。

 

歯科治療は、いかに精度を上げ、ヒューマンエラーを最小限にするかが大切なのです。

それには、顕微鏡などで歯を拡大して治療するのはもちろんのこと、細かい治療手順の確認、

その都度、その都度のチェックがもっとも重要です。

一般的な建築や、ものづくりも同じだと思います。

なので歯科治療は本来、安易に短時間、短期間でできるものではないのです。

患者様自身の将来のことを見据えた歯科治療を望まれるのであれば、

私は喜んでお手伝いさせて頂きます。

 

 

実は、ファイバーポストコアは怖い

歯の根の治療をした後に「今日は、歯の土台を立てます」「土台の型取りをします」と言われた経験はないでしょうか?

土台とは、歯の中に入れる心棒のことです。

この土台の上に最終の被せ物が入るわけです。

 

土台は、昔は、金属で作られていたのですが、近年は樹脂で作られることが多くなってきました。

何故かといいますと、金属は、歯より硬いので、咬む力で歯に楔状の力が働き、それが歯を割る力になるのです。

なので、最近は歯と同じぐらいの硬さの樹脂で作られることが多くなってきました。

歯を割る力をできるだけ軽減するためです。

その樹脂の土台は、グラスファイバーの心棒の周りを樹脂で固めて作られます。

私は、このファイバーポストコアを自由診療でも保険治療でもよく使うのですが、難点があります。

それは、もし、歯の根の治療を再度行わなければいけなくなると、その土台を除去しなければなりません。

その除去が非常に難しいのです。

どこまでが歯なのか、樹脂なのかが非常にわかりにくいのです。

下手をすると歯に穴があく危険性もあります。

しかし、幸いなことに私はマイクロスコープを使った治療に慣れておりますので、慎重に治療すれば、ファイバーポストコア

を除去することができます。

ファイバーポストコアを安全に除去するには、マイクロスコープを使って慎重に治療することが、重要なのです。

 

 

 

 

歯はできるだけ削らない方がいいの?

時々、患者様から言われます。

「歯をできるだけ削らないで治療してください。」

できるだけ無駄に歯を削らないということには賛成なのですが、なんでもかんでも歯を削らずに治療するというのは

違うと思います。

虫歯を除去するために必要最小限に削るというのは正しいと思います。

無駄な歯の削合はしないということです。

しかしその場合、虫歯を除去した部位をレジンと呼ばれる樹脂(プラスチック)や金属、セラミックなどで修復することになります。

上記の人工材料で修復するには、材料の厚みを確保しないとすぐに割れたり、変形して取れたりしてしまいます。

そのため、材料の厚みを確保するために必要な歯の削合はしなけばなりません。

ようは、「材料修復の厚みために必要な歯の削合はしなけばいけません。」

そうしないと、せっかく治療をしても、修復物がもたずに再治療になる可能性が高くなります。

口の中は想像を絶するほど過酷な環境なのですから。

近年、「歯はできるだけ削らないのがいい治療」、「歯をできるだけ残すのがいい治療」

というキャッチフレーズが世の中に浸透してしまい。

歯科治療の本質とは何なのか、ということが置き去りにされているように思えます。

私が考える歯科治療の本質とは、できるだけ再治療のリスクを減らし、患者様自身で日々の口腔清掃しやすい環境を

作り上げることが私の仕事ではないかと考えています。

 

 

大阪府守口市大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL  (06)-6992-4550

とにかく保険治療は難しい

歯科の保険治療は、いかに短時間で、無駄なく、そこそこ良い治療に仕上げるか。

それが一番の課題だと私は考えています。

しかし、「そこそこ良い治療」というのは一体何なのか?

という話です。

私が思うに、レントゲン的にも、実際に治療部位を見てもほぼ問題なく、患者様自身でホームケアーできる状態にすることが

目標なのではないかと考えています。

とにかくどの治療も最低限の時間は掛かります。

さらに、患者様への治療前の説明や治療後の説明時間を加算すると、30分ぐらいは掛かってしまいます。

よく患者様が「先生の歯科医院は、予約が取りにくいよね~(笑)」と仰ります。

私は、いつも患者様にすみませんと謝るのですが・・・・

しかし、治療のクオリティーをある程度保たなければ、処置した歯は健康を保つことができないので、

1日に決まった数の患者様しか診察することができないのです。

(もちろん、急患対応はさせて頂いております。)

私の考えとしては、精密な自費治療のポイントを抑えた簡易版治療が保険治療だと思います。

もちろん、簡易版治療である保険治療では、対応できない歯科治療も多いにあるのは事実です。

 

 

 

歯医者のネット予約

最近は、便利になりました。

歯医者予約がネットでできる歯科医院も増えてきました。

明日どうしても治療を受けたい場合、患者さんの多い歯科医院は、予約がいっぱいなのが普通ですよね。

たまたまキャンセルがでたとしても、キャンセルのあった時間枠は決まっていますよね。

なので当院は、ネット予約をやめました。

なぜなら、ネットから申し込んで頂いてもアポイントが一週間以上先になってしまうからです。

患者様にご迷惑が掛かりますし、

無理やりアポイントを入れたとしても応急処置だけの数分診療になってしまいます。

それに、ネット予約の返信にタイムラグが生じると、もし緊急処置が必要な場合に適切な処置ができなくなってしまいます。

なので、当院はTEL予約が一番と考えています。

緊急処置が必要である患者様なら、

当院がアポイント調整した時間に処置できますし、じっくりとお話しをしてから治療してほしい患者様は、少し先にはなりますが、アポイントを確実にとることができます。

どんどん便利な世の中になって来ていますが、ちょっとしたボタンの掛け違いで、患者様との関係がうまくいかなくなるのは避けたいですね。

 

 

歯医者がする歯医者選び

先日、私の歯の詰め物がとれました。

ふと、思ったのですが、私は誰に歯科治療してもらったらいいんだろうか?

本当は、自分で自分の治療をしたいのですが・・・

さすがにできませんよね(笑)

歯医者である私が、歯医者選びをする基準は何だろうか?

