01日 12月 2018
歯科の自由診療(自費治療)ていったい何だろう?と考えることが時々あります。 「保険治療より見た目がいいから」「セラミックなどの材質が保険の材質よりいいから」 そのように考えておられる患者様も多いのではないでしょうか? 確かにそういう側面もありますが、 もっと大切なのはいかに歯と被せ物のつなぎ目をフィットさせるのか(精密な治療) 周囲の天然歯や歯肉となじみの良いまた清掃しやすい形をつくるか 顎関節や上下の咬み合わせと調和した歯の形態を被せ物に与えるか など、過酷な環境の口の中で長期的に安定した状態を作り出すことが最も大切なことなのです。 もちろん、審美的は色合わせも重要ですが、まずは機能的な面をクリアーさせないと話になりません。 しかし、この機能的に調和、安定した物を作るのが時間がかかるのです。 仮歯の段階で、顎の位置の調整や、咬み合わせの調整、仮歯の形が周囲の歯肉と調和するか、仮歯の中のセメントが破壊されてこないか など多くのテスト項目がありそれをクリアーしないと本番の被せ物の型は取れません。 そのため、仮歯の調整に回数と時間がかかるのです。
25日 11月 2018
先週、東京で日本歯内療法学会専門医の講習会に参加して参りました。 根管治療の専門医は、定期的に専門医のためのセミナーに参加しなければなりません。 今回は、歯の根の治療をした後の 土台をどのようにすればよいかというテーマでした。 具体的には、「土台と歯の隙間からの細菌感染や歯の根の破折をどのように防ぐか?」ということです。 今回のセミナーの内容から、金属の土台と樹脂の土台は、どちらが歯根にとって有利かと言うと、樹脂の土台ということになります。 ただ、注意しないといけないのは、樹脂と歯根がよく接着するので、 もし将来根管治療をやり直すことになるとマイクロスコープを使って確認しながら処置しないと、思わぬ失敗を招くおそれがあります。 そのため、最初からしっかりとマイクロスコープで根管治療を行った上で、樹脂の土台(ファイバーポストコア)を歯につけないと後々に患者様や、再治療を行う歯医者も苦労するのです。
24日 11月 2018
先月、「おおさか健康ねっと」という大阪の健康情報を正確に伝えたいという、Web会社から当院が取材を 受けました。 マイクロスコープを用いた歯科治療の重要性や、当院の治療方針や特色などを取材担当者にお話し、記事にしておられます。 当院での歯科治療を検討しておられる患者様の参考材料になるかと思います。 当院は、セカンドオピニオンの患者様が多数いらっしゃいます。 私の考える患者様への Best Better な治療方法の提案を、患者様に受け入れて頂けるかどうか? 私と患者様との間で歯科治療という同じ目標に向かって進むために、まず信頼関係が築けるかどうかが最も重要な課題だと私は考えています。当院検討の参考材料となれば幸いで御座います。
26日 8月 2018
2018年8月 診療チェアーを増設しました。 患者様が座り心地、寝心地の良いチェアーを選択致しました。 当院では、精密な歯科治療をコンセプトにしています。 患者様一人一人の治療時間を十分に確保するように心がけております。 そのため、患者様の体の負担を最小限にできるようなチェアーを導入しました。 また、チェアー周りのスペースも余裕があり、プライバシーも十分確保できております。 チェアー増設により予約を取りづらい状況を少しでも解消できるように努力しております。
17日 6月 2018
意外と患者様には知られてないのかもしれません。 保険治療でも、第一大臼歯を白い被せ物ができるのです。 ただし、条件があります。 ①下顎の第一大臼歯に限られます。 ②上下顎両側の第二大臼歯が4本全て残っており、左右の噛み合わせがしっかりとしている。 ③過剰な噛み合わせの力が白い被せ物に加わらない。 この3つの条件を全て満たしたものに限って保険治療で下の第一大臼歯の白い被せ物が認められています。 この白い被せ物は、CAD/CAM冠と呼ばれ、歯の形をプログラミングされたコンピューターと繋がった機械が強化プラスチック(硬質レジン)のブロックを削りだして歯の形の被せ物をつくるのです。 上下の小臼歯は、もうすでにこのCAD/CAM冠で白い被せ物を保険治療で出来るのですが、 2017年12月から、上記の3条件で第一大臼歯もできるようになったのです。 ただ、私の経験上、第一大臼歯のCAD/CAM冠は適応症が非常に限られてくると思います。 保険治療でのCAD/CAM冠は硬質レジンといわれる強化プラスチックなので噛み合わせの部分がすり減ってくるということと、割れる可能性があります。
14日 6月 2018