そう考えたとき、歯医者選びをしている患者様の参考になるのではないかと思いました。

私が、自分の歯科治療をしてもらいたい歯医者選びで何を見るかというと、

歯医者さんの歯科治療に対する姿勢、こだわりがあるかどうかです。

歯科治療は、所詮は、人がする治療なので、いかにヒューマンエラーを小さくするか

ということが一番なのです。

自費治療であれ保険治療であれ、精密治療へのこだわり、姿勢が大切なのです。

 

それから、その先生が信頼できる歯医者さんなのかどうかでしょう。

治療の疑問点や不安に思ったことに対して明確に答えてくれる。

また、治療結果を隠さずに見せてくれるというのも大切だと思います。

 

あとは、歯科治療の痛みに対して対処してくれる、気づかってくれる歯医者さんでしょうね。

 

歯医者である私は、上記の条件で、自分の歯を治療してもらう歯医者選びをします。

 

皆さまが考える歯医者選びと比べて違いはありましたか?

 

何か参考になれば、幸いです。

 

 

守口市 はやし歯科医院

院長 林 邦彦

 

 

 

守口市 はやし歯科医院に幸福の花が開いた!!

皆さま、写真の木の花を見たことがあるでしょうか?

はやし歯科医院開業7年目になりますが、初めてこの木の花が咲きました。

調べてみると、「幸福の木」だそうです。

朝昼はしぼんでいるのですが、夜になると白い花が開きます。

 

私が院長に就任するのと同時に幸運の木の花が初めて咲いたので、私にとっては非常に縁起がいいです。

はやし歯科の従業員、患者様にも幸福が訪れるように願っています。

 

 

はやし歯科医院 院長 林 邦彦

 

 

 

 

 

2017年 4月から、守口市 はやし歯科医院は新体制でスタートします。

2017年4月より、守口市 はやし歯科医院 は、私(林 邦彦)が院長としてスタートします。

これからも、多くの患者様の歯を守るために日々努力をして参ります。

当院では、保険診療でも自由診療でも患者様ごの希望の治療方法で治療を行っております。

自由診療だけでなく保険診療も治療精度を重視し、今後虫歯になりにくい、再治療しなくてもいい治療を心がけています。

また、治療精度と同じくらい重要なのは、治療後のメンテナンス(定期検診)です。

虫歯や歯周病が進行していないかをチェックし、咬み合わせの調整、歯のお掃除、ブラッシング指導、フッ素塗布などの歯の予防処置が重要です。

この点も今まで以上に力を入れて、歯科衛生士を始めとしてスタッフ一同、皆さまの歯の健康をサポートさせて頂きます。

何かご相談がございましたらTEL又はメールにてお問い合わせ下さい。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

はやし歯科医院

TEL:  06-6992-4550

E-mail:  hayashi.dental.clinic@gmail.com

 

林 邦彦

 

 

 

 

 

 

虫歯になりにくい被せ物って何でしょうか?

「セラミックや自費の被せ物にすれば、虫歯になりにくいのですか」と患者様から質問されることが多々あります。

皆さまも、費用を掛ければ虫歯になりにくいような気がするのではないでしょうか?

私の見解を申し上げると答えは「NO!!」です。

なぜでしょうか?

セラミックなどの材質は確かにツルツルして汚れは付きにくいのは確かです。(材質的は最高です。)

しかし、それだけではダメなのです。

一番大切なのは、被せ物と削った歯の境(つなぎ目)いかにピタッと適合しているか?ということがポイントになります。

要は、精密さです!!

セラミックの被せ物を入れても削った歯とのつなぎ目がうまく合っていないと簡単に虫歯になります。

逆を言うと保険治療の被せ物でもつなぎ目が上手く合っていれば虫歯になりにくいのです。

しかし保険治療では、治療時間が十分取れないので妥協し必要最小限の精密さを与えるという治療になります。

当院では、この原則を守れば簡単には悪くはなりません。

(定期検診やメンテナンスを十分しての話です。)

では、セラミック治療やその他の自費治療は、保険治療とは何が違うのでしょうか?

それは、患者様に、十分な治療時間を費やすことができるので、精密さを追求することができるのと虫歯になりにくい清掃しやすい被せ物の形に修正することができるのです。

そこで重要なのが、被せ物を入れる前の削った歯の形なのです。

上の写真は、歯を削った型取り前の写真ですが、歯肉からの出血が全くありません。

削った歯の型取りをする前にいかに綺麗な歯肉に仕上げておくかということが、最大のポイントになります。

綺麗な型取りができて初めて高精度な被せ物をつくることができるのです。

当院の審美歯科のこだわりは、ここにあります。

それともう一つ大切なのは、私と上手な歯科技工士(セラミスト)が心の通じ合う仕事が出来る事なのです。

 

 

 

 

 

歯の根の治療(根管治療)の際に、金属の異物を除去する方法

皆さま、この器具は何だかお分かりになりますか?

これは根管治療の際に、歯の中に折れた金属があれば、それを撤去する器具なのです。

銀色の細い棒の先から細いワイヤーの輪っかが出て来て、折れた金属に引っ掛けるんです。

わかりやすく言うと、カーボーイが馬に乗って縄の輪っかをふり回して牛を捕まえるイメージです。

折れた金属が歯の中にあっても、それ自体は悪さはしないので大きな問題はありません。

ただ、折れた金属をとらないとその下の根の先の病気まで届かないことが時々あります。

この器具は、そのような時に折れた金属を取る強い味方なのです。

2枚目の写真は、折れた金属を輪投げのように取ったところです。

もちろんこの治療をするには、マイクロスコープ(顕微鏡)を使っての治療が必須になります。

 

 

周りの歯と調和した自然なオールセラミックを入れるには!

今日は審美歯科の主役、オールセラミックについてお話しします。
オールセラミックは、前歯などの特に審美性の要求されるところでよく使われます。
しかし、オールセラミックを入れれば何でもかんでも綺麗な前歯になるわけではないのです。
重要なのは写真でもわかるように、一番表面の見える部分のセラミックの厚みなのです。
最低1.5ミリはないと、自然な色が出せないのです。
技工士さんが、いろんな色の種類のセラミックを盛り合わせて患者様の歯の色に合ったオールセラミックを作り上げていきます。
厚みがすくないと、色を調整するスペースが少ないので、自然な色をつくる作業が難しくなるということになります。
なので、私は、常に、自分の削った歯の量をチェックし、セラミック厚みをコントロールしといます。
それが唯一できるのが、仮歯なのです。
なので歯を削る量のコントロールと、仮歯の調整の良し悪しが審美歯科歯科の良し悪しを決めると言っても過言ではないのです。

根管治療はこんなにも難しい! 原因は、大臼歯の根管(歯の根の中)の複雑さ

歯を残す根管治療

この写真、何かわかりますか?(笑)

実は、皆さまの口の中にある上顎の大臼歯の写真です。

赤い部分は歯の神経で、5本あるのがお分かりいただけると思います。

それに対して歯の根は、写真の三脚立てのように3本あります。

歯の根が3本だから、神経が3本あるとは限らないのです。

根管治療(歯の根の治療)が難しい理由はここにあります。

しかも、歯の根の神経は、まっすぐではなく、曲がっていたり、網目状になっていたり、とにかく素直ではないのです。

全ての歯の神経を取りきるということは、ある意味不可能なのです。

なので、歯の神経はできる限り取り除き、歯の根の中を細菌に感染させないといことが、一番大切なのです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を用いたとしても、全てが視えるわけではないので無理なものは無理なのです。

でも可能な限り視ながら神経を除去するということに意義があります。

また、洗浄剤、消毒剤、最終に詰める薬をどのタイミングで、どのように使うのかもポイントになるのです。

根管治療がいかに難しいかということが、この複雑な歯の根の神経からおわかりいただけるかと思います。

守口市 はやし歯科医院はこの難しい根管治療に力を入れております。

 

 

 

 

 

 


患者様の気持ちが少しでも和むように・・・

当院では、患者様の気持ちが少しでも和んで頂けるように、

定期的に胡蝶蘭を玄関に飾っております。

今回の胡蝶蘭は色が特に綺麗でした。

これからも患者様を少しでも気持ちよくお迎えできるように、日々努力してまいります。

 

患者様と信頼関係を結べる歯科治療が本当にいい治療だと私は思います。

神経を取った歯が変色した。 白くできるのでしょうか?

今日は変色歯のお話です。

「昔に神経を取った歯が変色してきた。前歯を打ってから黒く変色してきた。」と仰る患者様が時々いらっしゃいます。

取り残した歯の神経組織が変性したり、歯の歯髄内(歯の神経が入っている部屋)での出血が死んだ神経組織が化学変化を起こして黒く変色したりします。

一番簡単は方法は、歯の内部に薬(ホワイトニング剤)を入れ、徐々に歯を白くしていく方法です。

1回~数回で十分白くなります。

これは、ウォーキングブリーチという方法です。

しかし、この方法ですべての変色歯に対応できるわけではありません。

変色の原因によって治療方法は違ってきます。

変色歯でお困りの患者様は、是非ご相談ください。

(最初の写真で向かって右側の歯が黒く変色していますが、ウォーキングブリーチ法で白くなりました。)

 

 

オールセラミックとファイバーポストコア

前回と前々回に、オールセラミックとファイバーポストコアについてお話ししましたが、

この2つは、セットで考えて頂きたいのです。

オールセラミックは、光を通したり反射したり、光の遊びがあるので天然歯に似せることができると説明しましたが、

ファイバーポストコアも光の遊びがあるのです。

差し歯の土台となるコア(心棒)が、金属(メタル)だとそこで光が吸収してしまいオールセラミックが暗く(黒っぽく)見えてしまいます。

この欠点をファイバーポストコアは改善してくれます。

メタルセラミックの場合は、すでに内面に金属が使われていますので、ファイバーポストコアを使おうと金属(メタル)のコアを使おうが

色合いには関係ないです。

ただ、メタルセラミックの歯頚部付近(歯肉の近くの部分)には金属を使わないように、セラミックだけで仕上げたものは、

ファイバーポストコアを使った方が、歯頚部付近は明るくなります。

 

結局、審美性を重視すると、オールセラミックとファイバーポストコアの組み合わが一番いいのです。

 

 

オールセラミックとメタルセラミックの違い

今日は、セラミックの被せ物のお話をします。

皆さんは、セラミックの被せ物には2種類あるのをご存じでしょうか?

一つはメタルセラミック(通称、メタルボンドとも言われる)、もう一つはオールセラミックです。

メタルセラミックはその名の通りで、中に金属が入っています。(上の写真で左側)

オールセラミックもその名の通りで、セラミックだけで作られています。(上の写真で右側)

皆さんは、上の写真をみてどちらのセラミックの方がきれいだと思われますか?

私は、両方とも審美的だと思いますが、より審美的で天然歯に近いのは右側のオールセラミックだと思います。

オールセラミックは天然歯と同じように、光が通過したり、反射したりするので、よりリアルな天然歯に似せることができるのです。

でも問題なのは、それができる上手な歯科技工士さん(セラミスト)が作ってくれるかどうかなのです。

当院では、私と十数年一緒に仕事をしている歯科技工士さん(セラミスト)が、オールセラミックとその周りの天然歯を調和させるために、患者様の歯の色を見に来てくれます。

もし、出来上がり1回目で患者様がセラミックの色や形に納得されなけば、納得されるまで何度でもやり直しをします。

これが、審美歯科を追求する当院のこだわりなのです。

 

大阪府 守口市 大宮通4-11-24

はやし歯科医院

TEL (06)-6992-4550

 

 

 

 

差し歯の土台には、何がいいの?(ファイバーポストコアとメタルコアの違い)

今回は、差し歯の土台(心棒)の材質について考えてみましょう。

昔は、金属の土台(メタルコア)を使っていましたが、歯質の薄歯に使うと金属の土台が楔効果になって歯が割れたという経験をしたことがよくありました。

しかし、今ではグラスファイバーの心棒の周りを樹脂を固めたファイバーポストコアというものがあります。

ファイバーポストコア(上の最初の写真)は、歯の象牙質と同じくらいの硬さで、想定外の力が歯にかかったときもファイバーポストコアが折れたり、することが多く、歯の破折のリスクを減らすことができます。

歯が割れなければ、再度その歯を使うことができることが利点です。

メタルコア(上の2番目の写真)にしてもファイバーポストコアにしても、フェルール(上の3番目の写真で、歯肉の上の見えている歯質の部分)が1.5mmの高さは欲しいのですが、それはまた別の機会にお話しします。

 

保険診療でもこのファイバーポストコアができます。

私は、よく使いますが・・・・・ 実は、やり直しの治療(再治療)が大変なのです。

例えば、ファイバーポストを入れてかぶせ物をした歯の根の先に膿がたまって、そのファイバーポストを削りとらなければならない場合などです。

マイクロスコープ(顕微鏡)を視ながら、処置しないとファイバーポストの除去は難しいのです。

 

なので、当院のようにマイクロスコープを使いこなす歯科医院でないと保険治療でファイバーポストコアをよく使うことができないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