上のレントゲン写真の右から数えて2番目の歯(左側第二小臼歯)の歯の左側面に大きな黒い像が見えます。 このようなケースは、まず歯根の破折が疑われます。 実際に抜歯すると歯根に縦のヒビが入っておりました。 (歯根をメチレンブルーという特殊な液で染めています。) このような場合、マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を使おうが、ラバーダム防湿をしようが、 根管治療では治りません。 歯根端切除の外科処置をしようと思うと、歯が割れている部分を全部取るので歯の根がなくなってしまい これも無理です。 なのでこのケースは、抜歯しか方法がありません。 根管治療で難しいのは、実際に治るのかどうか、歯が割れて抜歯になるのかという診断が最も重要なのです。 しかし、マイクロスコープ、歯科用コーンビームCTなどで検査することも重要ですが、 実際にはこまかい歯のヒビがわからないものもあります。 ですので、総合的に検査して診断をくだすしか方法がないのが難しいところなのです。
13日 6月 2018
6月の時期は、歯科検診をされる学校が多くなります。 昨日は、当院が毎年依頼を受けている学校の歯科検診に行って参りました。 最近の傾向として、子供の虫歯の数は少なくなっていく傾向にあります。 しかし、虫歯のある子は、一本だけというより、多数歯にわたって虫歯がある子も多いのです。 一つは、食事、間食、歯磨きを含めた生活環境に原因があるのではないかと思います。 また、歯並び、咬み合わせ、顎の骨格的に問題のある子供も多いのが現状です。 顎の骨格の発育が悪いと当然、歯並びは悪くなります。 また、上下の顎の大きさのバランスが悪いと出っ歯になったり、受け口になる傾向も見受けられます。 指吸いや口呼吸などの悪習癖も噛み合わせや歯ならびを悪くする原因の一つです。 最近の子供さんは、顎の発育が小さいので歯並びや噛み合わせにどうしても影響してきます。 また、顎関節に問題のある子供さんも増えているように思います。 噛み合わせに問題があると顎関節にも負担が掛かってしまいます。 多くの子供さんに歯科矯正が必要な時代がきています。
09日 6月 2018
皆さんは、このような経験はないでしょうか? 歯医者で虫歯がないと言われたのに、「歯がズキズキ痛い、硬い物を食べると痛む。」 一つの可能性として、「歯がひび割れしている。破折している。」 そのようなケースがよくあります。 写真は、上顎大臼歯に破折線が入っています。 それが原因で痛みがとれず歯の神経を取ったケースです。 また破折線がどのあたりまで入っているか、破折線に隣接している骨がどこまでなくなっているかによっても歯の保存ができるかどうか決まってきます。 また、破折線の影響で歯の神経が死んでしまい、歯の根の先が膿んでくるケースもよくあります。 写真のようにはっきりと破折線とわかる場合は、歯の痛みの原因はわかるのですが、破折線ははっきりとはわからないがその可能性が疑われるケースもあります。 全ての破折がわかるわけではありませんが、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯を観察し歯の破折部を見つけることは、非常に有用性のある検査の一つであると考えます。
31日 5月 2018
歯科治療って難しいですよね。 私は、つくづく思います。 歯科治療は、人の手によって行われるものなので、その人為的なエラーをいかに少なくするか。 そこに歯の寿命は、大きく関係してくるのです。 口の中の環境は、非常に過酷な条件にさらされています。 唾液で、いつも湿っているし、食べ物も食べらければいけません。 虫歯菌や歯周病菌などの細菌もいます。 上下の歯は、咬むと力がかかりそれが歯のストレスや破折の原因になることもあります。 くいしばりや歯ぎしりなどの過剰な力が顎関節や歯や骨や筋肉に掛かりストレスになります。 歯科治療は、いかに精度を上げ、ヒューマンエラーを最小限にするかが大切なのです。 それには、顕微鏡などで歯を拡大して治療するのはもちろんのこと、細かい治療手順の確認、 その都度、その都度のチェックがもっとも重要です。 一般的な建築や、ものづくりも同じだと思います。 なので歯科治療は本来、安易に短時間、短期間でできるものではないのです。 患者様自身の将来のことを見据えた歯科治療を望まれるのであれば、 私は喜んでお手伝いさせて頂きます。 はやし歯科医院
27日 5月 2018
土台は、昔は、金属で作られていたのですが、近年は樹脂で作られることが多くなってきました。 何故かといいますと、金属は、歯より硬いので、咬む力で歯に楔状の力が働き、それが歯を割る力になるのです。 なので、最近は歯と同じぐらいの硬さの樹脂で作られることが多くなってきました。 歯を割る力をできるだけ軽減するためです。その樹脂の土台は、グラスファイバーの心棒の周りを樹脂で固めて作られます。 私は、このファイバーポストコアを自由診療でも保険治療でもよく使うのですが、難点があります。 それは、もし、歯の根の治療を再度行わなければいけなくなると、その土台を除去しなければなりません。 その除去が非常に難しいのです。 どこまでが歯なのか、樹脂なのかが非常にわかりにくいのです。 下手をすると歯に穴があく危険性もあります。 しかし、幸いなことに私はマイクロスコープを使った治療に慣れておりますので、慎重に治療すれば、ファイバーポストコアを除去することができます。 ファイバーポストコアを安全に除去するには、マイクロスコープを使って慎重に治療することが、重要なのです。

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