顕微鏡(マイクロスコープ)を使った精密歯科治療と歯の寿命の関係

歯科治療では、口腔内の歯や歯肉という非常に小さな組織を扱わなければなりません。

その小さな歯の虫歯をさらに最小限の範囲で削り、詰め物をしたり被せ物をしたりするのです。

その最小限の大きさの詰め物や被せ物は、精密な精度でピタッと歯に合わないと、歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。

虫歯の原因となるミュータンス菌の大きさは0.5㎛~10㎛と言われています。

精度の悪い詰め物の隙間など簡単にすり抜けてしまいます。

精度の良い歯科治療を求めるには、顕微鏡(マイクロスコープ)を使って高倍率で治療を行うことが重要なのです。

また、歯の根の治療(根管治療)も顕微鏡を用いて歯を拡大して

行わないと、歯の根の神経を見逃てしまいます。

歯科治療をいかに精密に行うことが、治療された歯の寿命を延ばすことに繋がっていきます。

 

守口市 はやし歯科医院ではマイクロスコープ(顕微鏡)を用いて、患者様に精密な歯科治療を提供できるように日々努力しています。

上顎第一大臼歯の根管治療

上顎第一大臼歯の根管(歯の根の入り口の穴)は多くの場合4つ有ることが多いのです。

一昔前までは、歯の根が3つあるので根管の穴は3つあると言われていました。

しかし、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)が使われだした約20年ぐらい前から根管は4つある歯が多いというデータが多い。

また若年者は根管の数が太く、多いが、歳をとるとともに根管も細くなり、もともとが細かった根管は閉鎖されて3根管になるケースも多くなってきます。

若年者の場合は、5根管、場合によっては6根管あるケースを私は経験しています。

 

根管の見落としによる再治療のケースをなくすためにもしっかりと根管を見つけることが大切なのです。

たとえマイクロスコープを使わなくても、口腔内カメラを使用することでその確認を行うことが十分にできます。

根管治療の成功率を上げるためには、しっかりと根管を見て確認という作業が必要なのです。

 

下記に当院で患者様説明用に使っている口腔内カメラで撮影した右上上顎第一大臼歯の再根管治療

(歯の根に膿がたまっていたため治療)の写真です。

①治療前にゴールドの被せ物が被っていた。

②被せ物を外した直後の状態、かなり汚れていて根管が3つしか確認できません。

③4つの根管を見つけて綺麗にしたあとの写真

 

口腔ケアーと喫煙と歯周病の関係

先日、私がある営業マンとお会いしたときの話です。

一流企業でハンサム、身なりも清潔感のある紳士的な方が私の接客を担当されました。

非常に人当たりや感じは良かったのですが、過度に喫煙される方の独特な口臭と歯周病の独特な腐敗臭があまりにも気になり商談を進める気分にはなりませんでした。

私のような経験をされた方は、結構多いのではないでしょうか。

 

営業マンになんら悪気がないのは十分承知しておりますが、タバコを吸う人と吸わないでは明らかにタバコの臭いを感じる嗅覚が違うのです。(非喫煙者の方が敏感です。)

また、歯周病の独特な臭いも本人はわからなくても他人は気づいているということが多々あります。

 

喫煙は、体の毛細血管を収縮させる(血流が悪くなる)作用があり、口腔内の歯肉や粘膜にもその影響が

及びます。健康なピンクの歯肉が喫煙によって毛細血管の血流が悪くなり紫色になるのもこのせいです。

毛細血管の血流が悪くなると歯周病菌が悪さをしても、それと戦ってくれる白血球の運びが悪くなり、歯周病が進みやすいのです。また組織の歯周組織の再生にも悪影響を及ぼします。

 

営業成績を確実にあげ、お客様から好印象を得たいのなら、口臭エチケット、口腔ケア―が大切な要因の一つ

であることに間違いありません。

企業も口腔ケア―の大切さが営業成績に影響を与えるということに早く気付いて頂きたいと切に願っております。

 

 

 

日本歯内療法学会専門医

日本歯内療法学会という根管治療を追求し勉強する学会が認定する

専門医の資格を所有しております。

根管治療5症例を提出しその適正審査と、症例に対して審査管からの口頭試問を受けます。

そして根管治療全般から出題される筆記試験に合格してはじめて

日本歯内療法学会専門医として認められます。

「できるだけ歯を残す(保存する)」という当院のコンセプトを

貫くためにも必要な根管治療の専門医資格です。

これからも当院にお越しになる患者様の「歯を守る」ために

日々努力していきます。

 

 

 

日本歯内療法学会  http://www.jea.gr.jp/ippan/

 

 

美しい横顔の基準、E-ライン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横顔の美しさの基準としてE-ラインという線があります。

(エステティックライン、E-PLANE とも呼ばれます。)

鼻先と顎先を直線で結んだ仮想線です。

このラインより上下口唇がやや内側にあれば理想的なラインと呼ばれています。

この基準は白人を基準に作られてるので、私達日本人では難しい面もあります。

欧米人は鼻が高く、顎先が発達して尖っているので、上下口唇がラインの内側に入ってきます。

しかし、日本人の場合は、欧米人ほど鼻も顎先も発達しておらず、この基準をクリアーするには

難しい場合があります。

(もともと欧米人のような骨格の持ち主ならクリアーできます。)

なので日本人の場合はこのE-ライン上に上下口唇くればOKと言われています。

E-ラインの条件をクリアーするためには、歯科矯正して歯を動かし口唇の位置を変えるか、

美容整形で鼻を高くするか、顎先にヒアルロン酸を入れて尖らすか

で調整するしかありません。

しかし、私達が欧米人の美意識の基準に合わせたいという気持ちは、

欧米人へのあこがれといっても言い過ぎではないのかもしれませんね。

 

矯正治療の重要性

歯並びが悪い場合に最も優先的に考える治療は何だと思いますか?

それは歯科矯正治療です。

矯正治療であれば、歯並びを改善するのにほとんど歯を削らなくてよいということが一番のメリットです。

しかし治療期間が数年単位になるということ、また治療装置の装着ということがデメリットとなります。

では、「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」という治療方法はどうでしょうか?

治療期間を矯正治療よりも短縮できることや、装置を付けなくてよいということが最大のメリットです。

しかし最大のデメリットてしては、歯を多く削ったり、場合によっては歯の神経をとらないといけないことも

あります。

患者様のニーズや治療期間、費用などによってどちらを選択されるかということになります。


しかし、単に「歯を削ってセラミックを被せて歯並びをよくする」治療だけでは、審美的にも機能的にも

非常に難しい場合もあります。

そのような場合は部分的にでも矯正治療を行わなければならないことがあります。

矯正治療の診断を治療計画に反映させることが、もっとも重要なのです。

骨格、例えば上顎骨や下顎骨などマクロの面から診断して治療計画を立てることが歯を削って治療する場合にも

必要なのです。



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2015年夏期休暇のお知らせ

8月13日(木)から8月16日(日)は夏期休暇のため休診となります。


8月17日(月)からは通常通り午前9時より診療を開始いたします。

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審美治療で最も重要なのは仮歯

審美歯科治療、特にセラミック修復治療で最も重要なのは、仮歯の調整なのです。

仮歯もただ歯抜けにならないならなんでもよいというのではなく、最終的に入るセラミックの形や噛み合わせを再現した仮歯に仕上げていく作業というのが最も重要なのです。

その手の込んだ仮歯のことをプロビジョナルレストレーションと呼んでいます。

要は、患者さんが望むセラミックの形や歯の長さを再現した仮歯です。

患者さんがこの仮歯の形に納得してはじめて、私はセラミックの型とりができるわけです。

私は全てのプロビジョナルレストレーションはマイクロスコープで調整します。

そうすることで、患者さんが望む審美性の高いセラミックの治療が行えるのです。


下の写真

①(上段左)ープロビジョナルレストレーション

②  (上段右)-プロビジョナルレストレーションで整えた歯肉の形

③  (下段左)-プロビジョナルレストレーションで整えた炎症のない歯肉

④(下段右)ーオールセラミック




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虫歯になりやすい人、なりにくい人

当院で治療を受けに来られる患者様で、歯磨きはさほど悪くないのに虫歯が多数できてしまうという方がよくおられます。

単純に考えると「歯磨きをしていてもブラシが上手く歯に当たっておらず汚れ(歯こう)が残っているために虫歯になる」

と思いがちですが、そう単純なメカニズムではないのです。

 

実は虫歯が起こる要因は、口の中に住んでいる虫歯菌の数(ミュータンス菌やラクトバチラス菌)と歯質(フッ素をどのくらいの頻度使って歯を強くしているのか)、(今までになった虫歯の数や虫歯で抜いた歯はどれくらか)と唾液(口の中を綺麗に洗い流すための唾液量や口の中の歯が溶ける酸性を中性に戻す力はどれくらいか?)食物(飲食回数は一日何回か?間食は?)と歯全体に磨き残されている歯こう(プラ-ク)の量などを総合的に見て虫歯になり易いか、なりにくいかがわかります。

また、虫歯を削って治すべきなのか?経過観察で歯の再石灰化(自己修復)を期待するのか?などの判断材料となります。

 

なので、歯をしっかりと磨いているのに虫歯になりやすい方は、虫歯菌の数や歯質、唾液、食事などで問題がある場合が多いのです。

最近では虫歯予防にフッ素入りの歯磨き粉を使いましょうとよくCMで宣伝しています。

歯質を強くするという意味では確かにそうなのですが、他の問題もバランスよく解決していかないと

虫歯予防の効果は薄れてしまいます。

なんでもそうですがバランスが一番大切なののですね。

 

 

歯周病は生活習慣病

生活習慣病と言えば、肥満や糖尿病を想像される方が多いのではないと思いますが、歯周病もその一つであると言えます。

毎日の歯磨きを怠けたり、喫煙などの生活環境が歯周病の進行に大きく影響します。

また、歯周病が肥満や糖尿病、心血管系疾患(高血圧症や心不全、心筋梗塞、冠動脈疾患など)を悪化させたり、

逆に、糖尿病や喫煙が歯周病を進行させるなど互いに相関関係があることが知られています。

歯周病が全身疾患を引き起こす要因となっているケースは、糖尿病、心血管系疾患、呼吸器疾患、早産、低体重児出産などがあげられます。

一方、全身疾患を改善することで歯周病の改善につながるケースとして「糖尿病の治療」や「禁煙」などで歯周病の改善につながります。

近年、特に歯周病と全身疾患の関連性がクローズアップされています。

歯周病が私達の全身の健康に関係し、歯周病治療がいかに重要であるかということはまぎれもない事実です。



歯髄(歯の神経)保存

神経(歯髄)の近くまで進行した深い虫歯があります。

はたして神経(歯髄)は残せるのでしょうか?

3MIXを使えば残せるのでしょうか? 

MTAセメントを使えばのこせるのでしょうか?

 

特殊な材料を使ったから、特殊な方法を用いたから神経は残せるのです。

という考えは、誤解を招くのです。

歯の神経(歯髄)を残せるかどうかというのは、虫歯で症状がどのくらい進んでいるのかを審査・診断する必要があります。

自発痛があるのかないのか?

自発痛あっても間歇的なのか、持続的なのか?

温度刺激で、冷たいもの、熱いもの、がしみるかどうか?

電気刺激の反応はどうか?

歯をコンコンとたたいたときに響くかどうか?

レントゲン上で歯髄まで虫歯が達しているかどうか?

虫歯を除去し仮詰めして痛みがなくなるかどうか?

など総合的に判断して歯の神経(歯髄)を残すことができるか、できないかを決めます。

 

また神経を残せたとしても定期的に神経が生きているかどうかをチェックする必要があります。

神経を残す処置をして最初は冷たい物がしみていたのにいつの間にかしみなくなったら神経が死んでいたということも

しばしばあります。

歯髄を保存する治療は、保存する処置をしたから100%成功するというのではなく

処置後の歯髄の回復力に全てをゆだねているといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

歯科治療は審査・診断・治療計画が重要

歯科治療で最も重要で難しいのは、患者様のお口の中の状態を

審査・診断してどのように治すか治療計画を立てることなのです。

最終の仕上がりをイメージしてしてから治療を行わないと目標がないのです。

歯の一本一本の形・大きさ・長さ、歯並び、かみ合わせ、歯肉のラインなどの最終形をイメージするものが診断用ワックスアップです。(上記の写真)


この診断用ワックスアップ通りの最終形にするには、矯正治療が必要なのか?

歯を削らなければならないのか?噛み合わせを変える必要があるのか?など

いろいろな歯科の技術の引き出しを総動員して考えなければならないのです。

また、治療後もイメージ通りに治療ができたのか?もっといい方法がなかったのか?など

再度その行った治療計画について検討することも大事なのです。

歯科治療は、人(歯科医師)が行った歯の修復処置です。

なんでもそうですが、新品より修理したものの方が再度壊れる可能性が高いといえます。

歯の治療も修理したものと同じなので、再度壊れないようにチェックや調整、メンテナンスが必要不可欠なのです。





総義歯(そう入れ歯)は究極の審美歯科

セラミックを入れたり、歯を白くしたり、歯科矯正するだけが審美歯科でしょうか?

特に、笑ったときに見える範囲の口元(前歯から小臼歯ぐらいまで)の歯並びを治したり、歯を白くしたり、セラミックを入れたり

というケースは非常に多く、一般的に審美歯科と呼ばれています。

しかし、実はそのベースとなるのは総義歯(総入れ歯)なのです。

総入れ歯は、全く歯がないところに入れるわけですから、基準が必要なのです。

その基準は、上下くちびると歯の見え方の関係や顔とのバランスなど全ての要素が含まれています。

審美歯科のルーツは総義歯(総入れ歯)にあるのです。

私の中では総入れ歯が上手くつくることができないと審美歯科を語ることはできないのです。

ですので、私は総入れ歯も数多く作ります。

近年、インプラントや審美歯科、顕微鏡治療などがクローズアップされがちですが、総義歯(総入れ歯)、部分床義歯(部分入れ歯)、根管治療、歯周治療、虫歯治療などのベーシックな治療こそがもっとも大切だと私は思います。



審美性の高いセラミック治療で大切なこと










「歯とセラミックの色合わせ」がもっとも大切なポイントの一つです。


上記の写真はシェードガイドという歯の色を見るためためによく使う道具です。


歯とセラミックの色合わせで大切な要素は3つあります。

「明度・彩度・色相」という色の3属性です。

明度というのはその名の通り「色の明るさ」です。

上記の白黒写真で左が一番明るく、右に行くほど暗くなります。


彩度というのは、色の濃さ(鮮やかさ)です。

前歯では犬歯が一番色が濃くなります。


色相とは、色の種類です。

赤茶色・・・A系統

赤みのある黄色・・・B系統

グレー・・・C系統

赤みのあるグレー・・・D系統


当院では、セラミック(特に前歯部などの審美性がもっとも重要視される場所)の色合わせでは、

歯科技工士と歯科医師が一緒に患者様の歯の色や形(大きさ、長さなど)を確認し、共通の情報を共有します。

歯の色や形にこだわったセラミック治療を行うには歯科医師と歯科技工士の共通のイメージや認識が

一致していないと上手くいかないのです。




歯を削る医療機器の滅菌













当院では、歯を削る医療機器を20本以上常備し、

患者様一人一人に清潔に滅菌された医療機器を使用しております。

もちろん治療で使う、ミラー・ピンセット・短針などの基本セットも当然滅菌されております。


去年の各新聞社や週刊誌の記事で歯科に不信感をお持ちになっている方も多いかと思います。

当院は患者様に清潔な環境化で安心して歯科治療を受けて頂けるように、日々の努力しております。

はやし歯科医院は、「患者様が安心できる歯科治療の提供」を目指しております。




拡大して歯科治療を行う重要性















上の写真は上顎第一大臼歯の根管治療時の写真です。

マイクロスコープで見た写真ですが、はっきりと歯が破折していることがわかります。

上顎第一大臼歯は 幅 約10.6mm × 11.8mm とその他の歯に比べて大きい歯になりますが、

それでも約1㎝ぐらいの大きさです。

歯という小さな物体の異常をきめ細やかに探るには拡大して見ることが重要だと思います。

ただ拡大して異常を見つけるだけではなく、その問題点を解決することができるかどうかが最重要課題です。

歯科治療はこのようなミクロからの視点とマクロからの視点(顎顔面・顔貌・顎関節・筋肉・歯ならび・噛みあわせ)

の両方をクローズアップすることが重要であると私は考えています。


保険治療でできる白い歯の被せ物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月から先進医療の保険導入としてCAD/CAM冠という白い被せ物が保険治療でできるようになりました。

(歯科医院により取り扱っているところと扱っていないとろがあります。)

当院では取り扱っております。

 

CAD/CAM冠とは被せ物の形をコンピューターで設計し、一つのブロックの塊から被せ物を削りだします。

今までの被せ物は歯科技工士が手で作っていたのですが、機械が作ってしまうのです。

(コンピュ-タ―の入力は歯科技工士が行います)

 

被せ物の素材は、ハイブリッドレジンという強化樹脂です。

強化樹脂のブロックの使えるメーカーも保険治療では限定されています。

また、適応部位は、上下顎の小臼歯と限られています。

かみ合わせが安定している患者様は適応だと思います。

 

 

 


 


歯医者は歯が痛くなったら行くところ?

皆様、「歯医者には歯が痛くなってから行かれますか?」

歯を治療することは「歯痛をとったり、物を噛めるようにしたり」と大変重要なことなのですが、

最も重要なのは、虫歯や歯周病にならないようにするにはどのようにすれば良いか?

治療が終わったあとに再発しないようにするにはどのようにすればよいのか?

ということなのです。

要は「悪くなる前に歯医者に来ていただいて、事前に予防しましょう」ということです。

「歯医者は歯が悪くなったら行くところ」という固定観念を変える必要があります。

早期に問題を発見できれば、被害を最小限にすることができます。

「歯医者は歯を抜くところ」から、「歯医者は歯を残すことろ」に変えたいというのが私の願いです。

歯に大きな問題が無くても、是非お越しください。





インプラント治療の盲点

現在、インプラント治療を実施される歯科医院は、数多くあります。

皆様はインプラント治療を希望される場合に、どのような考えで歯科医院を選ばれるでしょうか?

「痛くない、腫れない」、「他院でインプラント不可能と言われた難しいケースができる」、「とにかく費用が安い」「多くの実績がある」など、いろいろな選び方があります。

 

しかし、インプラント治療には意外な盲点があります。

各々歯科医院で扱っているインプラントメーカーには、いろいろ種類があり、歯科医院のよって扱っているメーカーが違うことが多いのです。

ある歯科医院でインプラント治療を受けて、何かの事情で他院でインプラントのメンテナンスやクリーニングをする場合は、使用されたインプラントメーカーを把握していないと、問題が起こった場合に他院で扱っていないインプラントメーカーだと対処できないということがよくあります。

また、同じメーカーを扱っていて問題を対処できても、他院なので全額自費扱いになります。

(インプラント治療を受けた歯科医院なら保証期間内は問題が起きても無償のケースが多い)

 

なので、インプラント治療を受けた患者様と治療を行った歯科医師は、末長いお付き合いをしなければなりません。

もし、転勤や引っ越しなので仕方なく転院する場合は、メンテナンスをしてくれる歯科医院を紹介してもらうか、自分の口の中に入っているインプラントメーカーを教えてもらって、そのメーカーを扱っている歯科医院を探す必要があります。

 

インプラント治療をして噛める状態になった後のメンテナンスこそが最も重要なのです。

ご自身の歯であっても割れたり、歯周病でダメになることもあります。

インプラントは人工物なのでもっと繊細になる必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

患者様から出てくる「キーワード」

最近、インターネットで歯科のいろんな情報や専門用語を勉強されてから来院される方がいらっしゃいます。

実際に話されたキーワードの例として、「ラバーダム」「MTA 」「歯根端切除」「う蝕検知液」「ダイアグノデント」「ダイレクトボンディング」「3MIX」などよく調べていらっしゃるなぁと感心させられます。

しかし、実際、「その処置をしないと上手くいかないのか?」「その材料を使えば上手くいくのではないか?」

「その処置をしたが上手くいかなかった」などという内容の話が多いようです。

私は、そのような場合にお話しするのは「実際には、魔法の薬や魔法の治療法はありません。」とアドバイスします。

 

最も大事なのは、治療が必要な歯の検査や診断から治療の基礎手順など、治療の流れやその中で一番大切なキーポイントをおさえられるかどうかで治療の結果がかわってきます。

プラスアルファーで特別な材料や方法を使えばいい結果がでる可能性が上がるのです。

(プラスアルファーを含む治療は保険外治療になります。)

 

また保険治療範囲内でできるのか?という質問もよく受けます。

基本的に保険診療でできる治療内容は決まっており治療方法や使える材料も決められています。

厚労省から決められた治療しか行えません。

また保険治療は短時間で効率よく治療を行わないと治療が進みませんので、

治療の重要ポイントだけを短時間でいかに凝縮させるかという治療になりますのでシンプルですが実は非常に難しい治療なのです。

短時間で必要最低限のクオリティーを盛り込めるかが保険治療の課題になります。

 


 

 

コンビニの数より多い歯科医院

日本全国の歯科医院の数、多いですよね。

歯科医院は約6万8千軒あると言われています。

コンビニエンスストアは約5万軒です。

歯科医院はまだまだ増え続けていますので、このままでいくと数年後にはコンビニの2倍になる可能性が高いです。

なぜそうなったと言うと単に歯科医師の数が多いのです。

歯科医師不足の時代に多くの歯科大学ができたのでそこから当然多くの歯科医師が生まれます。

多くの歯科医師は開業するので、歯科医院が多くなるのは当然のことと言えます。


患者様にとっては選択肢が多くなるのでその点はメリットと言えるかもしれませんが、

「歯医者、多すぎてどこに行ったらいいかわからない」というのも本音ではないでしょうか。

 

「知人など(人伝え)の口コミ」やインターネットなど参考にする方も多いとは思いますが、

結局は、患者様と歯科医師がお互いに治療方針も含めた信頼関係を築けるかどうかで判断するしかないのではと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカと日本の歯に対する意識の違い

日本でもようやく予防歯科という概念が広がりつつありますが、「歯医者は歯が悪くなってから行くところ」

という考えの方がまだまだ多くいらっしゃいます。


アメリカではどうでしょうか?

アメリカは、歯の予防意識が高く「デンタルクリニックは歯が悪くなる前に予防しに行く所」という考えが主流です。

また「白くて、美しい歯」はアメリカ人のステイタスで一般家庭でも子供のころから歯科矯正したりホワイトニング

したりするのが普通です。

男性も女性も歯が美しくないともてません。

また歯が汚いとエチケット違反とみなされ仕事や就職にもマイナスになります。

とにかくアメリカでは歯への意識が高いのです。


ハリウッドスターは男女共、歯が白くて美しいですよね。

日本のように八重歯や歯並びが不ぞろいのアイドルの人気があるのは非常に珍しいことなのです。


これも、日本人とアメリカ人の歯に対する意識の違いから起こる現象なのかもしれません。








日頃から歯をくいしばっていませんか?

最近、日頃から歯をくいしばる患者様が増えています。

「顎の関節(顎関節)や顎周辺のだるさ、歯がジ―ンと浮いたような感じが続く」このような症状の方が多いのです。


このように日頃からくいしばる(歯と歯を咬みあわせる)癖をお持ちの方が多くいらっしゃいます。


通常、人は上下の歯と歯を接触させていません。

歯と歯が接触する時は、食事時の咀嚼や飲み込み(嚥下)、会話などの決まった動作の中で瞬間的に歯と歯を接触させるだけなのです。

なので1日の上下の歯の接触時間は20分以下です。


ストレス社会が原因の一端でもありますが、デスクワークをしたりパソコンをしたり、テレビを見たり、考え事をしたりするときに上下の歯を接触させている方がいらっしゃいます。


強くくいしばっていなくても弱い力で長時間歯と歯を接触させると咬む筋肉が疲労し、歯に負担が掛かり痛みや違和感を感じます。



この癖をTCH (Tooth Contacting Habit) と言います。

この癖は治さなければ症状は改善されません。


「歯を離す」と書かれた付箋や張り紙などを、身の回り(例えばPCで仕事している時はPCに)に張り付けて付箋を見たら

脱力して歯を離す。 これを繰り返すと徐々に体が勝手に覚えて付箋を見なくても、すぐに歯を離すことができる。

効果がでるまで2~3ヵ月はかかりますが、この行動療法で歯や顎の不快症状やトラブルを未然に防ぐことができます。





スタッフの対応で歯科医院がわかる?

とある番組で、こんなことを言っていました。

「歯科医院のスタッフ(受付・助手・衛生士)の患者対応を見るだけでそこの歯科医院の先生がどんな先生かわかる」

さらっと聞くと当たり前のようですが、私にとっては非常に深い考えだと感心させられました。


診る側(歯科医師)と診られる側(患者様)、立場が違うと見えてくる風景や心の動き、考えも違います。

私はいかに診られる側の意図や考え、気持ちをくみ取れるかを大切に考えているのですが、

「当院のスタッフにはちゃんと伝わっているかなぁ」ともう一度考えました。


当院のように小規模な歯科医院では、スタッフが少人数のため、ドクターの考えが伝わり易く、コミュニケーションさえ取れていれば「その歯科医院のカラー」がはっきりとでます。


しかし、中規模・大規模の歯科医院であれば、会社のように組織化して命令系統を作らないとトップの歯科医師の考えや意図

が伝わりにくいのです。

また、小さなクレームでも上層部に報告するためには組織化が必要なのです。


その組織化や命令系統が上手く取れているか取れていないかで、「歯科医院の患者対応力」に差がでます。


当院のように小規模医院であれば、全てに目が行き届くよう努力できますが、決まった数の患者様しか診ることができない。

しかし中規模・大規模歯科医院では、組織化された歯科医院でないとクレーム対応に問題がでてしまう(組織化されていれば問題ありません)が多くの患者様を診ることができる。


「どんな歯科医院でもスタッフ(受付・歯科助手・歯科衛生士など)を見れば、その歯科医院やドクターの雰囲気がわかる」

間違いないと思います。












抜歯になる歯の基準って何?

最近、あるラジオ番組でこんなことを言っていました。

「最近、歯医者ですぐに抜歯してインプラントを勧められるケースが増えている。

歯医者の診療台に乗ってしまうと患者は皆、まな板の鯉になってしまうので

抜歯を勧められてもその場ではすぐに答えを出さずに一度家に帰って冷静に考えた方がよい。」

という内容でした。

 

では、「抜歯になる歯の基準」とは何なのでしょうか?

それは、診察した歯科医師がこの歯は保存不可能と考えれば抜歯という判断になります。

ですから、歯科医師のそれぞれの考え方が違うと抜歯の基準も違ってくるのです。

 

インプラントに自信のある先生はどこまで保存できるかわからない歯を残すよりはすぐ抜いてインプラントを勧めるでしょう。

またインプラントよりも患者様ご自身の天然の歯に勝るものはないという考えの先生は、どうすれば歯を保存できるかを考えるでしょう。

時には、どの歯医者が診てもこれは保存不可能という場合もあります。

 

抜歯の基準や考え方はさまざまです。

患者様が納得のいく抜歯理由であるかどうか?

 

結局、抜歯というのは患者様と歯科医師の間の信頼関係がもっとも大切なのではないでしょうか?

 

 

 


2015年明けましておめでとうございます。

2015年1月、新しい年を迎えました。

本年もよろしくお願い致します。

2015年1月 はやし歯科医院は、完全リニューアルオープンから5年経過しました。

今年も「患者様の天然歯を残す」という考え中心に歯科医療に取り組んでいきます。

これからも皆様の歯を守るために常に新しい知識を学び、技術を磨いて参ります。

年末、年始 診療時間

2014年も残すところ約1週間あまりとなりました。

今年も多くの患者様に来院頂きありがとうございました。

予約が取りにくく患者様にご迷惑をおかけすることが多々ございましたことお詫び申し上げます。

できるだけ多くの患者様の歯を守ることを来年度の目標としております。

また来年度は「天然歯を守る」たのにさらに新しい試みにチャレンジ致しますので、

患者様に治療の一つオプションとしてご提示できると思います。

はやし歯科医院は、「皆様の歯を守るために」まだまだこれから進化し続けます。


2014年12月27(土)午前中まで診療

2015年1月5日(月)より年始仕事始め


はやし歯科医院   副院長 林 邦彦







歯髄(歯の中の神経)を残す

東京医科歯科大学に「歯髄を残すために」と言う講演を聴いてきました。

 

少し内容をお話すると

虫歯治療時や歯がかけて神経が直接出てしまった時などに

その露出した神経を保護するための材料にMTAセメントが使われる傾向にあります。

 

MTAセメントはポートランドセメントと言われるセメントで要は工業用のセメントの成分を歯科用にしたものです。

封鎖性が良いのと多少殺菌作用が望めること

また神経が露出しセメントで覆った下に硬組織形成

(神経の出た所に新しく壁ができる)という効果が望めます。

 

ですのでこの材料が最近では使われる傾向にあります。

 

しかしこの材料を使ったから、全てが上手く良く(神経が残せる)

というわけではなく、「本当に神経が残せる症例なのか?」

という審査、診断が結局は大切なのです。

 

いい材料ができたから、歯科治療が全て上手くいくということはありえません。

結局は全ての歯科治療において審査、診断ができないと治療の成功率を上げることができないという点のおいてはなにもかわらないのです。

 

根管治療 VS 歯冠修復(被せ物)

根管治療(歯の根の治療)をした歯を、歯冠修復(被せ物をする)をする場合も多いかと思います。

 

根管治療も、歯冠修復も両方成功すればその歯の治療は成功するのは、皆様もおわかりだと思います。

 

では・・・

 

①根管治療が上手くでき、歯冠修復が悪い(削った歯と被せ物がっかりと合っていない)場合は、その歯の治療の成功率はどうでしょうか?

 

②根管治療が悪く、歯冠修復が良い場合、その歯の成功率はどうでしょうか?

 

そのような研究をした文献があります。

 

結果は、根管治療も歯冠修復処置も両方上手くできないと、その歯の治療は成功しませんよ。

 

というものでした。

 

私は、根管治療だけでなく歯冠修復処置(歯を削って被せ物をする処置)にもかなりの力を入れております。

 

最終の被せ物の形をイメージしていかに歯を削るか。

歯と被せ物もつなぎ目をいかにスムーズに仕上げるか。

つなぎ目と健康な歯肉の良好な関係をいかに保つか。

 

大切なことばかりです。

 

要は、根管治療も歯冠修復治療も両方上手く治療しなればならないのです。

 

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿というのをご存知でしょうか?

 

 

 

治療する歯にゴムを張って唾液から守る。

 

 

 

 

唾液が入らないようにして治療の成功率をあげる手段の一つです。

 

私はマイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いて治療を行うことが多いので、ラバーダム防湿をすることによって非常に治療に集中できる環境をつくることができるので私のとっては必須アイテムなのです。

 

保険治療であってもこのケースは必要があると判断すると必ず張ります。

 

しかし、ラバーダム防湿すれば、何でもかんでも上手くいくと勘違いしてしておられる患者さんが特にネット上に多いのは事実です。

 

ラバーダム防湿というのは、治療を成功させるために必要な単なる一つの手段に過ぎません。

 

治療を成功に導くための大切な一つのツールであるが、それ以上に治療のための審査診断、治療計画、治療技術、治療評価などもっと重要なファクターが山ほどあります。

 

治療の流れの中でポイントを押さえられるかで治療成績が変わります。

 

要は、総合力です。

 

「ラバーダム防湿」そのことばかりにとわられのは大変危険です。